「ひとときの暇つぶしよ」→「私を置いて逝くなあああッ!!」 人間と結婚した高位種族の即堕ちがコメディだけど泣ける（1/2 ページ）

楽しい漫画なのにちょっと悲しい。

[きんじょうめぐ，ねとらぼ]

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　暇つぶしのつもりで人間と結婚した高位種族がたった2ページで堕ちる漫画が、楽しいのに泣けると話題です。一瞬の出来事だった……。

　あらゆる種族が暮らす世界で、高位種族の女の子が一人の人間の男を気に入りました。高慢な態度で「伴侶に迎えてやる」と言いますが、長命な彼女にしてみたら人間の一生など一瞬の出来事。「所詮、悠久の中のひとときの暇つぶしよ」。そんな戯れから数十年が経ち、男はすっかり年老いて死の間際にいました。

　「私を置いて逝くなああ！ 根性見せろ短命種がよぉ！」。彼女は出会った時とはまるで違って、独りにするなと泣き喚いていました……！　数十年の間に一体何があったって言うんだよ！

　漫画的な表現とはいえ、出会いから別れまでの短さが、まるで彼女が感じた時間の長さのようにも取れる即堕ち漫画。見た目は少女でも実際はかなりな年齢に達しているかもしれません。そのため、過去には「不死を授ける魔導書」とか「若返りの秘薬」なんてものも目にして来て、今ではすっかり回収しなかったことを後悔するように。

　コメディだけどちょっと切なくなってしまう漫画に、読者からは「転生先分かったら追っかけてきそう」「即落ちまでの時間、本当に楽しかったんだろうな」「これが長命種特有の罠ジャンルMTR（看取り）か……」などの声が寄せられています。長命種ってツラいな……。

　作者はヤングガンガンで漫画版『ナイツ＆マジック』を連載中の加藤拓弐（@isiyumi）さん。「即堕ち2ページから始まる高位種族物語」はTwitterで更新中です。

作品提供：加藤拓弐（@isiyumi）さん