日本のディーゼルカー「こがね」がフィリピンでデラックスに再活躍 「往復6時間」の通勤もこれなら快適!? (1/2 ページ)
内装がとてもデラックス。
デラックスな内装で一日中乗れそう。かつて日本を走っていたディーゼルカーがフィリピンで元気に活躍しています。
登録者数1460万人を抱えるフィリピンの大型YouTubeチャンネル・GMA Public Affairsで、フィリピンを走る車齢45歳超の長距離列車「Kogane(こがね)」の様子を楽しめます。
こがねは、日本からフィリピンへ譲渡されたディーゼルカー。日本でも同じ「こがね」の名前で、主にJR東日本・仙台エリアのイベント列車・ジョイフルトレインとして2010年まで活躍していました。
フィリピンのこがねは、譲渡後やや長い間放置されていたようですが改装され、2019年から特別料金の通勤ライナー列車として運行するようになりました。朝5時発でフィリピンのロスバニョス駅から首都マニラへ向かい、夕方17時発でマニラからロスバニョスへ戻ります。
所要時間は約3時間。通勤時間はかなり長めですが、ゆったりとした座席配置や深い角度までリクライニングする座席で快適に過ごせそうです。
動画の中で、同じく日本から海を渡った元JR東日本の「203系電車」ともすれ違いました。
203系は常磐緩行線と東京メトロ千代田線で活躍した電車です。元武蔵野線の103系、205系とともにインドネシアなどにも譲渡され、それぞれの国で再活躍しています(関連記事)。フィリピンではブルーとオレンジラインに塗り替えられ、窓には金網が張られ、ディーゼル機関車にけん引される客車として運行しています。
動画には「車内が快適そう」「ヨーロッパの列車みたい」など、フィリピン在住の人たちからこがねの運行に好印象なコメントが寄せられていました。
塗装や運転スタイルが変わっても、日本の車両が遠い場所で再び元気に活躍しているのは頼もしく誇らしいものですね。
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