ベリーベリーショートにずっと憧れていたけれど―― 漫画「髪切って軽く人生変わった話」に「涙が出る」と共感集まる(1/2 ページ)

本人が「もっと短く」と主張しても切ってもらえない難しさ……。

» 2021年02月25日 08時00分 公開
[ねとらぼ]

 ベリーベリーショートにずっと憧れていたけど、「女らしさ」という周囲の固定観念から、なかなかバッサリとは切ってもらえない――。そんな経験をつづった漫画、「髪切って軽く人生変わった話」がTwitterで多くの共感を集めています。投稿したのはTwitterユーザーの“H”さん(@nokonokogiri)。


髪切って軽く人生変わった話


 何年か前、Hさんがアメリカに住んでいたときのこと。当時ベリーベリーショートや丸刈りに憧れ続けていたというHさんは、切った髪を寄付すれば一石二鳥と、ヘアドネーションも兼ねて、長かった髪をばっさりと切ることを決意します。

 しかし予約当日、ベリーベリーショートの写真を見せて「こんな感じにして下さい」とオーダーしたはずが、美容師さんは思ったほどバッサリとは切ってくれません。Hさんは「もっと短く」とお願いしますが、美容師さんは全然短くしてくれず、むしろ「まだ切るの?」とちょっとうんざりしている様子……。結局Hさんは「(もう)これで大丈夫です」とそこで引き下がってしまいます。


髪切って軽く人生変わった話

 また後日、Hさんは別のヘアサロンでも同じようにオーダーしますが、「もっと短く」と主張しても、美容師さんは「これ以上みじかくすると、男の子みたいになっちゃうから」と、やはり思い通りには切ってくれません。Hさん本人はまったく気にしていないのに……。そんなことを何度か繰り返すうち、Hさんは見えない「女らしさ」という境界線のようなものを意識するようになり、「この短さが限界」なんだと半ば諦めてしまいます。


髪切って軽く人生変わった話

 しかし、運命の出会いは突然訪れます。たまたま担当の美容師が休みになり、急きょ代わりの人に切ってもらうことになったHさん。取りあえず「すごく短くしたくて」と伝えると「オーケー、クリッパー(バリカン)は使う?」といきなり大胆な提案! ドキドキしつつ、「うん…つかう…!!」とHさん。ノリノリでカットしてくれる美容師さんに、Hさんもだんだん楽しくなってきて「もっとお願いします!」「もっと?」「もっと!」と大盛り上がり。こうしてHさんは、ようやく望んでいた髪形を手に入れることができたのでした。


髪切って軽く人生変わった話

髪切って軽く人生変わった話

 理想の長さまで切れたことで「やっと自分っぽくなれた感じがした」とHさん。もしかしなくても、自分はベリーベリーショートに憧れていたんじゃなくて「ずっと『自分』になりたかった(戻りたかった)」のかな――そう気付いたのは後になってからのことでした。


髪切って軽く人生変わった話

 Hさんは続くツイートで、「この美容師さんが私の希望を尊重してくれなかったら、私自身すら自分の希望を本当の意味で尊重することができなかっただろうなあと考えて今でも寒気がする時があります」とも投稿。TwitterではそんなHさんの体験に、「涙が出る」「髪型ってメチャクチャアイデンティティだし、大事だよね…」と共感する声が多く寄せられていました。



作品提供:Hさん(@nokonokogiri


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」