「お前7日間で死ぬぜ」死神の宣告に少女が笑う理由とは 予想外の展開を迎えるファンタジーマンガに「好きすぎてゾワッとした」の声(1/2 ページ)
後半の展開が衝撃的。
初めて存在を肯定された死神と、誰からも存在を肯定されてこなかった少女による“愛”の物語――― マンガ『死神の花嫁−余命7日からの幸福−』がX(旧Twitter)で話題になり、第1話が2.3万いいね、第2巻のエピソードが4.5万いいねを獲得しています。
『死神の花嫁−余命7日からの幸福−』は「ガンガンpixiv」で連載されている、一色箱さん(@ichiiro_hako)による作品。最新第2巻が11月21日に刊行されています。
枕元に現れて「お前7日間で死ぬぜ」と言う、人間の泣き顔が好きな死神。身体から花が咲く「ブーケ・シンドローム」という難病を抱え、周囲から愛されずに生きてきた女子高生・藍原愛枇(あいはらあいび)は「教えに来てくれたの? ありがとう 優しいね」「余命なら私は受け入れるよ」と笑います。
死神は「最期の日まで泣かずにいられるか? 俺が毎日恐怖に陥れてやる」と返しますが、「毎日会えるなんて嬉しいなぁ 死神さん 待ってるね」とほほえむ愛枇。笑顔を向けられたことがなかった死神は、調子が狂ってしまいます。
ついに最期の日が訪れ、天使がお迎えにやってくると、どういうわけか死神はそれを妨害。生きながらえることに愛枇は、実はこの死神が「相手がおびえて泣き顔を見せないと、死神の務めに徹しきれない“いい子”」であることを見抜いていたことを告白し、「生かした責任とってよ」「花は愛でるか枯らすかだけなの いい子はもちろん愛でるよね?」と笑うのでした。
こうして、初めて存在を肯定された死神と、誰からも存在を肯定されてこなかった少女による“死んでも離れない愛の物語”が始まります。
「夢中で読んでしまった」「好きすぎてゾワッとしちゃった」といった声が上がる本作について、作者・一色箱さんにお話を伺いました
――― 第1話は、死神と「ブーケ・シンドローム」を患う少女が織りなす予想外な展開。このような設定やキャラクターを思いついたきっかけは?
女の子のギャップを描きたいと思っていたので、愛枇のキャラクターや最後の展開を大事にするなかで今の形にたどり着きました。それに伴って、死神のキャラクターもより固まっていき、2人の関係性が出来上がったと思います。
――― 本作の制作で特に力を入れているところは?
顔や表情を納得いくまで修正や試行錯誤することです。できる限りそのキャラの良い表情を描いてあげたいです。
――― この作品への思い入れや、ご自身の中で気に入っているポイントは?
この作品自体もそうですが、特に1話は何度も修正して完成までたどり着きました。本当に多くの方に読んでいただけたことが印象深いです。
――― うれしかった読者からの反応・感想などありましたら、お教えいただけますと幸いです
毎回漫画を世に出すときは「読んでいただけるだろうか……」と不安に思っているので、リアクションや感想はどれも等しくうれしいです!
――― 読者へのメッセージをお願いします
漫画をお読みいただき本当にありがとうございます。多くの作品がある中で出会っていただけたこと自体がとても光栄で、いつも感謝しております。
制作協力:一色箱さん(@ichiiro_hako)
(C)Hako Ichiiro/SQUARE ENIX
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