塚原重義監督作品「クラユカバ」「クラメルカガリ」が2作品同時公開 クラメルカガリ主演の佐倉綾音「私の大好きな世界だ……」
「クラユカバ」はファンタジア国際映画祭で長編アニメーション部門観客賞・金賞を受賞。
2023年ファンタジア国際映画祭長編アニメーション部門で「観客賞・金賞」を受賞した塚原重義さん(塚は旧字体)原作・脚本・監督の長編アニメーション映画「クラユカバ」の日本凱旋劇場公開が決定。シナリオ原案に成田良悟さんを迎えた「クラメルカガリ」と2作品同時公開として、2024年4月12日からテアトル新宿ほかで上映されます。
古くはFlash作品などでも知られる塚原重義さんの長編アニメーション
「クラユカバ」は、探偵・荘太郎が集団失踪事件の謎を追い、“クラガリ”と呼ばれる地下世界に足を踏み入れ、探偵の運命を大きく揺れ動いていく様を大正浪漫風な雰囲気の中で描いたミステリーエンターテインメント。古くはFlash作品などでも知られる塚原さんが自主制作として生み出し、クラウドファンディングを経て2021年に本編冒頭を「序章」として先行公開。2023年6月に本編の完成に合わせファンタジア国際映画祭に正式出品し、長編アニメーション部門で「観客賞・金賞」を受賞しました。
現時点で発表されているキャストは、荘太郎役の六代目・神田伯山さんをはじめ、黒沢ともよさん、芹澤優さんで、「序章」から続投します。
「クラユカバ」のスピンオフ小説が原案の「クラメルカガリ」
「クラユカバ」と同時公開される「クラメルカガリ」は、『バッカーノ!』『デュラララ!!』などでも知られる作家の成田さんが、「クラユカバ」のスピンオフ小説として執筆したシナリオを原案として制作されたもの。零細採掘業者がひしめく炭鉱の町・“箱庭“を舞台に、日々迷宮のように変化する町を地図に記す“地図屋”を営む少女・カガリと、箱庭からの脱却を夢想する少年・ユウヤを中心に展開する群像劇。
主人公のカガリは、「僕のヒーローアカデミア」の麗日お茶子役や「め組の大吾 救国のオレンジ」の中村雪役などを演じた佐倉綾音さんが務めることが発表されました。
「クラユカバ」荘太郎役:神田伯山コメント
講談師の神田伯山です。序章に引き続き、荘太郎役をつとめさせていただくことになり、大変光栄に思っております。映像の美しさとキャラクター、さらには脚本の面白さ。
塚原監督初めての長編映画で「2023年ファンタジア国際映画祭」観客賞・金賞を受賞されて順風満帆です。しかし肝心の皆様のお目にかかるのはこれからです。私自身も映画館で観るのがとても楽しみです。是非、いろいろな思いをのせた映画が皆様に届きますように。
「クラユカバ」タンネ役:黒沢ともよコメント
序章の公開からもう2年と聞いて、驚きました。
早くこの先が観たいと、ずっとずっと願っていたので、ついに公開が決まって本当にうれしいです。
大尊敬なスタッフ・キャストの皆様とものづくりを共にできたことを光栄に思います。
監督の脳をのぞき見るような特別な時間を、どうぞ、楽しみに!
「クラユカバ」サキ役:芹澤優コメント
映画『クラユカバ』にて、序章から引き続きサキを演じさせていただきます芹澤優です。ついに、長編が完成いたしました!! 序章がかなり謎の残る終わり方で、サキもどうなっちゃうの?? というラストだったので私個人としても長編の収録をとても楽しみにしていました! アフレコのタイミングでは絵がほとんど完成していて、サキのまさかの姿での登場にびっくりしました。とってもかわいかったです! ふとした表情から読み取れるサキの気持ちがとても愛おしくて、より大好きになりました。不思議で抜け出せない魅力がたっぷりの映画『クラユカバ』ぜひお楽しみください。
『クラメルカガリ』カガリ役:佐倉綾音コメント
オーディションの時に頂いた資料を見て「私の大好きな世界だ……」と感じたので、その世界にカガリとして入ってゆけることをとても楽しみにしています(戻ってこられなくなりそうで、すこし怖くもあります)。
セピアで不思議な塚原作品を、ぜひいっしょに体感してください。
『クラユカバ』『クラメルカガリ』原作・脚本・監督:塚原重義コメント
- 『クラユカバ』
もとは自主制作として始まりクラウドファンディングで育ったこの作品が、海外映画祭を経て国内劇場公開されるに至りました。長く厳しい道のりでしたが、感慨深い限りです。苦しい時期にご助力頂いた諸氏に御礼申し上げます。
- 『クラメルカガリ』
直近作『クラユカバ』にて集まった最高の制作チームで、引き続き一から新作に挑む……という大変有り難い機会を頂きました。また、当方の過去作から様々な小ネタを拾って下すったシナリオ原案の成田先生との仕事は大変刺激的でありました。重ねて有り難い限りです。
『クラメルカガリ』シナリオ原案・成田良悟コメント
- 『クラユカバ』
塚原監督がこれまでの作品の中で積み上げてきた世界観の中でも、生々しさと幻想的な非現実感が絶妙な形で混在する一作です。まさに先に何があるか分からない、未知なる『クラガリ』を前にした人々が味わう恐怖と不安、そして高揚感の揺らめきを味わえる至上の映像体験です!
- 『クラメルカガリ』
『クラユカバ』のクラウドファンディングに支援させて頂き、その御縁でスピンオフ小説を書かせて頂く事になったのですが……その小説があれよあれよと映像化となり、私自身がクダギツネにつままれたような感覚です! クラガリの手前で踏み止まり日常を過ごす人々を描いた拙作が原案となり、塚原監督の細やかな監修とアレンジにより新しい映像活劇になった本作ですが、監督の過去作FLASHムービーで熱狂したファンの方々に楽しんで頂けたなら幸いです……!!
(C)塚原重義/クラガリ映畫協會
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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