「SNSがUI改悪するのはなぜ？」「購買のパンを家で食べると学校よりおいしくない」 生徒からのゆるい質問にゆるく回答する漫画（1/2 ページ）

生徒からの5つの質問にゆるーく答えます。

[漫画：後藤羽矢子 紹介文：きんじょうめぐ，ねとらぼ]

　学校では教えてくれない質問に阿須名久美（アスクミ）先生がズバリ答えてくれる漫画『アスクミ先生に聞いてみた』（作：後藤羽矢子）。今回は生徒から寄せられた「雨よけバリアーはできないの？」といったゆるい質問に、アスクミ先生が次々と答えてくれます。

「ゆる質大会」開幕

　まずは「科学が発展しているのに、どうして傘をささないといけないのか」という質問。雨よけバリアーのようなものがあれば良いのに、と言う生徒に対して、アスクミ先生の解答は「街が進化している」というもの。

　アーケードや地下街といった、傘をささなくても雨に濡れない施設が増えてきているのが「進化」と言えそうです。もしかしたらSFの世界のようにドーム型都市ができるかもしれませんね。

　英語が苦手な生徒からは「”台風”と”タイフーン”のような日本語に似た英語はたまたまあるのか」という質問。こちらは中国語の「大風（タイフーン）」が「typhoon」になり、日本語の「台風」になったという説があるそうです。「ツナミ」や写真の「ボケ」のように、日本語由来の英語もあります。

　SNSのユーザーインターフェイスが改変されるのに不満がある生徒は「今のままで良いのに変えるのはどうして？」と、かなり怒っている様子。これにはアスクミ先生も同意しますが、画像も動画も貼れなかった時代からしてみると進化しているとも言えます。企業は常に変化し続けるものですからね。

　またある生徒からは「教室のイラスト」を描いたところ、違和感ある仕上がりになったという相談が。アスクミ先生がその絵を見てみると、画力は高いにもかかわらず確かに違和感ある仕上がりです。そして違和感の理由を突き止めます。それは「窓のある方向」。

　学校の窓が右側だと陽の光で手元に影ができやすい（右利きの場合）ことから、左側に窓を設置することが多いという説があります。生徒のイラストは窓が右側にあり、絵を反転すると、なるほどしっくり来ました。

　最後の質問は、学校の購買のパンが大好きな生徒から。わざわざ同じ店で買って家で食べたのに、あまりおいしいと感じなかったそうです。「それは海の家効果というヤツよ」とアスクミ先生は答えます。

　海の家で食べる焼きそばがおいしいと感じるのは、海が楽しい場所だから。その生徒は学校で食べるパンがおいしいと感じるくらい、学校が楽しい場所だと思っているのかもしれないですね。良い学校生活が送れるのは素敵なことですね！

(C)後藤羽矢子／竹書房