ニュース
» 2022年12月26日 19時30分 公開

家をシロアリにやられ“庭を丸ごとつぶした”話が怖いけどためになる 原因や対策などを聞いた(1/2 ページ)

庭の放置は危険なようです。

[コンタケねとらぼ]

 実家がシロアリ被害にあい、庭を丸ごとつぶし多大な出費をすることになってしまった話が怖いながらもとても参考になると話題です。シロアリはどこからやってきて、どうすれば被害を防げるのか。被害にあった本人の話に加え、プロの業者にも話を聞いてみました。

シロアリ被害 シロアリ被害にあった畳

 シロアリの被害にあったのは、阿部隆史さん(@GS_abetakashi)。ある日、クローゼット前に置いていたシャツがボロボロに食い荒らされ、畳に巣ができていたことからシロアリ被害が発覚。業者に相談し、床板を全て剥がして張替え、薬剤駆除、畳の取替、さらに庭木を全廃し庭を更地にすることになりました。まさに、庭を“つぶす”ことになってしまったわけです。

シロアリ被害 床板を剥がしたところ
シロアリ被害 以前の庭の様子
シロアリ被害
シロアリ被害
シロアリ被害 現在の庭の様子
シロアリ被害
シロアリ被害
シロアリ被害 ビフォー
シロアリ被害 アフター
シロアリ被害 ビフォー
シロアリ被害 アフター
シロアリ被害 シロアリが作った「蟻道」の跡

 もともとこの庭は草木が好きな阿部さんの母が手入れをしていましたが、7年前に亡くなって以降庭は放置気味に。草木が生い茂った状態になり、シロアリの発生源となってしまいました。

 また、風呂場の壁タイルに入った亀裂も、シロアリの発生源になっていたとのこと。邪魔な草木を伐採したあと家の外壁近くに置いていたところ、ヒビから浸水して濡れた草木がシロアリを呼び寄せることになってしまいました。この浴室のヒビも、現在は補修済みだそうです。

 家具も多くがシロアリの被害にあい、廃棄処分となってしまったという阿部さん。現在は補修した部屋に新しく購入した家具を配置し、心機一転しました。

 阿部さんはこの被害を通じて、シロアリ対策には屋内の通風を良くして湿気を防ぐ事、ときどきで良いので日光を室内に入れる事、掃除や家具の配置換えをして被害が出ても早く気付けるようにすること、そして何よりも水回りの浸水に充分に注意し防水策を徹底することが重要だと学んだといいます。

 編集部ではシロアリ防除のアサンテにも話を聞きました。

アサンテのシロアリ対策アドバイス

 皆さん、シロアリがどのような虫かご存じですか?「家(木)を食べる害虫」というイメージが強いと思いますが、自然界では「枯れた木材などを分解し物質循環をしてくれる益虫」といわれています。

 森ではたくさんのシロアリたちが枯れた木などを分解して土に還してくれており、樹木の多い公園や庭には当然のようにシロアリがひっそりと生息しています。そんなシロアリですが、私たちが暮らす家屋の内側に侵入すると、家を食べる「害虫」になってしまいます。

 ぜひ皆さんに知ってもらいたいのは、シロアリは自然界でどこにでも生息しているとても身近な虫であること、そして、シロアリが家屋内に侵入しないように日頃から対策をする(予防する)ことが大切ということです。

 そこで、シロアリを家屋内に侵入させないための基本的な対策をご紹介します。

 まず1つ目は基本中の基本、家の周りにシロアリの侵入経路や餌場となる木材を置かないことです。

 2つ目は、シロアリが家屋内に侵入する際に作る蟻道(ぎどう、シロアリが土などで作るトンネル状の道)を発見しやすくするために家の周り、特に外壁や基礎の周辺にはできる限りモノを置かないようにすることです。

 そして3つ目が、シロアリは水漏れした場所やじめじめしている湿気の多い場所に集中しますので、室内で水漏れがないか、床がギシギシ鳴ったりブカブカしていないか確認したり、家の周囲に置いているモノを動かしてシロアリが生息していないか確認するなど、定期的なチェックも大切な対策になります。

 しかし、このような対策を行なっていたとしても、家屋内にシロアリが侵入することがあります。

 シロアリが侵入してくる床下はご自身で確認することが難しい場所ですので、気付かないうちにシロアリ被害が拡大していることも少なくありません。まずは、お家の周囲の状況(家の周りに蟻道がないか、木材が放置されていないか)や室内(水漏れがないか、床がギシギシ鳴らないか)などを確認してみましょう。万が一の場合でも、早期発見することで被害を最小限に抑えることができますので、気になるポイントがある場合は、定期的にプロの業者による床下診断を受けることも検討してください。


画像提供:阿部隆史さん(@GS_abetakashi)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/08/news148.jpg DAIGOの姉・影木栄貴、ノーメイク姿の姉弟ショットで美形ファミリーぶり際立つ 「目元瓜二つ」「すっぴんでも綺麗」
  2. /nl/articles/2312/07/news024.jpg 生まれて間もなく捨てられていた保護子猫が“真っ白なエビフライ”に おなかいっぱい食べられるおうちで過ごす姿に心あたたまる
  3. /nl/articles/2312/08/news124.jpg 元・成宮寛貴ら、豪華メンバー飲み会に“元芸能人”が偶然登場 衝撃の身なりに「都内でこの格好ヤバっ」
  4. /nl/articles/2312/08/news109.jpg 小木博明の妻、52歳のサプライズ誕生日会に「負荷などありましたが嬉しくて」 “母”ら豪華メンバー集結に「みなさんいい笑顔」「ハッピーで最高」
  5. /nl/articles/2312/08/news023.jpg 赤いアロワナ(紅龍)を買ったら色が変化、「もしかして騙された?」と思ったら…… 劇的に変化した理由が興味深い
  6. /nl/articles/2312/05/news021.jpg 柴犬が見つけた瀕死の子猫、最後の力で立ち上がり…… 優しさが救った小さな命が600万再生「感動と感謝です」
  7. /nl/articles/2312/08/news026.jpg 子猫を保護して2週間、最初は警戒していた先住犬たちも…… みんなで団子寝する仲睦まじい姿に「なんて幸せな光景」「愛にあふれてる」
  8. /nl/articles/2312/08/news141.jpg 「感心しまくりでたーくさんGET」 神田うの、“初ZARA”での爆買いに感動「リーズナブルでビックリ」
  9. /nl/articles/2312/08/news147.jpg 寺田心、最新の“細マッチョ”姿に驚きの声が集まる 「体が逆三角形」「筋肉系になっていたとは」
  10. /nl/articles/2312/08/news017.jpg 柴犬、飼い主の「行ってくるね」にジワジワと表情がくもっていき……? 豊かな感情のゆれ動きに「切ない……」「押し寄せてる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」