ニュース
» 2020年10月08日 19時01分 公開

それは、“人間の機微”を見るドラマ――シリーズの全てを見てきた男、坂東工に聞く「バチェロレッテ・ジャパン」(1/3 ページ)

僕はそれを見ていて、美しいとさえ思いましたね――坂東工

[西尾泰三ねとらぼ]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Amazon Prime Videoの婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1が10月9日に配信開始となりました。

バチェロレッテ・ジャパン 坂東工 インタビュー

 容姿端麗、高学歴、高収入のバチェラー(独身男性)を多くの女性が奪い合う“華やかな地獄絵図”を追った「バチェラー・ジャパン」の“男女逆転版”として、才色兼備のバチェロレッテが主役となり、17人の男性候補から1人のフィアンセを選ぶ「バチェロレッテ・ジャパン」。

 バチェラー・ジャパンの全シーズンでホストとして旅路の全てを見届けてきた坂東工さんが、バチェロレッテ・ジャパンでもホストを担当。スーツをビシッと着こなし、優しげな笑みを絶やさず、適度な距離感で参加者らと接する姿はダンディーで、番組に欠かせない存在ですが、坂東さんは、この“男女逆転”をどう感じるのか、本人へのインタビューを通じてじっくりひもといてみました。

バチェロレッテ・ジャパン 坂東工 インタビュー 坂東さんだ! (以下、Phonto by こた

彼女は、最初から、もう、バチェロレッテですよ――

―― はじめまして。バチェラー・ジャパンおよびバチェロレッテ・ジャパン拝見しました。バチェロレッテの配信を待ちわびるあまり、ついうっかりバチェラー・ジャパンを全シーズン10回以上見てしまいましたが、いよいよバチェロレッテ・ジャパン配信ですね。早速ですが、坂東さんから見たバチェロレッテ、福田萌子さんの印象から教えていただけますか。

バチェロレッテ・ジャパン 坂東工 インタビュー 初代バチェロレッテの福田萌子さん

坂東 彼女が最初に車から降りてくる瞬間に、僕も初めて彼女に会うわけですが、降りた瞬間に彼女はバチェロレッテだという説得力、オーラがありましたね。性格も求道者というか、昨日より今日、今日より明日と、自分を律してさらに成長していこうとする姿はもう哲学者か修行僧かというくらい。自分を律するというのはなかなかできることではなくて、そこには本質にたどり着きたいと願う自分自身の姿があるのだと思いました。

―― 歴代のバチェラーとの違いは感じますか?

坂東 シリーズをご覧になっているとお分かりだと思いますが、バチェラーはそれぞれ本当に違う人間で個性があって、スペックはあの通りですから。福田さんは福田さんで素晴らしい。25頭身くらいありますからね(笑)。そういった容姿のことから、考え方、笑ったときのチャーミングさ、彼女の持っているバックグラウンドなども加味して考えると、もう、バチェロレッテですよ。

―― 海外のバチェロレッテをご覧になったことは? 日本版との違いは感じますか?

坂東 何度かあります。やっぱり文化が異なればさまざな部分で違いが生じるものですが。福田さんはグローバルに活躍されていて、非常にワールドワイドというかカルチャーギャップもない方。参加者の方も、ハーフの方もいれば、エバンズ(・マラカイ)さんのようにオーストラリア出身だったり、黄皓さんは中国だったり、そういったダイバーシティがありますね。彼女自身も英語、中国語、イタリア語が話せてもうすごいですよね本当に。

バチェロレッテ・ジャパン 坂東工 インタビュー

男女逆転によるドラマ性の違い「すっごいありました」

―― バチェロレッテは、“バチェラーの男女逆転版”とも言われますが、男女逆転によってドラマ性の違いを感じましたか?

坂東 僕ね、最初はそうしたものはないと思っていたんですけど……すっごいありました

 これまでのバチェラーって、言ってみれば、久保裕丈さん、小柳津林太郎さん、そして友永真也さんという方の物語に見えますが、裏返すと、女性陣のドロドロとした駆け引きや根回しも見どころじゃないですか。これがバチェロレッテでは女性1人に男性17人。僕、思うんですけど、“男らしい”という言葉は、女性のために、そして、“女女しい”という言葉は男性のためにあるなと。

 “女女しい”というのは決して悪い言葉ではないです。意気地がないとか、虚勢を張るとかも多分そうですね。でも、そういうことをしないと、男の人ってなかなかアクセルを踏まない。本当のことを言わないんです。一歩勇気を出して踏んだアクセルは誠実さを伴って、かっこ悪いんだけど、かっこよさにつながっていく。それはまさに“人間が出る瞬間”。僕はそれを見ていて、美しいとさえ思いましたね。

