東京五輪メダリスト「大会時おなかに赤ちゃんがいた」 “生まれる前にオリンピック経験”で「ベイビーにもメダルを」と反響（1/2 ページ）

母は強し。

[小西菜穂，ねとらぼ]

　東京オリンピック英代表のエリノア・バーカー選手が10月6日、Instagramで妊娠を公表しました。バーカー選手は7月から8月にかけて開催された大会に、自転車競技代表として出場。大会の時点でおなかに赤ちゃんがいたと明らかにしています。

妊娠を公表したエリノア・バーカー選手（画像はエリノア・バーカー公式Instagramから）

　リオデジャネイロ大会での金メダルに続き、東京大会でもトラックレース団体で銀メダルを獲得したバーカー選手。Instagramではエコー写真を手にした夫との2ショットを公開し、「第1子を授かりました！」と妊娠を発表しています。

　そしてバーカー選手は「一生懸命計算しちゃった人たちへ」として、「そう、私は東京オリンピックのときにはもう妊娠していたの！」とおなかの子どもと一緒に大会出場していたことを告白。「山あり谷ありだった」と妊娠期間中のメダル獲得は簡単な道のりではなかったことを示唆しつつ、レース中やメダルを首からかけた記念ものを含め、大会を振り返る写真を投稿しました。

このときすでに妊娠中（画像はエリノア・バーカー公式Instagramから）

　バーカー選手本人が公開した写真を見る限り、おなかはほとんど目立っていないため大会期間中は妊娠初期だったとうかがえます。この告白は大きな反響を呼び、「つまり同乗者がいる状態で自転車走らせてメダルを取ったってこと？　すごすぎるでしょ」「生まれる前にオリンピックを経験ってめっちゃクール」「それじゃあ赤ちゃんにもメダルをあげなくちゃ」とさまざまな反応が見られました。

　本人の投稿には「おめでとう」と祝福が殺到。「あなたはスーパーウーマン」「メダルが100倍くらい特別なものになったね」と温かいコメントが寄せられています。なおバーカー選手は出産後も競技を続ける意向を示しており、ママ選手としてロールモデルになる先輩が複数いるため「将来への不安はない」、所属協会やチームのサポートも十分と感謝しています。

　オリンピック公式サイトでは、夏冬合わせて妊娠中に大会出場しメダルを獲得したアスリートまとめ動画が公開中。スピードスケートから飛び込みまで、多種多様な競技に挑む歴代のメダリストが紹介されています。