米お騒がせセレブ、児童SM広告で炎上ブランドに“感謝”で飛び火炎上 「来期のショーへの招待を確保しつつのお気持ち表明」と批判(1/2 ページ)

どういうこっちゃ。

» 2022年11月28日 18時44分 公開
[小西菜穂ねとらぼ]

 ファッションブランド「バレンシアガ」が新キャンペーンのビジュアルを巡り炎上。同ブランドと関係の深い米お騒がせタレント、キム・カーダシアンにも飛び火しています。

キム・カーダシアン バレンシアガの服を着たキム・カーダシアン(画像はキム・カーダシアン公式Instagramから)

 問題視されたのは同社が公式サイトやSNSに掲載したホリデーキャンペーンのビジュアル。子どもにボンデージを思わせるスタイリングをしたぬいぐるみを持たせたもので、加えて小道具の中には児童ポルノに肯定的な裁判資料がまぎれていたことが発覚。児童ポルノや性的虐待を連想させ、また肯定するのかとメディアに取り上げられ、SNSで批判されたことで11月22日、同社は問題の広告を取り下げるとともに謝罪し、担当フォトグラファーが声明を発表。余波によって同社のInstagramは現在これまでの投稿が全て削除されています。

 バレンシアガとは、これまで何度かコラボレーションの経験があり、良好な関係を築いてきたキムにも騒動は飛び火し、本人のSNSアカウントにはなぜ沈黙を貫くのかと多数のメッセージが寄せられていました。28日に投稿したTwitterでようやく炎上キャンペーンに言及したキムはまず、「声明発表まで時間がかかったのはブランド側の説明が聞きたかったからだ」と釈明。“4児の母として”「子どもの安全は最大限に尊重されなくてはならないもの」として、児童ポルノや性的虐待、またこれらを肯定することは社会的にあってはならないことだとしました。

 しかし続けて「バレンシアガが広告を取り下げ謝罪したことへ感謝します」と述べ、同社が同じ問題を二度と起こさないため取り組んでいると表明。さらに問題へ向き合い説明責任を果たし、新たにアクションを起こそうとするブランドとの関係を「再評価」していると良好な関係性を強調するに努めました。

 キムの“感謝”声明にTwitterユーザーからは、「バレンシアガは子どもを性的搾取し、キムはそれをよしとする。どういうことなのか」と反発の声が殺到。「来期のショーへの招待を確保しつつのお気持ち表明、なんてご立派なやり方でしょう」「あなたみたいに裕福で発言力もあり仕事相手を選ぶ立場にある人が、道徳を放り出す選択をするなんて意味が分からない」「バレンシアガは被害者じゃないし、これが初めてでもないよ」と声明の内容を疑問視する声が寄せられています。

 また、バレンシアガはキムの元夫でラッパーのカニエ・ウエストとのコラボレーションを、カニエの反ユダヤ発言を理由に打ち切ったばかり。現在欧米ではひとつの問題発言や行動によって、対象を徹底的にたたいて社会的に排除しようとする“キャンセルカルチャー”が問題視されていて、「つまりバレンシアガとしては反ユダヤは許容できないけれど小児性愛はその限りではないということだね」「カニエを切ったバレンシアガを絶賛していた連中は、当然バレンシアガを切るんだよね?」と波紋を広げています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/05/news138.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. /nl/articles/2411/05/news109.jpg 事故で重体の人気日本人TikToker、1カ月の意識不明と家族ケア経て逝去……“旅立ち直前に会った”親友は「励ましに来てくれてたのかな」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2411/05/news161.jpg 大谷翔平の肩に手を伸ばし…… 妻・真美子さんの“さりげない仕草”に「良すぎ」「優しさ垣間見れる」
  5. /nl/articles/2411/03/news021.jpg 「クソビビったwww」 ハードオフに38万5000円で売っていた「衝撃的な商品」が90万表示 「売った人突き止めたい」
  6. /nl/articles/2404/22/news111.jpg 「初めて見た」 大谷翔平、まさかの私服姿で取材対応 “40万円のジャケット”も球場到着時に注目集める
  7. /nl/articles/2411/05/news026.jpg 水族館デートをした2人→遠距離恋愛を経て、10年後…… 同じ場所で撮影された“現在の姿”が「クソエモい」「最高」と話題
  8. /nl/articles/2411/02/news081.jpg 「昔は国際的なモデルだった」と話す祖母→孫は信じていなかったが…… 3200万再生された若かりしころの祖母に「オーマイゴッド」【海外】
  9. /nl/articles/2411/05/news129.jpg 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」
  10. /nl/articles/2411/04/news019.jpg ぬいぐるみを一生懸命運んでいた秋田犬の子犬、あっという間に成長して…… 思わずグッと来るビフォーアフターに「ビックリ」「可愛すぎる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  2. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  3. 結婚相手を連れてくる妹に「他の人に会わせられない」と言われた兄、プロがイメチェンしたら…… 「鈴木亮平さんに見えた」大変身に驚がく
  4. 「2007年に紅白出場」 38歳になった“グラビア界の黒船”が1年ぶりに近影公開→驚きの声続々
  5. 「クソビビったwww」 ハードオフに38万5000円で売っていた「衝撃的な商品」が90万表示 「売った人突き止めたい」
  6. 夫婦喧嘩した翌朝の弁当を夫が作ったら…… “森”すぎるビジュアルに「インパクトすごい」「最高に笑いました」の声
  7. 約9万円の「高級激レアガンプラ」を10時間かけて制作→完成品に「家宝だ」「めっちゃくちゃにかっこいい!!」
  8. 天皇皇后両陛下主催の園遊会、“お土産”に注目 ジョージア大使「大好物です」「娘たちからも大好評」
  9. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  10. 事故で重体の人気日本人TikToker、1カ月の意識不明と家族ケア経て逝去……“旅立ち直前に会った”親友は「励ましに来てくれてたのかな」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた