発売1周年で2000万食突破! 「丸亀うどん弁当」が12種類発売されたので、それぞれの弁当に合った服装で食べる
どんな格好で食べてもおいしいけどね!(提供:丸亀製麺)
服装というものがある。我々は食べるものによってその服装を変える。たとえば、フランス料理を食べるならフォーマルな格好をするし、お祭りでリンゴ飴を食べるなら浴衣を着るかもしれない。
丸亀製麺の「丸亀うどん弁当」がこの春から全12種類の品揃えになった。そこでそれぞれの「丸亀うどん弁当」に合わせた服装で食べてみようと思う。食べる「丸亀うどん弁当」が変われば、当然それにふさわしい服装があるのだ。
ご存知「丸亀うどん弁当」
丸亀製麺が2021年春に「丸亀うどん弁当」を始めた。毎日、国産小麦・塩・水のみで麺を打ち、注文を受けてから茹でたてもちもちのうどんを箱に詰めるので、お弁当でもお店と変わらない食感を楽しめる一品だ。きんぴらごぼうや玉子焼きなどお弁当でしか食べることができないおかずも入っている。発売から1周年で2000万食を突破した人気商品で、これまで私も何度となく食べている。
2022年3月29日からこの「丸亀うどん弁当」が春限定の商品も加わって発売史上最多の12種類となった。ベースで6種類あってそれぞれに温かいものと、冷たいものがあるので12種類というわけだ。春は寒い日も暖かい日もあるので、選べるのは非常にうれしい。
今回はベースとなる6種類を食べたいと思う。ただ食べるわけではない。それぞれの「丸亀うどん弁当」にふさわしい服装で食べたいと思う。合うか否かの判断は人によって異なると思うので、今回は私が考える正解だ。
「丸亀うどん弁当」を買いに来たのだけれど、我慢できずにお店でも食べてしまった。私は丸亀製麺をうどんにカテゴライズしておらず、独立した最高においしい料理と考えている。お弁当を買いに来たのに我慢できずに食べちゃうくらい、麺がもちもちで本当においしいのだ。
ハードボイルド『えびとまいたけ天のうどん弁当』
先に書いておくと、どんな格好で食べても「丸亀うどん弁当」はおいしい。ただ服装と合わせることで、世界観に入ることができるというのか、より感情を込めて食べることができる。そもそも感情を込めて食べる必要があるのかは謎だけど。
ハードボイルドにとって一つの場所に腰を据えて食事をするのは危険だ。だからこそ、テイクアウトできる「丸亀うどん弁当」がいいのだ。そして、ハードボイルドな服装に合うのが『えびとまいたけ天のうどん弁当』。プリプリ食感のえび天に、大きな房から丁寧に取り分けられたまいたけ天は、香り豊かで素晴らしい。
お弁当でも打ち立て・茹でたてのうどんはお店で食べる時と同じもちもち食感を楽しめる。夢のようなもちもち食感のうどんは、ハードとは対極ではあるが、ハードボイルドにとっては唯一の安心感と言える。ハードボイルドだけれど、もちもちでいたいのだ。見かけはハード、ハートはもちもち、それがハードボイルドなのだ。
まいたけの語源は「見つけた時に舞い上がるように喜ぶ」というところから来ているという説がある。ハードボイルドも事件を解決すると舞い上がるように喜ぶので、やはりハードボイルドにまいたけ天ははずせない。あと、えび天は好きだから、個人的に。
つまりハードボイルドな服装には『えびとまいたけ天のうどん弁当』が合うということだ。撃っていいのは撃たれる覚悟があるやつだけだ、と誰かが言っていた。私は『えびとまいたけ天のうどん弁当』に撃たれた。そのおいしさに撃たれた。幸せな銃弾が私のハートを撃ち抜いた。
コットンワンピース『定番うどん弁当』
みなさんは家ではどんな格好をしているだろうか。私は締め付けがなく、とにかく楽な服装を求める。そこでどんな服装がいいだろうか、と考えに考え、ついに究極に楽な服装を発見した。暖かくなると私は常にそれを着ている。
