大好きなアイドルの肌が荒れた―― SNS炎上やアトピー描く漫画に反響 作者に思いを聞いた(1/3 ページ)
ファンアートがバズって、そして燃えた。漫画「推しの肌が荒れた」作者インタビュー。
好きな地下アイドルを描いたイラストがSNSでバズった……アトピーを抱えるアイドルや、SNSにほんろうされるファンアート作者を描いた創作漫画「推しの肌が荒れた」がネットで1日50万PVを記録する反響を呼んでいます。作者のもぐこんさんに、作品に込めた思いを聞きました。
主人公は絵を描くのが好きな女子高生のマユ。ある日、“推し”である地下アイドルの「真鈴」を描いたイラストが2万件もの「いいね」を集めてバズります。間もなく真鈴はSNSで人気を集めてテレビにも出演するように。しかし彼女が有名になったことをマユはあまり喜べませんでした。
毎日推しの絵をアップするマユでしたが、真鈴の人気にあやかっているだけと気付き、もう一度ちゃんと彼女を見て絵に描こうと決めます。テレビ越しに彼女を見て、肌が荒れたことに気付くも、「肌が荒れてたって全然かっこいい!」と肌荒れもそのまま絵に描きます。
渾身のイラストは再びバズりをもたらしますが、称賛の一方で、「肌荒れ描くとか性格悪www」「ちょっと肌の調子が悪いのを強調して見せしめですか? 真鈴ちゃんかわいそう」と批判も多く呼ぶことに――。
ファンアートに込めた思いが伝わらずに批判を浴び、炎上に追い詰められるマユの心情。アトピーに悩む彼女が、自分と同じく肌の問題を抱える真鈴へ向ける思い。SNSで評価されることへの承認欲求。生々しい感情を描いた作品は1日で50万PVという反響を呼びました。特に2話はSNSで話題となって、掲載翌日には2話だけでおよそ40万PVを記録したといいます。
作品には「考えさせられる」などさまざまな意見が寄せられ、中には肌の悩みを抱える人から「2人の気持ちわかる」などのコメントも書き込まれています。もぐこんさんはどんな思いでこの作品を描いたのか聞きました。
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