「極上の秘密基地?」「果樹園仕様が変態すぎる」 自動車メーカーがオートサロンで披露するはずだった「ブッ飛びカスタムカー」まとめ(1/3 ページ)

中にはやり過ぎってほどの変態カーも。

» 2021年01月19日 15時45分 公開
[松本健多朗ねとらぼ]

 毎年恒例のワクワク魔改造やきれいなお姉さんたくさんなカスタムカーの祭典「東京オートサロン」ですが、2021年は感染症の急拡大を受け、開催が中止に。代わりに、オンラインで楽しめる「バーチャルオートサロン2021」が1月15日に開幕しました。

photo PCやスマホで楽しむ「バーチャルオートサロン2021」。11月30日まで開催

 東京オートサロンは、自動車メーカーや有名チューニングブランドから、アフターパーツメーカー、学生まで、さまざまな企業・団体が作り上げた自慢のクルマとクルマ好きが集結する熱いイベント。ガッツリな“クルマ好き”が多く来場するので、自動車メーカーがニューモデルやコンセプトカーをドーンとお披露目することもあります。

 2021年は急きょバーチャルイベントになりましたが、日産、ダイハツ、ホンダなどが変わらずゴキゲンなカスタムカーを披露。カーライフを「楽しむ」「遊ぶ」、そして「ニューノーマル(新しい常態/あたり前になったこと)への適合」。2021年、自動車メーカーはユーザーにどんなことを提案したいのでしょう。メーカー“純正”のグッを気合いが入ったカスタムカーをざっくりとチェックしましょう。

photo 移動オフィスに進化した「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」(写真:日産自動車) オフィス部分は後ろに引き出すことが可能(写真:日産自動車) 車内にはオフィスチェアやコーヒーメーカーを搭載) ノートe-POWERをスポーティにした「ノート PLAY GEAR CONCEPT」(写真:日産自動車) ドラッグレース仕様の電気自動車「e-DRAG(イードラッグ)」(写真:ホンダアクセス) 内装も軽量化のために必要最小限の構成に(写真:ホンダアクセス) N-ONE RSをベースにヒルクライム仕様にし「K-CLIMB(ケイクライム)」(写真:ホンダアクセス) ハイゼット ジャンボ スポルツァ ハイゼット ジャンボ スポルツァ レーシングドライバー・谷口信輝選手がダイハツのカスタムカーを体験(画像はYoutubeから) 屋根をぶった切った魔改造軽トラ「ハイゼット ジャンボ スポルツァVer.」(画像はYoutubeから) パワーの少なさに驚きつつアクセル全開で走ります コペンを昔のレーシングカー風にしたコペン スパイダーVer. フコペン スパイダーVer. 日産「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」(写真:日産自動車、以下同) 日産「ノート PLAY GEAR CONCEPT」 日産「ノート PLAY GEAR CONCEPT」 ホンダアクセス「e-DRAG(イードラッグ)」(写真:ホンダアクセス、以下同) ホンダアクセス「e-DRAG(イードラッグ)」 ホンダアクセス「e-DRAG(イードラッグ)」 ホンダアクセス「e-DRAG(イードラッグ)」 ホンダアクセス「e-DRAG(イードラッグ)」 ホンダアクセス「e-DRAG(イードラッグ)」 ホンダアクセス「e-DRAG(イードラッグ)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダアクセス「K-CLIMB(ケイクライム)」 ホンダ「FIT e:HEV CROSSTAR カスタム」(ホンダ、以下同) ホンダ「FIT e:HEV CROSSTAR カスタム」 ホンダ「FIT e:HEV CROSSTAR カスタム」 ホンダ「FIT e:HEV CROSSTAR カスタム」 ホンダ「N-VAN カスタム 3rd Place VAN」 ホンダ「N-VAN カスタム 3rd Place VAN」 ホンダ「N-VAN カスタム 3rd Place VAN」 ホンダ「N-VAN カスタム 3rd Place VAN」

「完全に暮らせちゃうよこれ」 どこでも働けるテレワークカー「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」

 日産自動車が提案するのは、広い荷室を持つ商用バンのNV350キャラバンをがっつりと移動オフィス仕様に仕立てた「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」です。

移動オフィスに進化した「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」(写真:日産自動車) 完全な移動オフィス仕様になった「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」。お仕事快適、もう暮らせちゃう(画像:日産自動車、以下同)

