13年ぶり全面改良、スズキの怪物バイク「隼」がフルモデルチェンジ 速すぎるので二輪車初「スピードリミッター」搭載(1/3 ページ)
こりゃ速そぉぉぉ♪
スズキは2月5日、旗艦スポーツバイクの新型「Hayabusa(ハヤブサ)」を発表。2021年2月末から欧州をはじめ、北米、日本などで販売します。
Hayabusaは、「究極のスポーツバイク」をコンセプトに展開するハイパフォーマンススポーツバイク。初代モデルは1999年登場、時速300キロを悠々出せる高い走行性能とグラマラスな美麗デザインで多くのライダーを虜にしました。
スズキの鈴木俊宏社長本人も「隼ライダー」としてHayabusaを愛車にし好んで乗るモデル(関連記事)で、新型Hayabusaのテストも行っています。
13年ぶりに発表された3代目Hayabusaは、バイクメーカー・各車種喫緊の課題である欧州排ガス規制「ユーロ5(欧州仕様車)」の対応(2021年1月全面導入。クリアできないモデルは新車として生産ができず、絶版を余儀なくされてしまう)とともに、ぬめっとした流麗なボディーラインにシャープなイマドキの意匠や差し色を加え、Hayabusaらしさを残しつつもよりスポーティで迫力あるスタイルに刷新しました。
パワーユニットは最大190馬力(140kW)、最大トルク15.2kgf-m(150Nm)を発生する1340ccの水冷直列4気筒。電子制御スロットルや吸排気の機構変更により低中速域の出力/トルクを高めつつ、空力特性の追求によって高速性能を落とすことなくユーロ5に対応したとしています。
合わせて、より高度な電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」を搭載。運転シーン(サーキット走行/ツーリングなど)や走行状況(天候など)に応じて自分好みの出力特性に切り替えられる「SDMS-α(スズキドライブモードセレクターアルファ)」や、二輪車では世界初(スズキ調べ 2021年2月現在)とする任意設定型の「スピードリミッター」などを備え、高性能であるがゆえ意図せずライダーの能力を超えた“制御不能領域”へ突入してしまわないように支援します。
車体サイズは2180(全長)×735(幅)×1165(高さ)ミリ、重量は約264キロ。シート高800ミリ、WMTCモード燃費はリッター14.9キロ、タンク容量は20リットル。価格は米国市場向けで1万8599ドル(約196万円、2021年2月時点)から。日本でも販売予定としています。
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