うほほこれはすごい～　“電池いらず”のプラレール登場　ころころ転がせば「チャージ」して走る新システム（1/2 ページ）

なぜ「電池なし」で走れちゃうの……!?!?

[大泉勝彦，ねとらぼ]

　タカラトミーが、“電池不要”で電動走行するプラレールシリーズの新商品「電池いらずで出発進行！テコロでチャージ」シリーズを発表。「E5系新幹線はやぶさ」「E6系新幹線こまち」を2021年10月21日に発売します。価格は各4180円。

電池不要で電動走行できるという新システム「テコロでチャージ」搭載のプラレール車両が登場（画像：タカラトミー、以下同）

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　電池いらずで出発進行！テコロでチャージシリーズは、「電池なし」で電動走行できるという、プラレール62年の歴史（2021年現在）で初とする省エネルギー対応の最新形プラレール車両です。

　なぜ「電池なし」で走るのでしょう。車両に内蔵した新開発の「テコロチャージシステム」がキモです。車両を床やテーブルなどの上で前後に転がし、車輪を回転させることで「発電」「蓄電」する仕組みを備えます。

　約30秒のテコロチャージで約7メートル（正円に組んだレイアウトで5～6周分）走ります。コロコロコロコロとしていれば発電され、電池いらずで繰り返し遊べるなんて、簡単で省エネで意外とハイテク！　手で回して発電し、すぐ使えるダイナモ式の防災用ライトやラジオのようなイメージでしょうか。

車体を転がして発電

車両に内蔵する新開発の「テコロチャージシステム」

前後に転がして電力をためる

中身が見えるクリア仕様の車体を採用

　車両は内部の機構が見えるクリアボディー仕様。3両編成で、それぞれ連結・切り離しが可能です。

　プラレールは、想像力を育み「鉄道や社会そのもの」を学べる玩具。オトナとしては持続可能な開発目標（SDGs）もちゃんと教えてあげつつ（関連記事）、さらにハイテクになってハイブリッドEVのクルマと同じ考え方の「下り坂で自家発電するような“エネルギー回生システム”」（関連記事）とか、実際の電車と同じような「惰性走行に自動で切り替えながら走る」なんてのもゆくゆくは実現するのかもしれませんね！