「世界で一番大好きだよ」西郷輝彦さんの三女・今川宇宙が父への思いをつづる 亡くなる前日の様子も報告(1/2 ページ)

「父がどれほど愛されているか改めて実感しました」

» 2022年02月22日 10時50分 公開
[Yukaねとらぼ]

 俳優の西郷輝彦(本名・今川盛揮)さんの娘で、俳優・イラストレーターの今川宇宙さんが、2月20日に亡くなった西郷さんへの思いを自身のブログでつづりました。

 今川さんは21日、Twitterで「父、西郷輝彦を愛してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。これからも、一緒に愛し続けてください」とファンへ感謝を伝え、「思いを綴ったので、読んでいただければ嬉しいです」とブログを公開。「大好きな父の話」と題された文章には、西郷さんが亡くなる前日の様子が描かれました。

西郷輝彦の娘、今川宇宙 西郷さんの娘・今川さん(画像は今川宇宙 公式Instagramから)

 西郷さんが亡くなる前日の19日、劇団papercraftによる「殻」の公演期間中だった今川さん。西郷さんの病状を聞き、昼公演と夜公演の合間に病院へ駆け付けると、「父は思ったより顔色が良く、不織布マスク越しに目を合わせてニヤッとすると、酸素マスク越しにニヤッとし返してくれました」と、まだ意識があった西郷さんとのやりとりを報告。西郷さんの大好きなビートルズの「Let It Be」を流すと、「これこれ。という顔。目がキラキラして、手でリズムを取って、口パクで少し歌ったりして、曲が終わったら酸素マスク越しに手の甲にキスをしてくれました」と、ドラマのような父娘の一面があったことを告白しました。

 しかし20日の朝、「劇場に向かう途中、姉から訃報の電話が入りました。本番までには劇場に戻ることにさせていただき、なんだか信じられない心持ちで病院に向かいました」と、西郷さんの容体が急変したことを報告。「母に支えられながら長い戦いを終え、やっと痛みや苦しみから解放されて、安心しているようにも見えました」と、亡くなった西郷さんに対面した心境が述べられました。

 今川さんは「偉大な俳優・歌手であり、芝居や歌や人生について多くを教えてくれた師匠であり、そして何よりも強くて優しくて家族思いな、この世でたった一人の大好きなお父さん。つらくて苦しかったね。最後まで頑張ってくれて本当に本当にありがとう。世界で一番大好きだよ。あなたの娘に生まれて私は本当に幸せです」と西郷さんへのメッセージをつづり、最後は「これからも父という人間を 父の出演してきた沢山の素晴らしい作品を 父の音楽・歌声を 一緒に末長く末長く愛し続けていただければ幸いに思います」と締めくくりました。

 西郷さんは1947年に生まれ、1964年に歌手・俳優としてデビュー。1966年に歌唱曲「星のフラメンコ」が大ヒットし、橋幸夫さん、舟木一夫さんと並び“御三家”として人気になりました。私生活では、1972年に歌手の辺見マリさんと結婚。音楽家の辺見鑑孝さん、タレントの辺見えみりさんをもうけ、1981年に離婚。1990年に現在の妻と再婚し3女をもうけ、そのうち三女が今川さんとなります。2月20日9時に、西郷さんが前立腺がんで亡くなったことを所属事務所のサンミュージックが発表。75歳でした。葬儀は遺族の意向により近親者のみで執り行うとのことです。(関連記事)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」