 NV350キャラバン オフィスポッドコンセプトは、クルマ1台があれば、好きな場所でいつでもどこでも仕事ができるようにする工夫を設けた、みんなの新たな生活様式に適合するクルマです。2020年11月に快適設備がある個人向け車中泊対応キャラバン「NV350 プレミアムGX BLACK GEAR」を発売しましたが、それよりもさらに快適に仕事ができそうな、そして「リゾート感」も演出したワクワク仕様になっていました。

 車内のオフィススペースは、使うときだけ後ろに引き出して室内を拡張できます。デスクとオフィスチェアがあり、AC100V電源やコーヒーメーカーなども普通に装備します。さらに屋根上には優雅なおくつろぎバルコニーも。何この仕事したくなくなる装備……。だめじゃん(笑)。

オフィス部分は後ろに引き出すことが可能(写真:日産自動車) オフィス部分を後ろに引き出して室内スペースを拡張できる仕掛けを搭載
車内にはオフィスチェアやコーヒーメーカーを搭載) テーブル、PC、オフィスチェア。車内に十分なワークスペースを確保。秘密基地だなこりゃ(画像はYouTubeから)

NV350 車中泊仕様 (参考)2020年11月に発売したアウトドア・車中泊対応のNV350キャラバン プレミアムGX BLACK GEAR

 このほか、フルモデルチェンジしたばかりノート e-POWER(関連記事)をグッとスポーティにカスタムした「ノート PLAY GEAR CONCEPT」も公開しました。

ノートe-POWERをスポーティにした「ノート PLAY GEAR CONCEPT」(写真:日産自動車) ノートe-POWERをスポーティにした「ノート PLAY GEAR CONCEPT」(写真:日産自動車)

 ノート PLAY GEAR CONCEPTは、2021年中頃に搭乗予定の新型EV「アリア」(関連記事)にを連想させるマットグレー塗装+ゴールドを差し入れたカラーテーマに仕立て、エアロパーツやルーフボックスを備えたアウトドア志向のカスタム提案なようです。白赤の“NISMO”やブルーの“AUTECH”の雰囲気とはまた違う純正カスタム済みモデルが登場するのかもしれませんね。

ホンダが2021年度にガチ参戦予定の開発中マシンを公開 「ドラッグレース仕様」のHonda-e、「ヒルクライム仕様」のN-ONE

 ホンダ車の純正アクセサリー/カスタムブランド「Modulo」を展開するホンダアクセスは、かわいいフルEV「Honda e」(関連記事)と、スポーティ軽「N-ONE」(関連記事)をスパルタンなレース仕様車に仕立てたカスタムカーを披露しました。

ドラッグレース仕様の電気自動車「e-DRAG(イードラッグ)」(写真:ホンダアクセス) Honda eのドラッグレース仕様車「e-DRAG」(写真:ホンダアクセス)。こんなかわいい顔して、ゼロヨンかなり速いだろうな……

 中でもすごそうなのはHonda eのカスタムです。改造テーマはドラッグレース。車名は「e-DRAG(イードラッグ)」です。

 そうか。EVなのでそもそも加速がグッと鋭いですからね。余計な内装を外し、ロールバー入れて、バケットシートに代えて、カーボンで補強したCFRPパーツで“大胆に軽量化”。NSX用の17インチホイールとスリックタイヤを組み合わせて、ブッ飛びの性能を見せたいのだそうです。

 しっかし、色がド派手ですね〜!

内装も軽量化のために必要最小限の構成に(写真:ホンダアクセス) 車内も内装まるはがしのスパルタンなレース仕様に

 続くN-ONEも派手で本気なレースカー仕様に。こちらはヒルクライムレースに向けた仕様の「K-CLIMB(ケイクライム)」です。

 ターボエンジンと6速MT仕様のホットグレード「RS」をベースに、カーボン製バンパーと専用サスペンションを搭載。かなりいかつい強そうな顔つきになりました。

N-ONE RSをベースにヒルクライム仕様にし「K-CLIMB(ケイクライム)」(写真:ホンダアクセス) N-ONE RSベースのヒルクライム仕様カスタム「K-CLIMB(ケイクライム)」(写真:ホンダアクセス)

 この2台、ホンダは「展示用のショーカーではなく、鋭意開発中のレース仕様コンセプトモデルだ」としており、2021年3月までに完成、そして「ガチなレース参戦」を目指すとしています。それぞれ公式Webサイトでカラーリングの人気投票を受け付け中。気になったらカラーリング投票、ぜひしてみましょう。

honda レースカーに採用するカラーリング投票も受け付け
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