さびだらけのコイン計数機がピカピカに変身！ 歴史ある機械の修復作業に見入ってしまう（1/2 ページ）

もちろん動作もします。

[河原木，ねとらぼ]

　古いコイン計数機をレストア（修復）する動画が、YouTubeで87万回以上再生される反響となっています。見るからに大変そうな作業なのに、手際の良さがすごい……！

　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネルの「Rusty Shades Restoration」（@rustyshadesrestoration）。オークションサイトで落札したというこのコイン計数機は、もともとはポーランドの造幣局で使用されていた品だそうです。しかし、経年劣化によってメッキがほとんどはがれ落ち、さびと汚れに覆われた姿となってしまっています。

ボロボロのコイン計数器（画像はYouTubeチャンネル「Rusty Shades Restoration」から引用、以下同）

　この計数機を修復するために、まずは10時間かけて全ての部品を分解。その後、レーザークリーナーを使ってさびを落とし、細かいパーツはさらに研磨剤や薬品で汚れを取り除いていきます。

分解されたパーツたち

レーザークリーナーで汚れを除去

　洗浄が終わったら、続いては塗装を行います。計数機本体は緑色の塗料で塗り、カバーやねじなどのパーツには真ちゅうを含んだ保護スプレーを噴射。欠けていたパーツを補充しつつ、きれいになった部品を元通りに組み立てれば、いよいよ修復の完了です。

アンティーク調を失わないシックな緑色で塗装

　汚れ放題だった古い計数機が、まるで新品のような姿に生まれ変わりました。見た目がきれいになっただけでなく、正常に動作もします。ちなみに、この修復作業には3週間もの時間を要したとのこと。確かな技術と強い根気がなければなし得ない大仕事に圧倒されてしまいますね。

こんなにきれいになるなんて！

　この動画を見た人からは、「素晴らしい仕事です！」「見た目が格段に良くなったし、機能も魅力的です」「この機械を組み立てるとき、一体どうやって部品の場所を覚えているのだろう？」など、驚きや賞賛の声が寄せられました。

　Rusty Shades Restorationでは他にも、古い機械や道具を修復する動画をYouTubeに公開しています。