怯えて洞窟の中に隠れていた子犬たちを保護 元気いっぱいかけまわる姿に「泣いてしまった」「ありがとう」の声（1/2 ページ）

犬語で「大丈夫だよ」と伝えたい。

[春夏冬つかさ，ねとらぼ]

　怯えて小さな洞窟の中に隠れていた子犬たちを保護した様子がYouTubeに投稿されています。

　動画には、米カリフォルニア州の動物保護団体「Hope For Paws」が、子犬たちを保護しようと試みる様子が映し出されています。

　ごはんを使って子犬たちの興味をひこうとしますが、思いのほか人間を怖がっているようです。ごはんに興味を持ったものの、保護しようと子犬の体に少し触れた瞬間、叫び声をあげて後ずさりしながら洞窟の中に戻ってしまいました。

すごく怖がっています

　スタッフたちは「子犬たちが出てくるまで我慢しよう」と話し、子犬たちが怖がらないように根気強く様子を見守ることにしました。すると子犬たちは、1匹、また1匹と洞窟から顔を出し、ごはんをほしそうに見ています。母犬はどうやら近くにいないのか何か事情があるのか、一切姿を見せません。

洞窟から顔を出す子犬たち

　時間をかけた甲斐あって、なんとか怖がらせることなく1匹を保護。その様子を残りの子犬たちに見せて「大丈夫だよ」と伝えようとしましたが、残念ながら残りの子犬たちはまた洞窟の奥へと隠れてしまいました。

　このままではなかなか助けられないと判断したのか、犬を保護するためのリードを使って残りの子犬たちを1匹ずつゆっくりと洞窟の奥から出します。少し強引に見えるかもしれませんが、このまま放っておくと餓死したり心無い人間にいじめられたりする可能性もあるので、しっかりとすべての子犬を保護します。

　こうして怖い思いをしつつも無事保護された子犬たちは、その後とっても元気に！　預かりボランティア宅の先住犬に甘えたり、きょうだいと仲良く遊んだりと、とても楽しそうに暮らしています。そして喜ばしいことに、子犬たちはみんな里親が決まったとのこと。

先住犬に甘える子犬と、うしろで仲良く遊ぶ子犬たち

　投稿には「子犬たちの悲痛な叫び声を聞いていられず泣いてしまった」や「子犬たちの鳴き声を聞くと胸が痛い」など子犬たちの気持ちに寄り添う人の声や、「助けてくれた人たちに感謝したい」など子犬たちを保護したスタッフを称賛する声などが見られました。