8日は関東南部で大雪の恐れ、東京23区でうっすら積雪か スリップ事故注意（1/2 ページ）

3月8日は寒気を伴った気圧の谷の影響で、西日本は雨や雷雨に。また、南岸低気圧の影響で、関東は南部の平地で大雪の恐れ。

[日本気象協会 tenki.jp（http://www.tenki.jp/）]

明日8日は再び「南岸低気圧」　土日は冬型の気圧配置に

　明日8日にかけては、西日本を寒気を伴った気圧の谷が通過するでしょう。大気の状態が非常に不安定となる見込みです。明日午前中は西日本の所々で雨が降り、雷を伴う所もありそうです。竜巻などの激しい突風やひょう、急な強い雨にもご注意ください。

　また、今夜、日本の南に発生する低気圧が、明日にかけて急速に発達しながら日本の東を北東へ進むでしょう。

　明日8日午前中は、関東は広く雪や雨で、明け方から昼前にかけては、南部の平地で積雪となるなど大雪となる恐れがあります。

　土日は、北日本を中心とした西高東低の冬型の気圧配置となり、北陸から北の日本海側で雪が強まったり、吹雪になる所があるでしょう。

明日8日未明〜朝　東京23区でもうっすら積雪の可能性

　明日8日未明には関東南部から次第に雨や雪の範囲が広がるでしょう。沿岸部は降り始めは雨、内陸部は降り始めから雪の所が多く、明け方から朝にかけて次第に雪のエリアが広がる見込みです。内陸部を中心に雪の降り方が強まり、積雪する所があるでしょう。

　明日8日未明から朝にかけては、東京23区でも、うっすらと積雪する可能性があります。積雪によって、交通に影響が出る可能性がありますので、時間には余裕を持ってお出かけください。

予想降雪量(関東地方)

　7日12時から8日12時までに予想される24時間降雪量（いずれも多い所）

• 関東地方北部の山地　5センチ
• 関東地方北部の平地　3センチ
• 箱根から多摩地方や秩父地方にかけて　5センチ
• 関東地方南部の平地　5センチ
• 甲信地方　5センチ

　気温が予想以上に低くなった際には、降雪量が増える可能性もあります。直前まで最新の情報を確認してください。積雪になった際は、交通に大きな影響が出ますので、時間には余裕を持って、必ず車は冬用のタイヤの装備をしてください。

土日は冬の天気分布　日本海側で大雪や吹雪も

　土日は冬の天気分布となり、日本海側では局地的に雪が強まったり、吹雪になる所もあるでしょう。

　太平洋側は広く晴れますが、風が身に沁みる寒さとなりそうです。週末のお出かけは暖かい服装が良さそうです。

路面の凍結　特に注意すべき所は

　雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4カ所です。

1. 橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
2. トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
3. 交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
4. 日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

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