食器を“灰皿”にされた料理店が悲痛の叫び 客の非常識な行動に「客ですらない」「人間性を疑います」と非難殺到(1/2 ページ)

マナーに配慮した行動をとることが大切です。

» 2022年10月31日 21時00分 公開
[ねとらぼ]

 「器は灰皿ではありません」――食器を灰皿代わりに使用された料理店が、悲痛な思いを述べたツイートに注目が集まっています。編集部では当時の状況などについて店側に尋ねました。

禁煙の店内でたばこを吸い、食器を灰皿代わりに 「味匠 天宏」怒りの告発 被害にあった「味匠 天宏」さん(画像引用:公式サイトさん)

 被害を報告したのは静岡県磐田市にある料理店「味匠 天宏」さん。ツイートに添付された写真では、小さな白い平皿の上に、加熱式たばことみられる吸い殻が2本乗せられています。

禁煙の店内でたばこを吸い、食器を灰皿代わりに 「味匠 天宏」怒りの告発 食器に置かれた2本の吸い殻(画像提供:静岡県磐田市「天宏」さん)
禁煙の店内でたばこを吸い、食器を灰皿代わりに 「味匠 天宏」怒りの告発 アップの写真(画像提供:静岡県磐田市「天宏」さん)

 ツイートによれば、店内はそもそも禁煙とのこと。ルールを守らず喫煙をした上、あろうことか食器を灰皿代わりにするという非常識な行為に、Twitterでは「ルールの守れないお客様は、客ですらない」「人間性を疑います」など批判の声が続出しています。

 当時の状況はどうだったのか。吸い殻を見つけたときの思いは、どのようなものだったのか。編集部では、被害にあった天宏さんに話を聞きました。

 


―― 当時の状況を教えてください。

天宏:夜のお客様でした。個室で会席料理をご予約いただいてお酒もそこそこ飲まれていました。お客様のお帰りが遅くなりそうなので、板場と接客担当を帰らせました。その後、お客様がお帰りになって私が部屋の片付けをしたときに見つけたという流れです。

―― 吸い殻を見つけたとき、どのように感じましたか? 率直な思いをお聞かせください。

天宏:見つけたときはなんとも言えない、表現が難しい感情でした。怒り、悲しみ、むなしさ、あきれる思い。それらが混沌と入り混ざった感情です。

―― 今後、貼り紙をするなどの対策は考えていますか?

天宏:本館玄関には禁煙ステッカーは掲示していますが、各部屋に何かしら張り紙、パウチしたお知らせなどは検討中です。


 

 当該の客は常連ではなかったそうですが、天宏さんは「本来なら、このようにお客様を下げてまでお店が皆さまに知られるというのは本意ではありません。親から受け継いだ店でありお客様です」と言い様のない気持ちを吐露しました。

 客側が“食器を灰皿だと勘違いした”“電子タバコであれば大丈夫だと思った”などの可能性もゼロではありませんが、マナー違反であることは事実。天宏さんも「どうしても、とおっしゃる方は器を灰皿にしないで、係のものにお伝えください」と述べているように、喫煙の際はマナーに配慮し、適切な手順を取ることが大切です。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」