「ピクミン」の名前の由来とは? 任天堂公式が「ピクミン」制作秘話を公開 レジェンドたちのインタビューに注目集まる(1/2 ページ)
ティム・バートン作品や、SFアニメ「ファンタスティック・プラネット」から影響を受けたといった、興味深い裏話がいっぱい。
Nintendo Switchソフト「ピクミン4」の発売(7月21日)を前に、任天堂が公式インタビュー企画「開発者に訊きました」のピクミン編を公開しました。プロデューサーの宮本茂さんをはじめ、シリーズの立ち上げに携わった面々が集まり、「ピクミン」の名の由来などさまざまな裏話を明かしています。
インタビューの初回はピクミン4の話に入る前に、宮本さんに加え日野重文さんと阿部将道さん(ともにディレクター)、神門有史さん(プログラマー)、森井淳司さん(デザイナー)ら、初代ピクミンの開発メンバーが特別に集結。「大量のキャラクターをAIで動かすゲーム」という発想が発展し、不思議な生き物「ピクミン」が生まれる過程など、企画を初期段階から振り返ります。
そのデザイン案を出すときに、森井さんが影響を受けていたのが、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」などコミカルかつシリアスな作風で知られるティム・バートン監督。そして、それまでの任天堂作品にはない「シリアスで大人な、不思議な世界」を描くうえで、フランスのSFアニメ「ファンタスティック・プラネット」を、メンバー一同で鑑賞したといった、意外な原点が語られます。
なかでも目を引くのが、「ピクミン」命名の由来が「匹(ピキ)」だったくだり。開発当時、まだ名前のなかったそのキャラクターを「1匹、2匹」と数えていたところ、プログラマーのコリン・リードさんが「ピキ」を名前だと勘違いしたのだそうです。
その後ピキが「ピッキー」に派生したのち、正式に名前を決める際に、(ゲームシステムに合う)「Pick me(私をつまみ上げて)」にも音が似ていることから「ピクミン」に――というのが命名の真相。ほかにも、興味深い話が続々と出てくるインタビューは、「読みごたえがある」と好評を博しています。
十分すぎるほど濃厚な話が出たインタビューですが、これでもまだ「CHAPTER1」の段階で、7月19日にはCHAPTER2が公開予定です。
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