水槽を真っ赤にした正体は「こいつです」 切っても切っても蘇生し、放置すると全てを覆い尽くす驚異の生命力が興味深い
とっても鮮やか。
放置しているだけで水槽を真っ赤に染めてしまう、ちょっぴり元気すぎる水草の様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、1万1000回以上再生されています。
投稿主であるたそがれさんはアクアリストで、自宅で16個以上の水槽を維持しながら水草や熱帯魚などに関する動画をYouTubeチャンネル「たそがれアクア」に投稿しています。
そんなたそがれさんが管理する水槽の1つに、組織培養水草(寒天を用いた培地を使い、無菌状態で培養された水草)をストックしている水槽があるのだそうです。
その水槽は初売りに浮かれ、大量に購入した組織培養水草をストックするために立ち上げたものの、その後は水草を新たな水槽を立ち上げる際まで保存しておくための水槽として運用していたそうです。
当初はロタラsp.Hraとオーストラリア・ドワーフヒドロコティレという2種類の水草を植えていましたが、ロタラsp.Hraのほうは3カップ分植えたために密度がすさまじく、トリミングをしてもしてもあっという間に水面を覆いつくしてしまう状況になっていたのだとか。
そのため途中で3分の1ほどを間引き、ロタラワリッキー、ヘアーグラス、ベトナムゴマノハグサなどの新たな水草を追加。“水草のストックをする水槽”という役割をより強化します。
ロタラsp.Hraは現在の水槽の環境にぴったりマッチしているのか、どうにも成長速度がすさまじいのだとか。肥料を使わずにその特徴的な真っ赤な色合いを維持してくれるのはうれしいものの、他の水草の光合成を阻害してしまうのは困りものですね。
水槽の環境を整えるため、水草をトリミングする投稿主さん。水草はトリミングをすると根っこのついた下の部分が再び成長するのはもちろん、切った頭頂部も植えると再び生えてくるので、数を増やしたい場合は頭頂部を再び水槽内に植えていくのだそうです。
トリミングから12日後。水草たちはトリミングをへたことで色味が増し、成長が促進された様子。水槽を真っ赤に染め上げていたロタラsp.Hraはトリミング後のちょっぴりみずぼらしい姿がウソのように復活し、すくすく成長しています。何度トリミングされても元気に復活する、そのガッツは見習いたいような気もしますね。
その後、購入後放置していた組織培養水草も新規導入し、水草をストックする水槽としての役割はもちろん、日に日に見た目も美しくなっていく水槽にうっとりします。一連の作業とその結果を見ていると、水草の美しさを維持するためには小まめかつ、根気強いお手入れが必要であることが良く分かりますね。
投稿主さんはYouTubeチャンネル「たそがれアクア」とX(Twitter/@twilight1589)、Instagram(@twilight_aqua_ch)に、水槽の立ち上げや管理に関する情報を投稿しています。アクアリウムの中でも特に水草に興味がある人は、のぞいてみると良さそうです。
画像提供:YouTubeチャンネル「たそがれアクア」
(三日月 影狼)
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