マックの平成バーガー、CMに反響も「違和感ある」の声も 制作の意図は? なぜ今平成? 背景を聞いた(1/2 ページ)

CMの内容に対し“流行した時期が違うものが混在しているため違和感”などの声が一部上がっていました。

» 2023年06月07日 17時10分 公開
[篠田華代ねとらぼ]

 5月31日から期間限定販売中のマクドナルドの「平成バーガー」。俳優の池田エライザさんを起用し、“平成シーン”を再現したCMは大きな反響を呼びました。しかし一部では、このCMに違和感を覚えるとの声もみられます。ねとらぼ編集部ではこのような声に対する意見や、制作の意図などについて日本マクドナルドに取材しました。

マクドナルド マック 平成バーガー チョベリグ 「平成バーガー」期間限定販売中

 「平成バーガー」は、平成に販売していた「たまごダブル」「焙煎ごま えびフィレオ」「ジューシーチキンブラックペッパー」の復活商品(関連記事)。5月30日から放送開始されたテレビCMでは、平成を代表する浜崎あゆみさんの名曲「Boys & Girls」にのせ、当時を象徴するギャルやアイドル、アーティストなど6人を池田さんが演じています。

マクドナルド マック 平成バーガー チョベリグ 池田さんはCMの中で6人を演じています

 平成を彷彿(ほうふつ)とさせるシーンやアイテム、「チョベリグ」「バリ3」などの流行語が次々と登場する同CMに、ネット上ではさまざまな反応が寄せられました。

 Twitterでは、「めっちゃ平成時のCMっぽい」「画面の比率がアナログ放送になっててチョベリグ」など評価される一方で、「チョベリグが流行ったのは95年で、Boys & Girlsがリリースされたのは99年なので、ちょっとズレてるのにどうしても違和感」「若干時間のズレがあるのモヤる」などの声もみられました。ねとらぼ編集部ではこのCMの当初の制作意図や、今のタイミングで平成に注目した理由などについて広報担当者に話を聞きました。


――なぜ今、平成バーガーなのでしょうか。「平成」というワードに目をつけ、「平成バーガー」とした理由を聞かせてください

マクドナルド令和も5年になり、平成を振り返ったりと一つの懐かしい時代になりつつあります。そんな平成に誕生したマクドナルドの人気のバーガーの味わいと合わせて、その時代を思い出して懐かしんでいただいたり、知らない方には逆に「そのような時代があったんだ」「こんなバーガーがあったんだ」とさまざまな視点で楽しんでいただけたりしたら、との思いから「平成バーガー」として展開させていただいています。

――復活メニューのラインアップはどのような基準で選定したのでしょうか

マクドナルド平成時代に発売してご好評をいただき、現在も復活を期待されるお声の多い人気の3商品を復活販売いたしました。

――広島県と山口県一部店舗では販売されていませんが、その理由を教えてください

マクドナルド同エリアでは、平成バーガーとは異なる新商品を試験的に販売するため、お取り扱いがございません。平成バーガーを楽しみにしてくださっているお客様には、誠に申し訳ございません。
 広島県および山口県岩国市では、エリア限定のメニューをご提供いたいますので、こちらの商品をお楽しみいただけますと幸いです。

――CMや広告の制作意図などについて聞かせてください。また、CMや広告に違和感(流行した時期が異なるものが混在している)を覚えるという声もありますが、そのような声についてはどう思われますか

マクドナルド平成時代の象徴的なシーンを15秒、30秒といった限られた時間の中で、分かりやすいイメージとして表現させていただきました。
 「こんなファッションや言葉が流行っていたよね」「懐かしいね」などさまざまな会話を楽しみながら、3つの復活バーガーをお楽しみいただければと思います。


 反響の一部で、否定的な声も見られた平成バーガーのCM。広報担当者はCMへの意見について直接触れることはありませんでしたが、違和感は「限られた時間で平成を分かりやすく表現する」ことの限界が1つの要因だったと考えられます。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた