アラフィフ新人アイドル「GoziU」2期生加入インタビュー 小6が“おばさんになった”と嘆く時代に「楽しく年取っていけるんだぞって見てもらいたい」(2/2 ページ)
「解説者になるにはプレーヤーになってからじゃなきゃ」 覚悟を持って挑む“アラフィフアイドル”という邪道
結成当初から、ネットで心ない言葉を浴びてきたGoziU。3月実施のインタビューでは「無料で宣伝してくれてありがとう」「傷つく年齢はもう乗り越えてきています」と年を重ねたが故の余裕を見せていました。新メンバーは加入にあたり“覚悟”という言葉を強調。メンバー選びの決め手にもなったといいます。
―― 前回のインタビューで皆さんが伝えた「何を始めるにも遅すぎると言うことはない」というメッセージが届いた結果、今回の新メンバー加入につながった気がします。
ぴろりん まさしく。かなりの数の応募がありました。
―― 公開後にはどんな反響がありましたか?
ぴろりん 娘に聞いて初めて知ったんですけど、ガールズちゃんねる(編集部注:主に女性へ向けた匿名掲示板)ってあるじゃないですか。あれすごいですね。妬みそねみがすごかった。パンストの色がおかしいとか。
Kyoko えーっ! すごいすごい。そこまでケチを付けてくる?
Miyuki 大好きですね、私たちのこと。足の先まで見ているんだから。それ一生残るの? やだー(笑)。
ぴろりん 一生残してもらいましょうよ、遺産として。
Kyoko そのくらい反響があったということで感謝しています(笑)。
―― 相変わらずたくましい……。新メンバーの皆さんにとってはこれから通る道かと思いますが、誹謗(ひぼう)中傷を受け流していくGoziUのスタイルをどう捉えていますか?
カオリン 私は共感しました。何を言われても「そういう風に思っているんだ、ふーん」と思うタイプなので。パート先で若い子と一緒に働いているんですけど、何か言われてすぐ元気なくなっちゃう子が多い。「思わせておけばいいんだよ、他人の心ない言葉であなたが変わるわけじゃないんだよ」って話をしていたので、自分の気持ちを形にしてくれているグループがあるんだと感じられました。
ララ 最初のオーディションの募集動画で「覚悟」という言葉を強調していましたよね。覚悟がないと務まらないって。じゃあ自分にそれがあるのか自問自答したときに「できる」と思えた。気軽な気持ちで応募したのは事実でも、何があっても大丈夫だという思いはすごく強く持っています。何か中傷されたって、自分が動揺することはないという覚悟はできています。
マッキー 本当に受けていいのかなって葛藤はありました。でも最終的にここで覚悟しなきゃ、いったいどこでするんだと腹をくくれた。後悔する人生を送りたくないなって思えたから。
ぴろりん 入った方が後悔するかもよ?
カオリン やってみてする後悔より、やらないでする後悔の方が私はイヤです。一生引きずりそうなので。おニャン子クラブのときはずっと引きずってきたから今になってこんなところに(笑)。何でも取りあえず一度はやってみて違ったら辞めればいい。挑戦だけはしてみたい。
Kyoko 解説者になるには、1回はプレーヤーになってからじゃないとね。
ぴろりん 一方的に非難をあびれば「それは間違っているでしょ」っていうけど、自分で戦ってください。「なんとかちゃんのここがキモい」「あの子が嫌い」とかいわれたって、みんな嫉妬しているから。「顔がタイプじゃない」なんて、かわいいからいわれるのよ絶対。
Kyoko そういうのも楽しめたらいいですよね。
Miyuki 「かわいくてごめんなさいね〜」って。
ぴろりん 「私の親にいってくださーい」って。嫉妬しないでねって言ってもいいのよ。
目指すは国民的アイドル 高齢化社会で見いだしたアラフィフならではの活路
“アイドル”といって思い浮かべる存在を聞くと、名前が挙がったのは「キャンディーズ」「ピンクレディー」から「おニャン子クラブ」「モーニング娘。」まで時代を彩った大物ばかり。青春時代の先輩がタレントとして活動を続ける中でも、人生100年時代といわれる現代でアラフィフ世代はまだまだ道半ば。超高齢社会へ突入していく今だからこそGoziUは活路を見いだしたといいます。
―― 目指すアイドル像は?
ぴろりん 言っていいのかな、国民的アイドル。私たちはかわいいわけでもない、若いわけでもない、キレキレのダンスが踊れるわけでもない、むしろ踊らない方が良い。とにかく皆さんに笑っていただきたい。もしくはネタにしていただきたい。そういう意味で国民的アイドルですかね。かっこいいことだけいわないし、やらないし。
Kyoko できないし(笑)。やっぱり高齢化社会。最初からいっていますけど、高齢者の人たちに身近に思ってもらえるのは私たち。「60代、70代の人は誰を応援しているんだろう? 最近テレビも面白くない、出ている人も限られて……」そう考えたときに、“多くの人が身近に感られる存在”をアイドルというなら、私たちがそうなれたら。
―― 大きく出ましたね。そのためにどんなことに取り組むかアイデアはありますか?
