「本当にあった同人の怖い話」に背筋がゾッ…… 入稿ミスや家族バレ、“解釈違いの隣人”エピソード漫画が怖すぎる(1/2 ページ)
夏にひやっとする怪談話。
同人活動をしている女性達が「ゾッとするような怖い体験談」を語りあう漫画がX(Twitter)に投稿され、記事作成時点で1万件のいいねを集めるなど話題になっています。どれもこれも怖すぎる……!
作者は、漫画家の真田つづる(@sanada_jp)さん。話題の漫画は、同人活動をしている女性たちが「同人怖い話大会」に興じる様子を描いたものです。
登場人物は、「九条姉妹」と姉妹の家に泊まりに来た「向井さん」の3人。くじ引きで順番を決め、それぞれの同人活動にまつわる怖い体験談を披露します。くじの結果、最初の話し手は九条妹に決まりました。
印刷所からのメールを確認していなかった話
初めて同人誌を印刷所に入稿したとき、慣れない入稿作業に悪戦苦闘しながらも、何とかアップができてほっとした九条妹。その後、本の完成を楽しみにしながらイベントの支度を進め、準備万端で前日の夜を迎えたつもりでしたが……?
翌日に備えてスマートフォンのアラームをセットして寝ようとしたところ、メールがたまっていることに気付きました。そして「そういえば最近チェックしてなかったかも……」とメールをチェックすると、なんと5日も前に印刷所からメールが来ていたのです。
メールの内容は、まさかの「データに不備があるため、印刷できません」というもの。準備万端だと思っていたのに、イベント前日になって一番大切な同人誌が全く用意できていない状態だったのです。恐ろしい……!
その後、九条姉妹の妹は徹夜でコピー本を作り、何とかイベントに間に合わせることができたといいます。無事に間に合って良かったとはいえ、一発目からとんでもない爆弾話でした。
友人が母の同人グッズを見つけてしまった話
続いては、同人活動を始めたばかりの向井さんが体験した怖い話です。小学生のころ、向井さんと友人達との間では“スラム白書”という漫画がはやっており、みんなでごっこ遊びをして遊んでいました。
そんなある日、友人の一人が「お母さんの本棚からスラム白書のレターセット見つけたんだ!」と言いながら、かばんからレターセットを取り出しました。しかし、よく見ると絵のタッチが少し違っています。実はそのレターセットは、同人活動をしているお母さんの作品だったのです!
向井さんは「今思い返すとちょっとヒヤッとするなって……」と当時を振り返りました。何も知らない子どもがお母さんの同人活動の作品を見つけてしまうなんて、お母さんの立場だったらちょっとどころではなく怖すぎます……!
苦手なものを差し入れされた話
最後は、九条姉が怖い話を披露。先日参加した、東京ビッグサイトでのイベントで体験したお話です。
イベントで隣のブースになったサークルと九条姉は顔見知りでしたが、作品やカップリングに“解釈違い”があるため、普段はあまり話をしない関係でした。しかし、その日は、隣のサークルの女性が「差し入れ持ってきました!」「私の大好きなお菓子です!」とお菓子を渡してくれたといいます。お礼を言って中身を見ると、パクチー味のお菓子の詰め合わせが入っていました。
パクチーが苦手な九条姉妹の姉は、申し訳なく思いながらも「実はちょっとパクチー苦手で……」と正直に伝えます。すると、女性からまさかの返事が。
女性は「そうなんですか……まあ……」「だから持ってきたんですけどね……」と、パクチーが苦手なことを知りながらわざと持ってきたことを笑いながら伝えたのです。相手が苦手なものを差し入れするなんて、お化けよりもおっかない……!
「どの話が優勝だと思いますか?」と結んだ作品には、3人と同じように同人活動をする人から「ぜんぶこわい」「いつも面白いけどこれはホントに恐怖だ」「半端なホラーものよりよっぽど怖かったので全員優勝」など、背筋を凍らせたという声が多数寄せられました。
また、真田さんが「みなさんの同人怖い話も聞かせてください」と呼びかけたところ、読者から「印刷所に直接入稿しようとして道に迷って迎えに来てもらった」「妻が義母に同人誌を親族に配られた」など、同人活動にまつわるさまざまな怖い話が集まっています。
真田つづるさんはこの他にも、さまざまな作品をX(@sanada_jp)で公開しています。また、漫画『『私のジャンルに「神」がいます』全3巻、『同人女の感情』1巻が販売中です。
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