コットンワンピースである。究極に楽。さらに涼しい。締め付けは皆無で、他のものを着ようという気がなくなる。全人類がコットンワンピースを着ればいいのに、と思うほどに楽なのだ。とても軽やかで世界が輝いて見える。
そんなコットンワンピースを着た時に食べたい「丸亀うどん弁当」が『定番うどん弁当』である。それはワンピースを着ることが全人類の定番になることを願ってでもある。ちくわ磯辺天、野菜バラ天、きんぴらごぼう、玉子焼きという「丸亀うどん弁当」の定番が詰まっている。
『定番うどん弁当』はその価格も魅力だ。390円。安い。ちなみに私が着ているコットンワンピースも1000円しない。安い。安く幸せを得られるという点でも『定番うどん弁当』とコットンワンピースは同じなのだ。今後は『定番うどん弁当』を頼む時は私のワンピース姿を思い出してほしい。
毎回思うのだけれど、うどんがお店で食べた時と同じもちもち。お弁当を買いに行って、実際に店舗でも食べてしまったけれど、その時と変わらないのだ。ちなみに私の肌ももちもちなので、もちもちに出会ったら私のワンピース姿を思い出してほしい。
厨二病『えび天のうどん弁当』
自分が中学生だった頃を思い出してほしい。目に見えないものと戦っていたのではないだろうか。邪気眼が宿ったこともあるだろう。無駄に包帯を巻いたりもしたと思う。俗に「厨二病」と言われるものだけれど、実にカッコいいと今でも思う。
指先だけが出た手袋をつけ、クラシックが流れるヘッドホンを首にかけ、手には風になびく包帯が巻かれている。また指の間にはサイコロ(ダイス)。これはマジックオブダイスで、赤は大地の神ゲブ、青は天の神ヌート、黄色は女神イシスで、全てが同じ数で揃うと冥界の神「オシリス」を召喚することができる。
コーヒーはブラックでしか飲まないし、音楽はパッヘルベルのカノンを愛する。そんな厨二病な服装に合うのが『えび天のうどん弁当』だ。誰もが愛するプリップリの「えび天」が入っている。
今回は温かい『えび天のうどん弁当』を食べる。上段にうどんやえび天、ちくわ磯辺天などが入っており、下段に温かいかけだしが入っている。醤油ベースで濃い目の味が楽しめる冷の「ぶっかけだし」もいいけれど、かつお節の風味がすっきりと香る温かい「かけだし」もまたいい。厨二病にもいろいろなタイプがあるけれど、私は炎タイプなので、温かいものを好むのだ。
難しい問題ではあるが、私は厨二病はむしろ定番を好むと考えている。古(いにしえ)から食べられたものがいいのだ。新しいものに馴染めないという特徴を持っている。天ぷらの定番といえば「えび天」。だからこの格好では『えび天のうどん弁当』がいいのだ。えび天好きだし。
本当においしい。もちもちのうどんと、ぷりぷりのえび天。私の守護霊も喜んでいるのがわかる。オシリスを召喚して食べさせてあげたくなる。ヘッドホンからかすかに漏れ聞こえるパッヘルベルのカノンが食欲を増進させる。
タンクトップにジャケット『かしわとえび天のうどん弁当』
憧れる格好が誰にでもあると思う。私にもそのような格好がある。それが「タンクトップにジャケット」である。カジュアルなのにフォーマル。それがタンクトップにジャケット、憧れている。
このような格好に合うのが『かしわとえび天のうどん弁当』。かしわ天もあるのに、えび天も入っている。一緒なのだ。タンクトップなのにジャケット。これがかしわ天とえび天の関係性と一緒なのだ、私の中では。全く一緒、私の中では。
天ぷら人気ナンバーワンの特製ダレに漬け込まれたジューシーなかしわ天と定番であるえび天。磐石な2つが1つのお弁当に入っているのだ。もちろん野菜バラ天やちくわ磯辺天も入っている。この格好と全く同じなのだ。何が一緒なのかはそれぞれ個人で考えて欲しい。あなただけのタンクトップにジャケットが見つかるはずだ。
今回は温かいものを食べる。理由としては、寒いのだ。タンクトップのせいだろうか。寒いのだ。やはりこの時期は温かいものと冷たいものを選べるのはうれしい。温かいかけだしに天ぷらを浸すと、天ぷらのコクがかけだしに溶け出してより一層おいしくなる。またかしわ天の大きさも素晴らしい。私のこのような大きなタンクトップとジャケットな人間になりたいと心から願っている。
お祭り『キス天うどん弁当』
祭りが好きだ。血がたぎるような気がしてくる。これからの季節はお祭りが各地で始まる季節でもある。神輿を担ぎ、太鼓を叩く。私は祭りの衣装を自前で持っている。年に数回は季節関係なく着ている。
法被を着ると気が引き締まる思いがする。ただ私は一度も神輿を担いだことがないし、太鼓を叩いたこともない。形だけのタイプなのだ。むしろ、お祭りに行って、神輿を見ながら、太鼓の音を聞きながら、彼女とキスをしたい。そういう思い出を作りたいと願っている。
そんなお祭りの服装に合うのが『キス天うどん弁当』である。ふんわりとした食感のキスの天ぷらが入っている。もちもちのうどんと、ふわふわのキス。最高ではないか。この服装にふさわしい。わっしょい、わっしょいである。若干、私の願いが叶っている。お祭りでキスだもの。キスは魚の方だけど、おいしいからいいのです。
キスって本当に素敵だと思う。私は天ぷらでは一番キス天が好きなのだ。お祭りでのキスを渇望する私には最適な「丸亀うどん弁当」と言える。ちなみにちくわ磯辺天も一番好きだ。一番が一つだなんて常識にとらわれない男なのだ。
猫ちゃん『鶏天おろしうどん弁当』
常日頃から動物を服装に取り入れたいと思っている。豹柄とか、虎柄とか、ファッション界では動物を取り入れたものが多い。オシャレ上級者のアイテムではあると思うけれど、私もデート用に1枚だけ動物を取り入れた服を持っている。
私の最上級のオシャレである。ファッションに疎いのでよくわからないけれど、カラフルを着こなし、さらに猫ちゃんを取り入れているのは最高にオシャレ。デートはこれと決めている。
この服装に合うのが『鶏天おろしうどん弁当』。柚子風味の柔らかくジューシーな鶏天を大根おろしでさっぱりといただくことができる。色が多い服装で猫ちゃんが2匹もいるから、さっぱりさせたいのだ。服の若干のくどさを食べ物であっさりさせる上級テクニックである。
もちもちの輝くうどんと、猫ちゃんの周りで輝くスパンコールが一緒。食べ物と服装を合わせるという上級のテクニックだ。スパンコールが眩しくくどく感じても、そこはさっぱりのこのお弁当。おいしくてどんどんと食が進む。
どんな服装でもおいしい!
ベースとなる6種類の「丸亀うどん弁当」を食べた。本当においしい。記事に関係なく普段から食べている。お弁当なのにお店と変わらないもちもち麺が楽しめる上に、12種類から選べるようになったので飽きることもないのだ。今回は、どれを食べようかな、と迷うほど種類があってその日の気分によって好きなうどん弁当を選べるのだから、その時に着ているもので選ぶのはどうか、というご提案だ。割といいと思う。服装と「丸亀うどん弁当」を合わせることで物語が生まれる気がするのだ。ただどんな服装で食べてもおいしいけどね。
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アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2022年4月19日