金髪ヤンチャ少年が、ピアノコンクールに挑戦したら…… 怒られ続けた4カ月と奇跡の結果に「心動かされます」「見入ってしまった」(1/2 ページ)

周りのサポートにも感動します。

» 2024年01月14日 07時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 中学1年生の“ヤンキー”がピアノコンクールに挑戦した4カ月の軌跡を追った動画がInstagramで307万回再生され、約1万4000件の“いいね”を集めるなど話題です。投稿者は、音楽教室「神戸サウンドオブミュージック」代表の一丸紗千子(@10sachiko)さん。

ヤンチャ男子がピアノコンクールに挑戦することになり……

少年がコンクールに挑戦 野球少年のヤンチャ男子が毎日ピアノ教室に通った結果

 主役の中1男子「とっ君」は、学校ではたびたび先生に怒られ、お母さんのもとにも何度も電話がかかってくるほどヤンチャな少年。一丸先生のピアノ教室に通っていましたが、他の生徒がコンクールで受賞していたのが刺激になったのか、初めてピアノコンクールに挑戦することを決意しました。

 動画は、その日から4カ月、毎日レッスンに通ったとっ君の成長記録です。先が見えない練習に何度も気持ちがくじけ、涙を流す姿が映っています。

泣く少年 ピアノの前で泣くとっ君
泣きながら練習 涙を流しながら手を動かす日々

 4カ月の日々の中には、ホームセンター等で市販されている養生テープと長い棒を使用して姿勢矯正をしたり、顔を布で覆ったまま鍵盤を見ずにピアノを弾いたりといった特訓も。とっ君は、野球の部活とサッカースクール、さらに学校のテスト期間と、とても忙しい日々のなかでピアノ教室にがんばって通い続けました。一丸さんによると、レッスンはいつも夜遅くからしか来れなかったため、眠気をなんとか乗り越えながら必死で取り組んでいたとのこと。

姿勢矯正する特訓 姿勢を矯正する特訓風景(※粘着力が弱い養生テープを使用)
上達したとっくん 上達していったとっ君

 一丸先生は「壮絶な闘いのレッスンでしたが笑」と冗談交じりに振り返りますが、レッスン中にも悪態をつきまくる男子に情熱を持って接し続ける毎日は、相当な苦労があったのは想像に難くありません。

 またお母さんも大きな決意を持ってピアノ教室に送り出し、決して安くはないレッスン料を一生懸命に働いて捻出し、毎日の送り迎えを頑張ったのだそうです。お姉ちゃんも弟のために、レッスン動画から内容を書き起こして指摘・修正したりと協力。家族と先生が一丸となってとっ君を支えました。

ピアノひく少年 カメラの前で少しふざけながらピアノを弾く姿も
自信にみちた少年 だんだんと自信に満ちた姿に

 そして初のピアノコンクール「ブルグミュラーコンクール(中学 部門)」の結果は……。予選では優秀賞とさらにトップ賞でW受賞。続く「ブルグミュラーコンクール2023神戸ファイナル」では、なんと金賞を受賞するという、最高のハッピーエンドを迎えました!

ピアノコンクール ピアノコンクール中学生の部・予選の演奏風景(※身内の演奏は撮影可能)
金賞受賞 ファイナルでは見事に金賞を受賞しました

先生が一番うれしかった瞬間は、成長を感じたひと言

 それでも先生が1番うれしかった瞬間は、予選当日の朝、上手く弾けたことを褒めた際に、とっ君から「でもこれで調子に乗ったらあかんねん」という言葉が出たことだったのだとか。これまでは調子に乗る性格だったというとっ君でしたが、人としての成長を感じるエピソードに胸が熱くなります。

うれしそうな少年 金賞を受賞してうれしそうなとっ君
すてきな笑顔 すてきな笑顔です!

 ちなみにその後、中学校からお母さんに電話がかかってきたそうですが……。内容は、「とっ君がいろんな場面で誰かを助けてあげる姿や、一生懸命取組んでいる姿がみられ、生まれ変わったかのような様子に学校の先生もびっくりしている」といううれしい報告だったそうです。

「思わず涙が出ました」「本気なレベルが日に日に増して泣けました」などの反響が寄せられています

 Instagramのコメント欄では「思わず涙が出ました」「練習を重ねるうちにだんだん自信に満ちた顔になっていくかっこいいです」「本気なレベルが日に日に増して泣けました」と感動する声がたくさん寄せられ、「先生の真剣な気持ち…ピアノだけじゃない惹きつける何かがあるんだろうなぁと勝手に思いました」「息子さんの本気をサポートした親御さんも尊敬です」といった声から、「私もがんばろうって思えました」と勇気をもらった人の声なども寄せられています。

画像提供:神戸サウンドオブミュージック代表・一丸紗千子(@10sachiko)さん

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」