【実録漫画】「じいちゃんの葬式に出れなかった話」 テレビ電話で大好きなおじいさんと最後のお別れ(1/2 ページ)
コロナ禍でのお葬式のひとつの形。
いわゆる“三密”をさけるため、コロナ禍でのお葬式は参列する人を減らしたり、火葬だけの直葬にしたりと規模を縮小する傾向にあるそうです。そんな中、リモートで大切な人を見送ったエピソードが漫画化されました。
漫画の作者、シャンプー(@shampoo0325)さんは子どもの頃からおじいさんが大好き。本を読み聞かせてくれたり、お父さんに叱られた時に助けてくれたりしたおじいさんは、シャンプーさんにとってのヒーローでした。
成長し東京で暮らすシャンプーさんに、ある日、おじいさんの訃報が届きます。しかし、コロナ禍まっただ中のため、地元に帰ってお葬式に参列することができません。
お姉さんは悲しむシャンプーさんにテレビ電話でお葬式の様子を中継してくれると言います。シャンプーさんはお姉さんに、おじいさんへのメッセージを託しました。
携帯画面越しにお葬式を見るシャンプーさん。おじいさんの棺に花を入れる最後のお別れに差し掛かりました。花に包まれて眠るおじいさんに、お姉さんはシャンプーさんからの伝言を伝えます。――「じいちゃん、愛してるよ」。
シャンプーさんは直接お別れが言えなかった心残りはあるものの、思いを伝えられたことで、お葬式が「一生忘れられない別れ」になったといいます。
漫画を読んで泣いてしまったという人も多く、Twitterでは「自分と重なった」「おじいちゃんに会いたい」など、たくさんの人が共感していました。あたたかい余韻を残すラストには「優しい着地点な感じが良い」というコメントも。
さらに、「おじいさんのご冥福と、この思い出がいつまでもすてきなものであることを願います」という声や、葬儀会社から「オンラインで映像を見ながらの弔いができるようになったのは本当によかった」という声も。まるで、一緒にお葬式を見守っているような雰囲気です。
本作で触れられていなかった、家族のエピソードや、農家だった実家での生活については、「コミチ」で掲載されている「じいちゃんと私」で読むことができます。また、食物アレルギーの猫・シャンプーちゃん(メイクーン・メス)を試行錯誤しながら育てる「うちの猫の『少食』の原因がわかった話」も連載中です。
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