ニュース
» 2021年03月11日 17時01分 公開

羽生結弦、震災から10年でコメント発表「数えきれない悲しみと苦しみを……」 自身は仙台市のアイスリンクで被災(1/2 ページ)

羽生選手「あの日のことはすぐに思い出せます」。

[深戸進路,ねとらぼ]

 男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が3月11日、東日本大震災の発生から10年を迎え、公益財団法人日本スケート連盟を通じてコメントを発表。宮城県仙台市出身の羽生選手は震災発生時、同市内の「アイスリンク仙台」で練習中でした。

羽生結弦 フィギュアスケート 東日本大震災 10年アイスリンク仙台 被災 羽生選手(画像はKOSE SPORTS BEAUTY BLOGから)

 「何を言えばいいのか、伝えればいいのか、分かりません。あの日のことはすぐに思い出せます。この前の地震でも、思い出しました」と当時の記憶が鮮明に残っているという羽生選手。

 「10年も経ってしまったのかという思いと、確かに経ったなという実感があります」とオリンピックやフィギュアスケートを通じて被災地の住民と交流を持ってきた10年間を振り返ると同時に、「皆さんの力にもなりたいですけれど、あの日から始まった悲しみの日々は、一生消えることはなく、どんな言葉を出していいのかわからなくなります」と被災者が抱えるあまりにも大きな悲しみに、適切な言葉が見つからないことを正直につづっています。

 それでもこの10年間、震災について多くのことを考え、気づきを得てきたという羽生選手は、「最近は、あの日がなかったらとは思わないようになりました」と心境の変化を告白。

 「きっと皆さんは、想像を遙かに超えるほど、頑張ってきたのだと、頑張ったのだと思います」「すごいなぁと、感動します。数えきれない悲しみと苦しみを、乗り越えてこられたのだと思います」と被災者が積み重ねてきた努力の日々をたたえており、「幼稚な言葉でしか表現できないので、恥ずかしいのですが、本当にすごいなと思います。本当に、10年間、お疲れ様でした」とねぎらいの言葉を贈っています。

羽生結弦 フィギュアスケート 東日本大震災 10年 アイスリンク仙台 被災 仙台市内で自身も被災を経験(画像はKOSE SPORTS BEAUTY BLOGから)

 10年という節目には、「何かが急に変わるわけではないと思います。まだ、癒えない傷があると思います。街の傷も、心の傷も、痛む傷もあると思います」と思いをつづった羽生選手。現在も震災と戦い続ける被災者に向けて、「簡単には言えない言葉だとわかっています。言われなくても頑張らなきゃいけないこともわかっています。でも、やっぱり言わせてください。僕は、この言葉に一番支えられてきた人間だと思うので、その言葉が持つ意味を、力を一番知っている人間だと思うので、言わせてください」と心配りの行き届いた前置きとともに、「頑張ってください」と真っすぐにエールを届けていました。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 誰にもバレずに20年 別荘を解体中にバスルームから“とんでもないモノ”が見つかる 「わけがわからない」と困惑
  2. 「チコちゃん」マナー講師が炎上で、エガちゃんの株が上がってしまう 「エンタメの見本」「エガちゃんはやっぱり偉大」
  3. 「だめだお腹痛い」「大爆笑しました」 榎並大二郎アナ、加藤綾子に贈った“ガチャピン人形”が悲惨な姿になってしまう
  4. ジャガー横田、愛車・BMWが高速手前でエンスト 九死に一生も原因不明の故障に「新車でまだ一年半なのに…」
  5. 「志摩スペイン村」微塵も人がいないのに突如トレンド入り 「にじさんじ」周央サンゴの“正直すぎるレポ”で話題に
  6. 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の所属コミュニティーが声明 商標権の完全放棄を要求
  7. キンコン西野、“勝手に出された婚姻届”にまさかの展開 証人欄にはお世話になっている「森田一義って名前が」
  8. 「志摩スペイン村」がトレンド入り→公式ホテルの予約が急増とさらなる展開へ 広報「すごいことが起こっているぞと思った」
  9. 中村江里子、174センチの長女&181センチの中学生長男に驚く声 「足ながっ!!」「モデルになれそう」
  10. 華原朋美、デザイン手掛けた黒ミニドレスを披露 「本当に痩せて綺麗になって」「全てが可愛すぎました」と反響