「彼女は将来レジェンドになるぞ」 9歳少女が米オーディション番組で史上初の快挙、“鳥を召喚する”歌声に全米驚がく
エンジェルボイスや……。
9歳の少女ヴィクトリー・ブリンカーが7月6日、米国のオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」でオペラ曲「Juliet's Waltz」を披露。全審査員と司会者からの「ゴールデン・ブザー」を獲得する番組史上初の快挙を成し遂げ、準々決勝への進出を決めました。これは大物の予感。
同番組は、音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルが原案・審査員を務め、プロから一般人までさまざまなパフォーマーたちが賞金100万ドルをかけてオーディションに登場するスター発掘番組。2次選考「Judges' auditions」では、4人の審査員のうち3人から「YES(合格)」をもらえると次のステージへ進むことができます。また、各審査員は、1シーズンに1回だけ独断で参加者を次のステージへ進出させる「ゴールデン・ブザー」が与えられ、これは他の審査員への受けが悪かった場合の救済措置や、パフォーマンスの最高評価に値します。
歌唱前に「Exnervous(excitedとnervousからなる造語)」と、楽しみと緊張が入り交じる気持ちを表現したヴィクトリーちゃん。歌うことが幸せだと語り、賞金の使い道は、辛口審査員として知られるサイモンに「グリッターがついたレインボーのシャツを買います」と宣言。普段から白・黒・グレーしか着ないサイモンに「あなたは色味が必要ね!」とアドバイスを送り、笑いを誘いました。
白いドレスにお団子ヘアで妖精のようなヴィクトリーちゃんは、オペラ「ロミオとジュリエット」から「Juliet's Waltz」を披露。透き通るように伸びやかな高音と心地よい緩急のコントロールに会場はスタンディングオベーションに沸き立ち、会場に迷い込んだ鳥もステージへ降り立ちました。ディズニープリンセス並みの破壊力だこれ。
審査員たちが「天使のような歌声だ」「信じられない」と好評する中、コメントを出し惜しんでいたサイモンは突如司会者を呼び、審査員たちと肩を寄せて協議を開始。会場には不穏な空気が流れ、ヴィクトリーちゃんも表情を曇らせました。
協議が終わるとサイモンは険しい顔で「私たちは。あなたに『YES』をあげないことにした」と述べ、「私たちがこの番組史上やったことがない、特別なものをあなたにあげるよ」とほほ笑むと、4人の審査員と司会者の全員で机中央にある「ゴールデン・ブザー」を押し、ヴィクトリーちゃんへ準々決勝進出の切符を贈りました。
金テープが舞う中、あまりの驚きに舞台袖の母を見つめてステージで立ち尽くすヴィクトリーちゃん。番組史上初めての「ゴールデン・ブザー」全獲得者に、ネットでは「神がかった歌声だ」「歌声で鳥を召喚した。リアル白雪姫か?」「彼女は将来レジェンドになるぞ」「どうやったら9歳の子がオペラ歌手の肺活量と精度を持ち併せているの!?」と驚きと絶賛の声が寄せられています。
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報道を受け出演者の見解が続々。
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