「知らんかった」「これは分からん」 飛行機の座席にある「呼び出しキャンセルボタン」が初見殺しすぎる(1/2 ページ)

勉強になりました……!

» 2020年10月28日 20時30分 公開
[大泉勝彦ねとらぼ]

 飛行機の座席に付いている、あるボタンを紹介する漫画が「初見殺しがすぎる」「知らなかった」「勉強になった……」と話題になっています。作者は妹さんがキャビンアテンダントだというU-ka(@u_kkaa)さん。

飛行機 座席 ボタン 座席についているボタンでうっかり乗務員を呼び出してしまう人が結構多い。その理由は……(画像:U-ka(@u_kkaa)さんのTwitterより)

 飛行機の座席には、客室乗務員を呼び出す人型のアイコンが書かれたボタン(パッセンジャーコールボタン)が付いています。このボタンの位置は飛行機の機種によって異なりますが、ヒジがちょうど当たる位置や読書灯のボタンなどと混同しやすい、少し紛らわしい位置にある場合もあります。

飛行機 座席 ボタン ヒジが当たって、誤って押してしまう場合も

 その結果、乗務員がいざ呼ばれた席に向かってみると「間違いでした」であることが結構多いのだそうです。「そういえば、CAさんが来て何かご用でしょうか? といわれることがよくある……」という人も。

飛行機 座席 ボタン 実は、その呼び出しを「キャンセルするボタン」がある!
飛行機 座席 ボタン マジ??? 知らんかった……

 そんなときに役立つのは、CAの妹さんいわく、通称「虚無のボタン」。呼び出しボタンのとなりに何も書いていないボタン、「呼び出しキャンセルボタン」があるのでした。コールボタンを間違って押してしまっても、その呼び出しを取り消せるようになっているのです。へぇぇ! 知らなかったです……。

飛行機 座席 ボタン こちらはJALのボーイング 777-300型機のリモコン。確かに「虚無ボタン」は存在していた。どのボタンか分かりますか? やっぱりアイコンだけでは何のボタンか分からないです……(写真:大泉勝彦、以下同)

 初見では何のボタンだか全く想像もできない虚無のボタン、実はしっかり役割があったんですね。

 なお、呼び出しボタンが天井に付いていてそもそも間違えて押してしまいにくい機種や、人型のマークに斜線が引かれて、キャンセルのボタンであることを認識しやすいアイコンに工夫したボタンを搭載する機種もあります。

「天井にある」「少し工夫しているボタン」など──旅客機の「呼び出しボタン/呼び出しキャンセルボタン」いろいろ

飛行機 座席 ボタン JALのボーイング 737-800型機は、天井に呼び出しボタンがある
飛行機 座席 ボタン ANAのエアバス A320neo型機は、アイコンに斜線が引かれていて、キャンセルを示すものと(比較的)分かるボタンだった

 実際に国内旅客機の機材でいくつ確認してみました。

 最近では、JAL(日本航空)のエアバス A350-900型機やANAのボーイング 777-200型機(新仕様)など、各座席にモニターを用意する機種では、コールボタンや読書灯のスイッチもまとめてタッチパネル内に用意することが多くなっています。ヒジなどで気付かずに押して呼んでしまう「無意識の押し間違え」は少なくなっていることでしょう。

飛行機 座席 ボタン ANAのエアバス A320neo型機は、リモコンに加えてタッチパネルモニター内に呼び出しボタンがある場合も

 席に操作リモコンがあっても、呼び出しをキャンセルするボタンがないものもあります。この場合は呼び出しボタンをもう一度押すことでキャンセルできます。

飛行機 座席 ボタン ANAの新仕様のボーイング 777-200型機プレミアムクラス席では、4つあるボタンの左上が呼び出しボタンだった。キャンセルの場合は同じボタンをもう一度押す

 漫画内でU-kaさんの妹さんは「キャンセルボタンのこと思い出してくれるとうれしい」と切実な思いを明かしています。呼び出しボタンは「キャンセルもできる」。この謎の虚無ボタン、正体が分かればこれからは間違えて押してしまっても安心できますね。

画像提供:U-ka(@u_kkaa)さん

大泉勝彦

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた