母の日のプレゼントに眼鏡を注文し、6日後…… 最後となった母の日のエピソードに「めちゃ泣けた」「親孝行しよう」(1/2 ページ)

感謝を伝えるのが大切。

» 2023年05月13日 07時30分 公開
[斉藤ナミねとらぼ]

 5月14日は「母の日」。そんな日に母に感謝できることの幸せを考えさせられるエピソードがTwitterで話題になっています。投稿には、記事執筆時点で1万3000件以上の“いいね”が集まりました。

茶色いフレームのメガネ 母の日に、眼鏡を贈ろうとしたら……(※画像はイメージです)

母の日のプレゼント

去年の母の日のプレゼントのはなし。「老眼鏡もう10年使ってるから、新しいのほしいな」と母。それは買い替えたほうがいいね!と眼鏡屋さんへ。「これでもいいのだけれど、こっちのほうが掛け心地がいい気がするんだよね。5000円も違うから、やっぱり初めの方でいいか……」と悩んでいたので

「いや、毎日使うものだし使いやすいほうがいいよ!5000円高くてもいいよ」「そうだよね、また10年使うかもしれないしね!そうするわ。ありがとね〜」

出来上がりが一週間後だったので伝票受け取って「毎日使うものプレゼントされると、なんかいつも嬉しい気持ちになるよね」と話しながら帰った(天野慶さんのツイートより抜粋)

 投稿したのは、天野慶(@utataneko57577)さん。昨年の母の日にまつわる、母との思い出について振り返ったものです。

 天野さんは昨年、母の日のプレゼントとして、「老眼鏡もう10年使ってるから、新しいのほしいな」というお母さんに新しい眼鏡をあげようと、2人で眼鏡店に行きました。

 「こっちの方がかけ心地がいい気がするんだよね。でも5000円も違うから、やっぱり安い方でいいか」と、値段を気にして遠慮をしていたお母さんに、天野さんは「毎日使うものだから、5000円高くても使い心地のいいものにしよう」とすすめます。それを聞いたお母さんは、「そうだよね。また10年使うかもしれないしね。ありがとう」と、天野さんの思いに素直に感謝を伝えました。

 眼鏡ができ上がるのは1週間後。その日は伝票を受け取り、帰路につきます。その途中、お母さんは「毎日使うものプレゼントされると、なんかいつも嬉しい気持ちになるよね」と、うれしそうに話していたそうです。

 しかし、その6日後。お母さんは楽しみにしていた眼鏡を受け取ることなく、大動脈解離で亡くなりました。お母さんが残した日記と、机の上のメモに「明日眼鏡屋さんいく!」と書かれているのを見た天野さん。突然の別れに、「あんなに楽しみにしてたのにな。10年使うかもって言ってたのにな」と思いつつ、母の元に新しい眼鏡を供えたそうです。お母さんは、きっと天野さんから贈られた眼鏡を手に取ることをとても楽しみにしていたに違いありません。

 後日、お母さん本人が受け取りに行かなかったため、眼鏡店から「掛け心地はいかがですか?」とていねいな電話がかかってきました。天野さんは「大丈夫です。ぴったりでした。」と答え、電話を切ったあと声を上げて涙を流したそうです。

 それから1年が経ち、当時を振り返った天野さん。眼鏡は渡せなかったけれど、母に「好きな眼鏡買っていいよ」と言ってあげられたこと、最後にとてもうれしそうなお母さんの顔を見られたこと。これらを思うと、母は眼鏡を受け取れないまま亡くなったのではなく、自分が親孝行をするのに「間に合った」のだと感じるようになったそうです。お母さんにとっては、天野さんが母の日に眼鏡をプレゼントしようと一緒に選んでくれた時間こそが、一番のプレゼントだったことでしょう。

 このエピソードを「母の日にプレゼントをあげよう、というみなさんはぜひともどーんと!ばーんと!惜しまずにプレゼントしてあげて喜ばせてあげてくださいね!! そして、母のいる『母の日』の幸せを堪能してくださいね!!」というメッセージで締めくくった天野さん。来たる母の日には、日頃の感謝の気持ちをぜひ伝えたいものですね。

 この投稿には「めちゃくちゃ泣いた」「お母さん絶対大満足だったと思います」「親孝行しなきゃ!」など、たくさんのコメントが寄せられています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」