バチェロレッテ・ジャパン 坂東工 インタビュー

―― 長くシリーズを拝見させていただいた中で、結果的に残っていく人は何かしら醸し出すものがあるように感じます。人のコミュニケーションにおいて、その人の人格や人となりといったものはどういう所作や言葉の使い方に表れてくるのでしょう。

坂東 逆説的ですが、用意しないことだと思います。

 やっぱり、みんな自分で筋書きを書いてくるんです。「2人になったらこれを言おう、あれを言おう」とか。で、自己本位になってくるんですよね。

 それはアピールということでいうと、した方がいいときもあるかもしれませんが、それもTPOに依りますよね。では、一番大切なことは何かと考えていくと、自分よりも相手のことを聞きたい、といった“相手ありき”でないと、なかなかコミュニケーションが成立しないのかなと思います。そこには台本なんかないじゃないですか。

―― 確かに。それぞれ頭の中では台本めいたものを組み立てて臨まれているものなんですね。

坂東 台本って魂入れるの大変なんですよ。芝居見てても分かるじゃないですか。(台本に)書かれたものをそのまま言ってみると、かんじゃったりする。それって、心が伴わないからなんです。

バチェロレッテ・ジャパン 坂東工 インタビュー 「相手ありき」のススメ

―― 以前、バチェラーとは話すこともあるが、女性陣とは基本的に全く話さないと明かされていました。バチェロレッテになると、男性陣とは話さないということになるんですか?

坂東 僕自身はバチェラー/バチェロレッテを通して、女性陣、男性陣に対しては、カメラが回っている以外では全く関わりませんし、話しません。僕がどこにいるかさえ、多分彼ら彼女らは知らないと思います。

―― 福田さんとアドバイスのような会話をすることはあるのでしょうか?

坂東 いえ。思うに、彼女は自分の中で、きちんと向き合うことに対して誰かのせいにしない人なんです。彼女自身で悩んで決めていく、いかないといけない。彼女自身も頭のよい方ですから分かってらっしゃる。なので、こと恋愛に関しては、そういう会話は一切ないですね。

バチェロレッテ・ジャパン 坂東工 インタビュー 立ち振る舞いが洗練されている坂東さん

―― これまでのシリーズだと、シーズン2の最後のローズレセモニーが強く記憶に残っているそうですね。バチェロレッテ・ジャパンで印象に残っているシーンを話せる範囲でお聞きしたいです。

坂東 難しいですね……、ここまで毎日、いろんなことが起きるとは思っていなかったです。サービス精神を少しだけ出してお話しするならば……男の涙ってなかなかにきますよ。

 僕が男だからなのかな、男女逆転して、参加者の方が男性になったんですけど、今までは、「この女性残りそうだな」と自分の中で思っちゃうものですけど、今回は誰にも全く何も思いませんでした。僕が女性目線に立つというのも変な話じゃないですか。もちろん、勝ち抜いてきた17人ですから、前提としてみんな個性がありますし、誰が残ろうが全力を出してくれよ、頑張れよ、という気持ちはありました。

―― 完全に見つめる目線が慈愛……。

坂東 応援ですよね。とはいえ、番組ではその立場ではないので、そういうことは一切出しませんけれども、人間としての気持ちはそういうものがありました。

―― 先日、友永さんと岩間さんがご結婚を発表されましたが、シリーズの歴史でそこに至ったケースは稀です。海外のバチェラーだといわゆる一夜を共にするような、肉体的なつながりもストーリーの中に組み込まれていて、日本版ではさまざまな理由からそれがないわけですが、そうしたことも影響しているのでしょうか?

