「RRR」ビームとラーマ、インド映画の二大スターとマッチョ話に華を咲かせてみた(1/2 ページ)
筋肉しかない。
「バーフバリ」シリーズで世界中に旋風を巻き起こしたS・S・ラージャマウリ監督の最新作「RRR」が日本でも10月21日に公開されました。
同作に登場する2人の主人公、ビームとラーマは、実在したインド独立運動の闘士。実際には出会っていない2人の英雄が出会い、友情を育み、ときには衝突する物語が「RRR」。ビーム役にNTR Jr.、ラーマ役にラーム・チャランとインド映画のスーパースター2人を起用し、アクションやダンスといったインド映画のエッセンスもふんだんに盛り込みながら、人が神になる姿が描かれているかのような荘厳で神話的な情緒も漂います。
物語の冒頭からラーマが見せる1対1万人の戦闘シーンや、ビームと野生の虎との戦闘シーンのようにとかく超人的なアクションは見応え十分。ねとらぼでは、来日したNTR Jr.とラーム・チャランにインタビュー。せっかくなので、筋肉紳士集団「ALLOUT」のAKIHITOさん、SHOIさんにも同席いただき、筋肉の話に全振りしてみました。
RRRは現代の「ベン・ハー」
―― ラージャマウリ監督の過去作にない「同格の二人の友情」が描かれました。インドでは劇中の2人の関係はどのようなものだと受け止められていますか? また、お2人にはどう映りましたか?
NTR Jr. とても気に入ってもらえていると思います。ラージャマウリ監督が過去に描いた作品では、主人公と敵役が対等なことはあったけど、初めて対等な2人の主人公が、しかも水と炎という正反対の存在として描かれました。水が多すぎれば炎が消えてしまうし、炎が大きすぎたら水は蒸発してしまう。そうした正反対の力を持つ2人の友情の行方こそ「RRR」が描こうとしたものであり、ラージャマウリ監督はそれを超完璧に扱ったと思います。
思うに、欧米人にとって「RRR」は1959年の映画「ベン・ハー」に次ぐ偉大なドラマの1つと受け止められるのではないかという感触があります。おっしゃる通り、ここはとてもユニークな点で、ラージャマウリ監督という名匠がそれをうまくそしゃくして形にしました。
―― 「RRR」は現代の「ベン・ハー」。なるほど。
ラーム ラージャマウリ監督だけでなく、インド映画では過去、対等な主人公にスター俳優をキャスティングした前例がないか、極めて少なかったと思います。「RRR」は今NTR Jr.が話したような素晴らしい対比をスクリーン上に顕現させた。役者として、僕らを相手にするのは大変だったことでしょうが、撮影以外の時間でもいい仕事ができたと思っています。
―― インド神話のエッセンスなのか、「RRR」は“ヒーローの神聖性”と呼ぶべきものを強く顕現させているように感じます。お2人がこの作品から感じるエネルギーはどんなものですか?
NTR Jr. ご存じでしょうが、私たちが「RRR」で演じたビームとラーマは実在した人物です。彼らがインドの自由を守るためにいかに必死であったか、私たちは幼いころから、両親や祖父母、近所の人たちが話す彼らの物語を聞いて育ちました。
「バーフバリ」は完全にフィクションだけど、「RRR」は完全なフィクションの世界に実在した人物が放り込まれたわけです。彼らは実際には出会わなかったので、2人の友情、エゴ、衝突、全てがフィクション。ラージャマウリ監督の描くキャラクターは、実在の人物でありながら素晴らしい。だからこそ、この2人のキャラクターをより身近に感じることができるのでしょう。
私たちも、役者として、幼いころから耳にしてきた偉大なヒーローを演じることへのノスタルジックな思いに加えて、この美しいフィクションの役を演じられることへの高揚もありました。だからこそ、私にとって「RRR」は懐かしくもあり、同時にワクワクするような旅路になりました。本当に素晴らしい旅でした。
ラーム インドの独立という当然の権利を勝ち取ろうとする強い意志を宿していた2人は、インドでは誰もが知っていて、NTR Jr.が話したように私も子どもの頃から聞いたり読んだりしていました。
今日、私たちはこの2人の自由の戦士を半神半人のように捉えています。神聖さがあるとすれば、そうしたところに由来するのでしょう。どんなときでも、この2人を軽んじてはならない。そんなことがあったらインドの観客は怒ります。だからこそ、私たちは細心の注意を払い、敬意をもって丁寧に作り上げました。
関連記事
- なかやまきんに君、米ボディービル大会終了後の爆食い ビッグマック1つで視聴者を幸せにしてしまう
減量を終えた人の食レポ。 - 「筋肉を辞めないと自分の心が死ぬと思った」 才木玲佳を支配した“筋肉”の淡い呪い
筋肉アイドルとして唯一無二のポジションを確立してきた才木さん、筋肉を卒業した今思うこととは。 - 「筋肉ついてますね!」「ムキムキ獅子舞楽しみ」 たむらけんじ、“肉体改造2カ月”のビフォーアフターに称賛の声
5キロでも全然違う! - なかやまきんに君、米ボディービル大会で“リベンジ優勝” 「15年前におじいちゃんが」と亡き祖父を思い涙も
きんに君おめでとう! - 「バーフバリ」ラージャマウリ監督の新作「RRR」の振り切れ具合が最高 インド映画なら野獣も躍動する
なろう系を実写にしたらこうなるのかな。 - 「名刺交換するマッチョ」から「異世界から召喚されしマッチョ」まで マッチョ専門フリー素材サイト「マッスルプラス」がキレッキレ
運営はマッスルパフォーマンスチーム「筋肉紳士集団ALLOUT」。さすがのクオリティ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
-
元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
-
ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
-
「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
-
“作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
-
誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
-
21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
-
0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」