寝かしつけをしていると、5歳娘が突然歌い始めて…… 幼き日の父の愛情を覚えていた子どもの漫画に「こんなん絶対泣く」の声(1/2 ページ)
子育て冥利(みょうり)に尽きる。
パパが娘を寝かしつけていたら、娘が突然幼いころに歌ってあげていた子守唄を歌い始めて……。心温まるエピソードを描いた漫画がX(Twitter)に投稿され、記事作成時点で4万6000件の“いいね”を集めるなど話題になっています。
作者は、7歳のゆうなちゃん、5歳のかんなちゃん姉妹を育てる「こばぱぱ」(@kobapapaaa)さん。今回の漫画は、こばぱぱさんがかんなちゃんを寝かしつけているときのエピソードを描いたものです。
ある日のこと、こばぱぱさんがかんなちゃんを寝かしつけていると、かんなちゃんが「ねぇパパ。これおぼえてる?」と話しかけてきました。こばぱぱさんは、「シーッ!! もう寝る時間だからおしゃべりはおわ……」とそれをさえぎろうとします。
しかし、かんなちゃんはそのままトントントンと手拍子を取り始めました。そして、「パーパとかんなはなーかよし。パーパとかんなはなーかよし」と歌い出したのです。
歌を聞いてこばぱぱさんは、「え!? 待って!? かんちゃんそれ何で覚えてんの!?」と驚いてたずねます。なんとこの歌は、かんなちゃんが2歳のころ、看護師のママが夜勤でいない日にこばぱぱさんが娘たちに歌ってあげていた子守唄だったのです。
「ママやきんのひ、ねるときうたってた」と話すかんなちゃん。どうやら、幼いながら当時の状況もよく覚えているようです。
こばぱさんは、まだ幼く覚えていないだろうと思い込んでいた出来事を、かんなちゃんがしっかりと記憶していたことに驚くばかり。そんなこばぱさんに、かんなちゃんは「そりゃそうよ。だってママいなくてさみしさみしのときに、パパが手ぎゅってしてくれたの、めーっちゃうれしかったの」と話します。
ママが夜勤の日、娘たちが不安にならないようにと子守唄を歌い、手をつないで寝かしつけていた当時のこばぱぱさん。こばぱぱさんは、かんなちゃんが当時のことを「うれしかったこと」として覚えていてくれたことに、自分の思いが伝わっていたような気がして深く感動し、心の中で「覚えててくれてありがとう」と涙を流すのでした。
この漫画には、「すてきなお話」「こんなん絶対泣く」「最高すぎる」など、多くの感動の声が寄せられています。また、「これとまったく同じことが最近あって俺も泣いた」「これうちの子もあったなぁ」など、こばぱぱさんと似た経験をしたという保護者の声も集まりました。
子どもは大人が思っている以上に、幼い頃のことをよく覚えているもの。かんなちゃんのように、パパとの思い出をうれしかったこととして覚えていてくれたら、親としてはとても幸せですね。
ねとらぼGirlSide編集部は、作品について作者のこばぱぱさんに聞きました。
――かんなちゃんが子守歌を覚えていることがわかり、どのように感じましたか。また、これまでかんなちゃんが過去の事を覚えていたことはありましたか。
こばぱぱさん:ママがいなくて不安だったはずなのに、パパと手を繋ぎながら寝れられてうれしかった記憶として残っていた5歳児。愛おしさが止まりませんでした。過去を覚えているエピソードはあまりないのですが、行った事のある場所をまるで鮭の母川回帰がごとく覚えています。
――今回のエピソード以外に、最近かんなちゃんやゆうなちゃんに驚かされたことはありますか。
こばぱぱさん:漫画化もしているのですが、かんなは褒められるとき、かわいいでもなく、きれいでもなく、ゴージャスと言ってほしいそうです。5歳で。
――投稿には「泣けた」と感動の声が寄せられています。反響への感想や、読者へのメッセージがありましたら教えてください
こばぱぱさん:共感コメントとてもうれしかったです。あと、「携帯片手でせずにちゃんと寝かしつけしたいと思う」と言ってくれたフォロワーさんがいました。子育てしてると大変なことも多く、ぶっちゃけ片手間になっちゃうことあると思うんですよね。そんな気持ちを正直に伝えてくれて、これから少しでも子どもと向き合って寝かしつけしたいと感じてくれた事がこの漫画を描いて良かったなと強く感じました。
日々子育てしているとツライことや心折れそうなこともありますが、みんなで共感しながら泣いて笑って一緒に育児楽しみたいと思っておりますので、今後ともこばぱぱをよろしくお願いします!
こばぱぱさんはこの他にも、Twitterアカウント(@kobapapaaa)やInstagramアカウント(@kobapapaaa)、ブログ「こばままのイクメン目指して3000里」で育児漫画などを公開中です。
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