坂東 もちろん、バチェラー/バチェロレッテという番組自体が、結婚に向けたものであるというのは一つのコミットメントとしてあるかもしれません。

 でも、結婚に至らずとも、それは単なる結果で、そこに向かっていこうとする2人がいたことは確かです。例えば一夜をともにすることがないからとか、さまざまな原因はあったとしても、2人の時間というのは必ず育んでいったはず。その中で行われることというのは、やはり男女のことなので、われわれは見守るしかないんですけれど。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2402/26/news043.jpg 生後1カ月赤ちゃん、ママが3時間抱っこで限界→バウンサーに座らせた瞬間 “激おこ”な表情に「かわいい」「ママ頑張りましたね」
  2. /nl/articles/2402/26/news040.jpg 1歳弟を寝かしつける4歳姉、2人の会話が「可愛すぎて泣ける」 “小さなお母さん”の活躍に「いつまでも仲良しでいてね」
  3. /nl/articles/2402/25/news065.jpg 「ほんと愛でしかない」「心から尊敬します」 “6男7女の大家族”うるしやま家のスーパーママ、“15人分のお弁当作り”が神業レベルで称賛の声
  4. /nl/articles/2402/25/news021.jpg 10人目妊娠中の妻、出張に行く夫から突然「疲れた時は冷凍庫を開けて」とLINEがとどき…… 優しいサプライズが140万再生
  5. /nl/articles/2402/26/news110.jpg 永野芽郁、ドラマ役作りで減量していた ミラノでの1枚に「足ほっそい!」「スタイルよすぎ」の声集まる
  6. /nl/articles/2402/25/news014.jpg 母が帰宅したと思って出迎えた猫、ふと顔をあげたら…… 想定外の事態へのリアクションに「いいねを一万個ぐらいあげたい」
  7. /nl/articles/2402/26/news122.jpg 石田ひかり、2人の娘たちが海外へ旅立ちしんみり 子どもの乗る飛行機を「朝まで追跡しておりました」
  8. /nl/articles/2402/26/news125.jpg 「時差投稿」宣言の北斗晶、ブログ写真をよく見てみると……? 白物家電の英語ボタンで示唆「円安だし」
  9. /nl/articles/2402/26/news049.jpg 着古したセーターがリメークで冬に大活躍の日用雑貨に超変身! 古着の意外な再活用が「とても懐かしい気持ちに」と話題に
  10. /nl/articles/2402/25/news007.jpg 【漫画】「愛犬の老いに直面した話」に「泣きました」「まさに同じ気持ち」と8万いいね 家族の老いと喪失に向き合う話に涙
先週の総合アクセスTOP10
  1. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  2. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  3. 宿題する8歳娘と、邪魔しつづける猫を1年記録したら…… 490万再生の愛がつまったやりとりに「最強の名コンビ」
  4. 真田広之の俳優息子、母の手塚理美がエール「彼なりに頑張ってる」 両親ゆずりのルックスに「イケメン」「男前」の声
  5. 野生の鯉を稚魚から育て4年後、判明した事実に飼い主「僕は今まで何を…」 激変した姿に「爆笑してしまいました」
  6. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  7. 食用でもらった車エビ、4歳息子に「育てたい」と懇願され…… 水槽で飼育した貴重な記録に「可愛い姿見せてくれてありがとう」
  8. 2歳娘とパパ、愛と平和しかないやりとりに「100億年分のストレスが消滅した」 涙が出るほど幸せな会話に称賛の声
  9. 3歳双子姉妹、17歳お姉ちゃんを修学旅行で見送ったら…… 寂しくて号泣する様子に「もらい泣きです」「愛されてますね」
  10. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「天までとどけ」長女役、芸能界の「負の連鎖」訴え 主演俳優の“お誘い”拒否し「他の演者やスタッフからも無視」「本当の事なんか誰も話さない」
  2. 田代まさし、南部虎弾さん通夜で“一団”に絡まれる騒動へ……にらみ合いの末に「ちょっと来い」「止めろよお前」
  3. 妊娠中の英俳優、授賞式での“金太郎”ドレスが賛否両論 「半裸の妊婦なんて見てられない」「ホットなママ」
  4. 「変わんないもん俺のと」 所ジョージ、ホンダ軽を超速カスタムで高級外車と“まったく同じ”外見に 「朝から楽しいよ」「完璧!」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「意識もうろう」「何も食べられない」 すい臓がんステージ4の森永卓郎、痩せた顔出しで“最悪の時期”告白 息子は「『死ぬ』が冗談に聞こえなかった」
  7. 授業参観の度に「かっこいい」と言われた父親が10年後…… 「時間止まってる?」と驚愕の声がやまない父子の姿が870万再生
  8. 65歳マドンナ、ワールドツアー中のダンスが“おばあちゃん”だと視聴者衝撃 「もうやめなよ」「こんなふうに終わりを迎えるなんて」
  9. 人気ブロガー医師が4年の闘病の末に42歳で逝去 夫が伝える「素敵な女性がいたということを皆様の心に残していただければ」
  10. 能登半島地震により海底が“隆起”→すさまじい様子を収めた写真に「自然の脅威を感じる」