天国の愛猫からスマホに「またな」とメッセージ 悲しみに暮れる飼い主に届いた愛のSMSに心あたたまる(1/3 ページ)
「ペットロスとの寄り添い方」第23回は猫・にゃ〜子ちゃんです。
多くの飼い主が一緒に暮らす動物を“大切な家族の一員”として捉え、人生をともに歩んでいます。動物と暮らした時間は長くとも短くとも、深い愛情を持って接した分、飼い主にとって人生のかけがえのない一部となり、別れは深い悲しみとなって心身に押し寄せます。
ペットロスとは
愛する動物との死別による喪失感や混乱、後悔など、抱えきれないほどの悲しみによって心身が不安定になる状態を指す「ペットロス」「ペットロス症候群」。2022年、全国47都道府県に在住する20〜69歳の5000人を対象に実施された「ペットに関する調査(2022年)実態編」では、「困りごと・気になる点」として「死なれるのがつらい」などの理由から「ペットロス」が上位にあがる傾向にあると発表されています。
飼い主にとって非常につらい経験となり、カウンセリングを要するケースもあることから、「ペットロス」「ペットロス症候群」は今、メンタルヘルス上の大きな課題として多くの人が向き合っています。動物とのこれまでの日々を忘れたり、死を乗り越えたりすることはできないかもしれませんが、時間の経過とともに受け入れ、いつかふと思い出したときにあたたかい涙がこぼれるような“寄り添い方”はあるはずです。
そこでねとらぼ生物部では「ペットロスとの寄り添い方」をテーマに、読者にアンケートを実施。寄せられたさまざまなエピソードから、愛する動物との思い出や別れ、当時の心境や救われた出来事をご紹介していきます。現在動物と暮らしている人や、悲しみの渦中にいる人に寄り添うヒントとなれば幸いです。
第23回 飼い主・K.Uさん/猫「にゃ〜子」ちゃん
―― にゃ〜子ちゃんのプロフィールと出会い、思い出や印象的なエピソードを教えてください
K.Uさん:にゃ〜子とは職場近くの公園で出会いました。初めて会ったとき、にゃ〜子は喉が渇いている様子だったので、水をあげていったん家へ帰ったのですが、数時間後にもう一度職場へ行くことになり、気になっていたので再び公園に寄りました。
にゃ〜子は大勢の子どもたちに構われていたのですが、私を見つけるなり一目散に足元へ駆け寄ってきて……。公園にいた大勢の人たちは、私が飼い主だと思ったことでしょう。それがきっかけでにゃ〜子を保護しました。
にゃ〜子は一度「こうしてね」と言うと伝わる、とにかく人間の気持ちや言葉を理解できる賢い猫でした。近隣の人にも賢いことで知られていたようです。
―― にゃ〜子ちゃんと別れてからの心境や、救われた出来事などがあれば教えてください
K.Uさん:にゃ〜子は18歳と11カ月で虹の橋を渡りました。にゃ〜子には「至らずゴメンね」と反省の日々でした。そして、お互いの絆を信じているからこそ「至らなかった部分は許してな」と謝罪する日々でした。
―― 現在の心境を教えてください
K.Uさん:にゃ〜子が息を引き取ってから半年以上が過ぎ、今は「長生きしてくれてありがとな」という感謝の気持ちが半分です。それと信じてもらえないかもしれませんが、虹の橋を渡ったにゃ〜子から、私のスマホにショートメッセージが届いたのです。
「ひ(^_^;)))たな(ハートの目の猫の絵文字)(ハートの目の猫の絵文字)」
電話番号は近くの美容院でした。その向かい側に、にゃ〜子の体調が良くなるようおまいりに通った神社があります。そして平仮名の“ひたな”は、おそらく“またな”のことで、最後のお別れのときに私がにゃ〜子の頭をなでながら掛けた言葉です。にゃ〜子は特別な子だったんだなとあらためて思いました。
―― にゃ〜子ちゃんに伝えたいメッセージ
K.Uさん:にゃ〜子、また戻ってくるなら俺も50歳を越えたからなるべく早いうちにな!
(了)
関連記事
- 愛猫が息を引き取る直前「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けたら…… 家族みんなが久々に集った夜の奇跡に涙
「ペットロスとの寄り添い方」第22回は猫・きららちゃんです。 - 愛犬が息を引き取る直前、「まだ心の準備ができてない!」と叫んだら…… 最期に起きた優しい奇跡に涙があふれる
「ペットロスとの寄り添い方」第19回は犬・ミッキーくんです。 - 17歳で立てなくなった愛犬、3カ月の介護から回復→18歳でお空へ 飼い主「介護中は笑顔で接していました」
「ペットの介護エピソード」第3回はチワワのミッキーちゃんです。 - 動きが遅く元気がない子犬を慌てて病院へ連れて行ったら…… 飼い主ズッコケの診断名に笑い「気を引くことに長けた犬でした」
「ペットロスとの寄り添い方」第18回は犬・塁くんです。 - 病院まであと10分、体調を崩した子猫が力いっぱい声で鳴いて…… 迎えた矢先に難病が発覚した人懐こい子猫の闘病記
「ペットロスとの寄り添い方」第17回は猫・トシくんです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた