愛猫が突然トイレでうずくまり嘔吐→病院に駆け込むと…… 尿路結石症の闘病漫画に「泣きました」「気を付けたい」の声(1/2 ページ)
現在は元気になっています。
愛猫が「尿路結石」による入院をした体験談を描いた漫画が、Instagramに投稿されています。現在は完治しているそうです、良かった……。
漫画の作者であるそーい(in.s_soi)さんと、同居人のあきたろさんのおうちには、「くろも」ちゃんと「ぽんず」くんという2匹の猫が暮らしています。
2020年末のある日のこと、そーいさんが帰宅するとぽんずくんはトイレに入っていました。しかしいつもより長く時間がかかり、やっと出てきたと思ったらまたトイレへと戻っていったのです。どうやらおしっこをしたいけど出ないようで、何度もトイレに入って苦しそうにうずくまっていました。
時刻は夜の0時前、おしっこが出なくて苦しむ姿に翌朝病院へ連れて行こうと考えていると、何とぽんずくんが嘔吐……! 命にかかわる恐れがある危険を感じ、急いで救急病院へと電話をしてからタクシーで向かったのでした。
不安な気持ちを抱えながら病院へ到着。診察の結果「結石による尿道閉塞で、おしっこが出せず膀胱がパンパン」になっていたとのこと。そして「あと半日遅かったら、膀胱が破裂して危なかったかもしれません」と獣医師から伝えられ、救急病院に来て良かった! と自分たちの判断にホッとするそーいさんたち。
尿路結石症
腎臓から膀胱、尿管の中に結晶や結石ができる病気。膀胱や尿道を傷つけたり、尿道につまって尿が排出できなくなることも。結石の大きさは砂粒大から数センチあるものまでさまざま。
カテーテルを膀胱に挿入しておしっこを抜き、ひとまず落ち着いたぽんずくん。幸い腎臓や膀胱に異常はなく、命に別条はありませんでした。そして膀胱内にできた結石をおしっこで出しきるまで入院することに。弱っているぽんずくんを見知らぬ環境の中へ置いていくことへの罪悪感や不安にさいなまれるそーいさんたちでしたが、治療のために必要なこと……と、涙をこらえて帰宅するのでした。
帰宅したのは深夜4時……精神的にも肉体的にも疲労していたものの、とにかくぽんずくんが無事で良かった! と思い、体を休めるそーいさん。目を覚ますと、“弟”の不在に寂しそうな様子のくろもちゃんが。「大丈夫だよ、ぽんずくん帰ってくるからね!」と自分にも言い聞かせるようにくろもちゃんに声を掛けるのでした。
落ち着いて改めて救急病院の料金明細書を見てみると……分かってはいたものの時間外ということもあり高額な請求額に、“ぽんずくんの命に代えられるものではない”と思いながらも、「命を預かるということは、こんな風に突然の出費もあるということ」と改めて感じることに(※ぽんずくんは持病や通院歴が多く適用外になってしまう部分が多かったため、保険未加入)。
動物をおうちに迎える際には保険に入る、貯金をしておくことが大事だと伝えています。
翌日、お見舞いに来たそーいさん。昨夜よりは幾分元気そうな姿に安心します。すると普段そんなに飼い主に甘えてこないぽんずくんが、そーいさんの姿を見た途端「ぴゃいぃい」と鳴いて飛びついてきたのです。自身の置かれた環境を不安に思っていたことが伝わり、ぽんずくんを連れて帰ってあげられないことに涙がにじみます。
その後ぽんずくんは6日間の入院を経て退院、その後は家での療養食治療となりました。今ではすっかり完治して元気になっているそうです。続きのお話はInstagram(in.s_soi)に掲載されています。
そーいさんは「愛おしいにゃんずとの生活の可愛い部分だけじゃなく、大変な部分もちゃんと伝えたい」「少しでも注意喚起&参考になればと思って」今回の経緯をまとめて漫画化したそうです。
ただ“かわいい”だけでは済まない命ある動物との暮らし。いざというときに適切な判断ができるように普段から知識を得、金銭的な負担の面も考えておくことが大切だということを感じさせられる内容となっています。
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