太田垣康男『MOONLIGHT MILE』、10年振りの新刊が電書で　『機動戦士ガンダムサンダーボルト』の連載に伴う中断からの再開（1/2 ページ）

pixivで再開した第3部が電子書籍化。

» 2022年12月16日 12時00分公開

[沓澤真二，ねとらぼ]

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　漫画家、太田垣康男さんの代表作『MOONLIGHT MILE』の新刊が10年振りに発売されます。電子書籍出版のナンバーナインより、12月23日に電子版として配信開始。価格は693円です。

10年振りの連載再開となった第3部から、最新の24巻

　MOONLIGHT MILEは、2000年に『ビッグコミックスペリオール』で連載開始したSF作品。物語は半ばながら、太田垣さんが同誌で『機動戦士ガンダムサンダーボルト』の連載を始めるにあたり、2011年でいったん中断されていました。

　休止から10年がたった2021年12月、太田垣さんはpixivで無料公開する形で、MOONLIGHT MILEの第3部を始動。この連載分を電子書籍化し、最新となる巻数表記を付けたのが、今回配信される「24巻」というわけです。

　腱鞘（けんしょう）炎の影響もあって、漫画はネームの状態で配信されます。刊行にあたり、太田垣さんは「漫画家になってからずっと長年絵にこだわりをもって描いてきましたが、そのこだわりのせいで腱鞘炎にもなり、MOONLIGHT MILEも10年間に渡って中断することに……」とコメント。「このまま本作が未完で終わるのは嫌だ、という気持ちが日に日に強くなり、私はようやくこだわりを捨て物語を進める道を選びました」と、その決断について語っています。