ぴろりん そこは個性。メンバー全員がバラバラでかなり濃いので、そこに注目していただきたい。
Kyoko なので具体的にはYouTubeで発信していくこと。曲を出すたびに笑ってもらえるミュージックビデオを出していくこと。あとは後に発表しますけど「スナックGoziU」という企画を組んで、呼んでいただけるなら私たちが各地のスナックに行くのもありなのかなと。こちらから出向いて、スナックなりカラオケで歌わせていただくとか。身近なところで喜んでもらいたい。
ぴろりん 会いに行けるアイドルではなく、会いに行くアイドル。こちらから会いに行く。デュエットで歌えるアイドル。
Kyoko 若い人気のアイドルたちにはできないことができる、それが私たちの強み。それが国民的アイドルになるためにできることでしょうかね。自分たちからどんどん発信していく。
―― 新メンバーの皆さんはいかがですか? まだまだ加わったばかりですが、どんなところで頑張っていきたいかお聞かせください。
カオリン 高齢者の方がアラフィフなんてまだ若いと見てくれるのは当たり前だと思うので、むしろ若い方へ伝えたい。誰だって絶対年を取っていく。なのに老化するとか劣化するとか、年を取ることにイヤなイメージがありますよね。子どもにダンスを教える仕事をしているんですけど、小学6年生でもう「おばさんになっちゃった、いやだぁ」なんて嘆いているんです。
おばさんって言葉のイメージが悪いのがまずダメ。“おばさん”“ババア”そんな言葉にまつわる悪いイメージが良いものになれば。「みんな楽しく年取っていけるんだぞ」って若い子にも見てもらいたい。
―― 年を取る=劣化というイメージは、ぜひ変えていただきたいです。
ララ 劣化はしょうがないじゃないですか。だんだんおばさんになっていって、やりたいことがあっても諦めてしまったり、チャレンジ精神がわいてこなくなっちゃったりする年代。でもアラフィフでもみんな頑張っているんだから、私も何かやろうというきっかけになれたらいいな。
カオリン 劣化じゃなくて、楽しいことしかこの先ないよって。未来に楽しいことがなかったら、仕事したり勉強したりもつまらない。歳を重ねていくことは楽しいというメッセージを、この活動を通して前面に伝えていけるといい。あと野球が好きなので始球式とか呼ばれたい。
Kyoko コネを駆使して実現させたい(笑)。みんな五十肩で「じゃあ私が!」「どうぞどうぞ」と。そこでMiyukiさんがボテボテのボールを投げる。具体的なイメージはできているんだけどなぁ。
―― 始球式、ぜひ応援しに行きたいです。アイドルといえば、ライブや握手会が思い浮かびますがこうした活動に興味はありますか?
Kyoko 現時点ではまだそこまでのスキルもないですし、曲もない。夢ではありますよね。お客さんの前で歌える。
ぴろりん 東京ドームとかね。
Kyoko (笑いながら)武道館くらいからにしたいね。
―― 窓の外には国立競技場も見えますが?
Kyoko いいですねー!
ぴろりん 雨降らないといいですね。日産スタジアムとかもいい。7万人程ね。
Kyoko 現実は、まず地域の老人ホームくらいからライブができればね。
―― これからの活動予定を教えてください。
ぴろりん 新たなクラウドファンディングがスタートしています。成功させて、第2弾シングル「メタババース」のミュージックビデオを撮りたいですね。
まだまだ撮影チームにお任せ段階ですけど、ちらっと聞いた話じゃ「妖怪大戦争」みたいにするとか、変身シーンを撮るとか。予算に応じて次第に変わっていくと思うんですけど。
Kyoko 協力してくれているクリエイターを大物にしたい。作曲家を一人前にしたいという思いが一番大きくて。
8人になったことでミュージックビデオも面白さが増すと思います。もう1曲練習はしているけれど、まだそこまでの予算がない。まずはクラウドファンディングの成功が目標です。
関連記事
- ババアと呼ばれ傷付く時期はもう過ぎた アラフィフ新人アイドル「GoziU」に話を聞いたらめちゃくちゃタメになった
何かを始めるのに遅すぎることなんてない。 - アラフィフ新人アイドル“GoziU”が新メンバー募集開始 自称アラフィフ&見た目女性なら大歓迎、ただし「不倫をしていない方」
セカンドシングルは「メタババース」を予定。 - マドンナ、63歳誕生日に36歳年下恋人とのイチャイチャ動画公開 アイスなめ合い「ハッピーバースデートゥーミー」
プライベートジェットでひとっ飛び。 - 「お腹バキバキ」「スタイル良すぎ」 長谷川理恵、アラフィフ迎えた“美腹筋ショット”に絶賛の声
マチルダ感あってかっこいい。 - 奇跡のアラフィフ! 早見優、松本伊代、渡辺美奈代、西村知美の“80年代アイドル”集結ショットに反響「みんな若い」
輝きは変わらず。 - 「逆に年齢詐欺じゃないですか?」 さゆり、51歳の誕生日ショットで“奇跡のアラフィフ”を体現する
本当に若い。 - マドンナ、息子のドレス姿に反響「ナオミ・キャンベルにライバル出現ね」 一方で“セレブのアクセサリー”との批判根強く
マラウイ生まれの15歳。 - マドンナ長女、ズボン履き忘れ風ショットで下着のキャンペーンモデルに 「ゴージャスなところはママ似」
2000年代のお騒がせセレブ感。 - 女王マドンナ、息子が20歳の誕生日を迎えてびっくり 「20年がこうもあっという間にすぎるってどういうこと?」
2000年生まれがもうハタチ。 - 女王マドンナ、松葉づえをついて抗議デモに参加 「もはやアメリカだけのムーブメントじゃない」
アフリカから引き取った養子4人も同行。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
-
妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
-
「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
-
「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
-
“膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた