「出先の“密”を気にする」「他県ナンバーへの抵抗感は?」 コロナ禍で「ドライブの意識」どう変わった?

3人に1人が「春までにドライブしたい」。JAFが調査

» 2021年03月30日 12時00分 公開
[カナブンさんねとらぼ]

 感染症の流行で「ドライブ」の意識はどう変わったのか。JAF(日本自動車連盟)がコロナ禍における一般ドライバーの意識調査結果を公開しました。

JAF コロナ禍でのドライブ意識調査「新しいドライブのカタチ」(「新しいドライブのカタチ」特設サイトより、以下同)

 調査では9割以上が「外出先での密」を気にするようになり、「クルマでの移動に感染対策のメリットを感じている」と回答。公共交通機関が発達する都市圏エリアの多くで「クルマの利用が増えた」ことが分かりました。

 「2021年春までにドライブに行きたいか」の問いには、33.6%が「ドライブへ行きたい、もしくは行く予定がある」と回答。「ドライブへ行きたい気持ちはあるが未定」と回答した人を含めると約9割が「ドライブしたい」意向を持ち、特に20代若年層の意向が高い結果でした。

JAF (今はガマンしつつ)3人に1人が「春までにドライブに行きたい」
JAF 9割以上が「ドライブ先の混雑状況(密)が気になる」と回答

 ドライブで行きたい場所の混雑については、9割以上が「とても気にする(72.7%)」「まあ気にする(23.8%)」と回答。ドライブ先の密を気にし、出掛けるにしても対策を考えるようになった人が大半を占めました。「行きたい場所は、自然の豊かさを重視しますか」の問いも「とても重視する(32.4%)」「まあ重視する(40.9%)」に回答が多く集まりました。

JAF 約7割が「ドライブ先の自然の豊かさを重視する」と回答
JAF 他人と接触しない、クルマでの移動をメリットと捉える人が多かった

 「クルマでの移動はメリットがあると思うか」の問いには、92.4%が「ある」と回答。多くの人が乗り合わせる公共交通機関より、少人数でのクルマ移動の方が良いと考えるようになった人が増えたことも伺えます。

 特に他の交通手段も多い都市圏で、特に「(東京を含む)南関東(43.4%)」や「近畿(19.8%)」で感染症の流行によりクルマの利用が増えたと回答。JAFは「公共交通機関を主な移動手段としている人が多い首都圏では、密を避けるために車を利用し始めた人が多いのかもしれません」と推定しています。

 コロナ禍初期に一部地区で問題視された「他県ナンバーへの抵抗感」(関連記事)について、同調査では約7割が「他県ナンバーに抵抗感はない」と回答。ただ、「県境をまたいで移動する、レンタカーの“わ”ナンバーなどのクルマには抵抗がある人」も28%います。クルマ移動においても、自身も他の人に向けても感染対策を忘れずに心掛けることがこれからの「安全・安心な移動」にもつながるといえそうです。

JAF コロナ禍により、大都市圏で特に一般クルマ利用が増えた
JAF クルマで移動するにしても感染症対策を意識するようになった人も増えた
JAF 7割が「他県ナンバーに抵抗感はない」。ただ「県境をまたいで移動するレンタカーの“わ”ナンバーなどのクルマには抵抗がある人」も28%いる
JAF SNSの声や周りの雰囲気に気を配る人ほど「「ハンドル等を拭いて消毒している」など感染対策を意識・実践するようになった割合が高かった結果に
JAF 感染症意識が高いドライバーが実践していること

 調査は2020年11月13日〜12月31日にJAFによる全国対象のWebアンケートで実施。5000人超が回答しました。

(カナブンさん)



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」