ジャスティン・ティンバーレイク、ブリトニーとジャネットに過去の過失を謝罪 「この謝罪は最初の一歩で、過去がなかったことになるわけではない」(1/2 ページ)

配信が始まったブリトニーのドキュメンタリーから再噴出した批判。

» 2021年02月13日 16時10分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 2月12日(現地時間)、米歌手のジャスティン・ティンバーレイクが過去に交際していた米歌手ブリトニー・スピアーズと、2004年スーパーボールのハーフタイムショーで胸を露出するというハプニングを引き起こしてしまった米歌手ジャネット・ジャクソンにInstagramで謝罪しました。SNSに投稿された長文では、自分が白人男性として「ミソジニーや人種差別を容認するシステムからの恩恵を受けている」ことを理解している、と明かしています。

ジャスティン・ティンバーレイク ブリトニー・スピアーズ ジャネット・ジャクソン 批判を受け声明を発表(画像はジャスティン・ティンバーレイクのInstagramから)

 ジャスティンは「メッセージ、タグ、コメント、心配の声を受けて返答したいと思った。僕がこれまでの人生で、問題に加担したこと、軽率な発言をしてしまったこと、また正しいことのために声をあげなかったことについてとても申し訳なく思う」とコメント。「特にブリトニー・スピアーズとジャネット・ジャクソン、それぞれに謝りたい。僕はこの女性たちを気遣っているし、失敗したことを知っているからだ」と個人名を挙げて謝罪しました。

ジャスティン・ティンバーレイク ブリトニー・スピアーズ ジャネット・ジャクソン ジャスティンとの破局が精神面に悪影響を及ぼしたというファンも多数(画像はブリトニー・スピアーズのInstagramから)

 ブリトニーとジャスティンは1999年から2002年まで交際し、破局後にリリースされたジャスティンの曲「Cry Me a River」のMVがブリトニーの不貞をほのめかす内容であったことから、彼女に非難は集中しました。また、ラジオ番組で彼女との性関係の有無について言及してしまい、ファンの怒りを買うことも。

 現在ブリトニーは米Huluでドキュメンタリー「Framing Britney Spears(原題)」の配信がスタートしたばかり。現在も続く父親の成年後見人問題、メディアが彼女のメンタルヘルスに及ぼした影響、ジャスティンとの破局についても描かれています。生活や資産を父親に管理され、まともな状態にないのではと心配するファンがはじめた「#FreeBritney」のハッシュタグは、番組がスタートしてから再加熱しており、ジャスティンを批判する声も噴出。今回の声明はそれに対する返答であるようです。

 また、ジャネットとジャスティンはともに2004年スーパーボールのハーフタイムショーで共演した間柄。「Rock Your Body」をパフォーマンス中に「曲が終わるまでに君を裸にしてみせるよ」という歌詞とともにジャスティンがジャネットの衣装をずらす演出で、誤ってジャネットの右胸を露出してしまった事件がありました。当時2人とも視聴者からの批判を受けながらも、ジャスティンの方は2018年のハーフタイムショーに再出演。ジャネットはいまだ一度も再出演はかなっておらず、公平ではないと感じたファンたちは「#JanetJacksonAppreciationDay」のハッシュタグで意思を表明しました。

ジャスティン・ティンバーレイク ブリトニー・スピアーズ ジャネット・ジャクソン 事件がキャリアに及ぼした影響はジャスティンのものと違うと考えるファンが多いよう(画像はジャネット・ジャクソンのInstagramから)

 またジャスティンは「この業界には大きな欠陥がある」と音楽業界の問題を指摘。「男性、特に白人男性が成功するようにできている。僕は特権階級にいる男性としてこのことに声をあげなければいけない。無知ゆえに、自分の人生で起こっていることなのに気づくことができなかった。でも二度と他人を引きずり降ろして利益を得たくはしたくない」と正直に明かします。

 続けて「僕はキャリアを通してこういうことにしっかりと対応することができなかった。この謝罪は最初の一歩で、過去がなかったことになるわけではないとわかっている。これまでの自分の過失に対して責任とをり、向上し手助けをする世界の一部となりたい。愛する人や、愛した人の幸福が大切だ。僕はもっとよい行いができる、そうしてみせるよ」と力強く結びました。

ジャスティン・ティンバーレイク ブリトニー・スピアーズ ジャネット・ジャクソン これまでメディアに攻撃される2人をかばうコメントがなかったジャスティン(画像はジャスティン・ティンバーレイクのInstagramから)

 ジャスティンの声明には、「誰に何を言われても、謝罪したり変わることに遅すぎるってことはないよ」と10年以上前の過去についての謝罪を評価する声が集まりました。一方で「あなたがブリトニーとジャネットに連絡をとって直接謝ってくれることを願っています」と公の場だけでなく個人的な謝罪を求める声や、「もっとはっきりといってほしい」と過去の行いについて具体的に書かれなかったことを不満に思う声もあがりました。

 現在ジャスティンの配偶者である米女優のジェシカ・ビールは「I Love You」とコメントを付け、夫の声明を支持する気持ちを表明しています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/07/news024.jpg 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  2. /nl/articles/2412/07/news039.jpg コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  3. /nl/articles/2412/05/news178.jpg イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  4. /nl/articles/2412/07/news020.jpg “ひっつき虫”を簡単に取るには…… 身近なアイテムでスッキリするライフハックに「これでイライラしないで取れる」「今度、やってみます」
  5. /nl/articles/2412/07/news018.jpg 赤い毛糸3玉をどんどん編んでいくと……? 完成した“冬のオシャレアイテム”に「わかりやすくて感謝」「編んでみたい!」
  6. /nl/articles/2412/07/news031.jpg マッチョなザクが「ガンプラコンテスト」で大賞受賞 内部に秘密の仕掛けがぎっしり 「誰もが納得の大賞」「これぞオラザク」
  7. /nl/articles/2410/19/news010.jpg 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  8. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  9. /nl/articles/2412/06/news205.jpg 辻希美、長女・希空の幼少期ショット初公開 赤ちゃんの弟を抱っこする、幼いにっこり笑顔がかわいい
  10. /nl/articles/2412/07/news004.jpg 「成長してる!」 小6→中2までドット絵を描き続けたら……? 3年間の変化に「かわいらしい」「うますぎ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」