「ロックマン2」「ソニックアドバンス」などレトロゲームの海賊版転売で男性を摘発 「転売で得た利益を小遣いにするため」と供述

業界団体の調査では海賊版被害は14億円規模とも。

[増田雄三，ねとらぼ]

　コンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS）の発表によると、宮城県警察は1月6日、「ロックマン2」「ソニックアドバンス」など7タイトルのゲームソフトウェアが無断複製されたゲーム機器を販売していたとして、千葉県流山市の会社員男性を著作権法違反（海賊版頒布）の疑いで仙台地検へ送致しました。

ロックマン2（画像はAmazon.co.jpより）

ソニックアドバンス（画像はAmazon.co.jpより）

　「ロックマン2」はカプコンが、「ソニックアドバンス」についてはセガ（セガサミーホールディングス）がそれぞれ発売元。国外のショッピングサイトから、海賊版プログラムおよびエミュレーターが内蔵された「レトロゲーム海賊版機器」を購入、転売していたものとみられています。男性は「転売で得た利益を、自身の小遣いにするため販売した」と供述しているとのこと。

　ACCSは2021年5月から9月にかけ、大手ショッピングサイトでのレトロゲーム海賊版機器に対する集中的な削除要請を実施。同期間内に削除させた商品数は378点におよび、収録されていたゲームタイトル数は延べ273万タイトル／13.7億円相当（1タイトル500円で算出）にのぼったといいます。