臆病な元野良猫、ケージから出られず1年半がたち…… とうとう踏み出した1歩に「うれしくて涙が」「頑張ったね、えらいよ」
達成感にあふれた猫ちゃんのドヤ顔がかわいい。
約1年半もの間ケージから出られなかった臆病な元野良猫さんが、ついに自ら一歩を踏み出した動画がYouTubeで公開されています。記事執筆時点で約16万再生を記録し、「うれしくなって涙が出ました」など感動するコメントが寄せられています。
投稿したのは、保護猫活動やTNR地域猫活動を行っている「ねこまるけ / Full of cats」さん。YouTubeチャンネルにて、保護猫たち、地域猫たちに囲まれた暮らしを公開しています。
今回の主役は、元野良猫の「たたみ」ちゃん。一時保護され地域猫へとリターン※しようとするも臆病で屋外に出られず、投稿主さん家族に迎えられた子です。しかし今度はケージから出ることができなくなり、投稿主さん夫妻はたくさんの愛情を注ぎながら、たたみちゃんの“ケージ卒業訓練”を時間をかけて行ってきました。
そして引きこもること1年半、たたみちゃんはついにケージの外へ一歩を踏み出したのです……!
※TNR……Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉。捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、避妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)こと
初めて自分の意志で外を探索したたたみちゃん。とても短い時間でしたが、ケージに戻ったたたみちゃん本人も達成感にあふれた表情をしており、その日から外に出る姿がたびたび目撃されるように。
たたみちゃんはお迎えされた当時、人間と触れ合ったことがない様子でした。いつも耳を“たたんで”「シャーシャー」と激しく威嚇していたことから、「たたみ」と名付けられました。また他の猫に対しても人間と同様に苦手な様子で、投稿主さんは日々試行錯誤しながら、なんとか安心してもらおうと全力を尽くしてきました。
そんな周りの全てに怖がっていたたたみちゃんが、何度もケージの外に出て少しずつ冒険の範囲を広げていく姿に、投稿主さん夫妻は驚き、涙が出るほどうれしかったとつづっています。
1年半前、触れることさえ許さなかった子が、今では自信にあふれた表情をし、「良かったねぇ!」「がんばったねぇ」とナデナデされている姿に、家族の絆とそれぞれの努力を感じてたまらず涙が出ます。
コメント欄では、これまで見守っていた視聴者から「こんなたたちゃん(※たたみちゃんの愛称)の姿が見られるとは」「私まで嬉しい気持ちになりました」「愛情の賜物ですね、おめでとうございます!」と感動や祝福する声がたくさん寄せられています。
たたみちゃんとの出会いからの日々は、YouTubeのプレイリストで見ることができます。ねこまるけファミリーの日常はInstagram(@nekomaruke280)でも公開中です。
画像提供:ねこまるけ / Full of catsさん
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