ニュース
» 2020年12月30日 18時01分 公開

大のアニメ好きたちが選ぶ“もっと評価されるべき2020年アニメ”発表 「放課後ていぼう日誌」「宝石商リチャード氏の謎鑑定」を抑えた1位は?(1/3 ページ)

カルト作「ジビエート」も上位に。

[はるのおとねとらぼ]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 2020年も間もなく終わり。アニメ業界もさまざまな面でCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の脅威にさらされましたが、そんな状況下でも多くの新作が誕生しました。その中には2019年からブームが続く「鬼滅の刃」などの有名作に負けないほどの魅力を持つ作品も多数存在します。

 本稿では、多数のアニメ作品から世評以上の名作を探るため、アニメを週25本以上視聴し続ける“アニメ好き”70人以上を対象に「2020年に放送された中でもっと評価されるべきアニメは?」というアンケートを実施。5作品まで挙げてもらってランキングを作成しました。“巣ごもり”が求められそうな年末年始のアニメ視聴の一助にどうぞ!

3位:放課後ていぼう日誌(4月、7〜9月放送)

(C)小坂泰之(秋田書店)/海野高校ていぼう部

 『ヤングチャンピオン烈』で連載されている、小坂泰之さんによる女子高生釣りマンガが原作。主人公の陽渚たちが暮らす“芦方町”のモデルとなった熊本県芦北町が“令和2年7月豪雨”で被災すると、「ねんどろいど」キャラクターの購入を通じた寄付企画や展覧会での募金箱の設置といった支援を実施したことが話題に(関連記事)。また最近では、ふるさと納税の記念品として進呈されるクリアファイルやラッピング電車として同作が扱われました。

 同作では釣りのマナーについてしっかり触れていることが琴線に触れた人が多かったもよう。「アウトドアものでマナー問題はお約束だけど、生態系や環境保護といったところまで踏み込んでいることを評価したい」というコメントもありました。とはいえ堅苦しい作品ではなく、「釣り未経験だけど、陽渚たちが楽しそうだったからこの夏にやってみた」「放送翌日の夕食は作中に出てきた魚になるくらいに見入った」と、美少女の日常ものや部活ものを得意とする動画工房らしいほのぼのした空気感や丁寧な釣り&料理描写を楽しんだ人も見られました。

「放課後ていぼう日誌」PV第2弾

2位:宝石商リチャード氏の謎鑑定(1〜3月放送)

「宝石商リチャード氏の謎鑑定」第2弾PV (C)辻村七子/集英社・宝石商リチャード氏の謎鑑定製作委員会

 集英社 オレンジ文庫から刊行されている小説が原作の“ジュエルミステリー”。美しき宝石商のリチャードとうかつな大学生・中田正義のコンビが宝石に絡んださまざまな騒動を解決していきます。

 毎話しっかりと面白い宝石絡みの謎解きと並行して、どんどん進展していくリチャードと正義の関係性が印象深かったようで、2人を「2020年のベストカップル賞!」とする評も。また癖の強いゲストキャラクターたち、特に最終盤で登場した正義の父親のインパクトの強さに触れた人が多かったのも印象的。「女性向けと思わがちな作品だけど、絶対に男性でも楽しめるはず」という一作でした。

1位:ID:INVADED イド:インヴェイデッド(1〜3月放送)

「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第4弾PV (C)IDDU/ID:INVADED Society

 「Fate/Zero」や「アルドノア・ゼロ」を手掛けたあおきえいさんが監督を、小説家の舞城王太郎さんがシリーズ構成・脚本を務めるオリジナル作品。殺意によって造られる仮想世界「イド」で得たヒントから、現実世界の殺人事件を解決していく異色のSFミステリーが、もっと評価されるべき2020年アニメランキングの1位となりました。

 「今年一番次回を待ちきれないワクワク感があった」「繰り返し見たくなる伏線の多さに感服」「最初は全く意味が分からなかったけど、毎週設定を理解させながら謎を解いていき、最後にはしっかりと全ての問題を解決して驚いた」とストーリーテリングの巧みさを評価するコメントが多数。「2周目が絶対に面白いから、絶対にこの年末年始に見直す!」との声も見られました。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/05/news021.jpg 柴犬が見つけた瀕死の子猫、最後の力で立ち上がり…… 優しさが救った小さな命が600万再生「感動と感謝です」
  2. /nl/articles/2312/07/news111.jpg 小沢仁志、愛車・マスタングを“世界に一台の色”に大胆カスタム 生まれ変わった姿に「おっほ!」「エルメス着やがった」
  3. /nl/articles/2312/06/news119.jpg 中尾明慶、「金八」で“めちゃくちゃケンカした同級生”と因縁の再会 10年前の悪態謝り倒し「芸能界でおかしくなっちゃった」
  4. /nl/articles/2312/04/news166.jpg アンパンマンの食パンを切ったら…… まさかの中身に「怖い」「うわぁぁぁ!!」など恐怖の声
  5. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. /nl/articles/2312/02/news048.jpg 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  7. /nl/articles/2312/07/news129.jpg 34年前の“伝説の名車”購入のオール巨人、72歳までの歴代免許証をずらり公開 「歴史を感じますね」「いい年の取り方」
  8. /nl/articles/2312/05/news100.jpg 兄犬が大好きすぎる弟犬、お散歩中もピッタリくっついて…… 二度見必至の光景に「迷惑だけどかわいすぎる」の声
  9. /nl/articles/2312/07/news024.jpg 生まれて間もなく捨てられていた保護子猫が“真っ白なエビフライ”に おなかいっぱい食べられるおうちで過ごす姿に心あたたまる
  10. /nl/articles/2312/07/news119.jpg 「ブギウギ」、幻の名曲熱唱に「これ朝ドラなんですか」「凄すぎる」 公式は「できるだけ楽譜に忠実に再現」
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」