細かすぎて伝わらないやつ! 「エヴァ旧劇場版」北米解禁に現地ガチ勢が披露した“前代未聞のコスプレ”に「めっちゃ面白い」「最高」の声(1/3 ページ)
その視点はなかった。
2024年3月17日、北米で「エヴァ旧劇場版」が初めて上映された歴史的な日に、現地ガチ勢として知られる映像クリエーター・Rocco Botteさんが、細かすぎて伝わらないコスプレを披露して注目を集めています。
キャラのコスプレかと思いきや
北米で解禁されたのは、日本では1997年に劇場公開されたアニメ映画「THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」。主人公の碇シンジのほか、惣流・アスカ・ラングレーや綾波レイ、碇ゲンドウ、葛城ミサトなど、主要人物が登場し、テレビ放映版とは異なる結末が描かれました。
そんな北米のエヴァファンにとっての念願が叶う日に、Botteさんが披露したコスプレは、劇場の座席にもたれかかるように腰掛け、カメラに向かって3本指を立てて薄ら笑いを浮かべている姿。ナイキのグレーのスウェットというラフな衣装も相まって、ただ休日に映画を観に来た人という風情ですが、Botteさんが披露したのは終盤の“実写シーン”に映った「名もなき眼鏡の男性」のコスプレでした。
元ネタとなった男性は、「Air/まごころを、君に」に先駆けて公開された「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」を鑑賞していた一般客……!
実写パートは、「シト新生」上映時に撮影した記録映像が使われたのですが、カメラに向かってハンドサインを2回、3回と見せ、サムズアップして存在をアピールする仕草がファンの間で語り草となっていました。
本編ではその後、画面が切り替わると誰もいない客席が映し出され、レイの言葉でシンジが現実に引き戻されるという印象的なシーンとなっています。
Botteさんは「今日は、『THE END OF EVANGELION』で一番好きなキャラクター、つまり観客の中でカメラに向かってジェスチャーをする男のコスプレをしています!」と、この「キャラ」への愛をつづりながら、「最終的に適切に再現できるように、映画を劇場で公開してくれたGKIDS filmsにとても感謝しています。今、ようやく自分のいない世界を想像できるようになりました」と映画への思いをにじませながら興奮気味につづっています。
あまりにもコアすぎるコスプレに、世界中のエヴァファンが反応。映画配給を手掛けたGKIDS Filmsも「wow(ワオ)」と反応し、「めっちゃ面白い」「コスプレが輝く最高の機会だ」とコスプレに対する称賛の声が届いていました。
Botteさんは以前、所属する映像制作チーム「Mega64」で、エヴァの低予算実写パロディー作品に出演しており、そちらでは碇ゲンドウを演じていました。そんな経緯もあって、「今回はゲンドウにはなりません」と伝えながら「私は(私の知る限りでは)これまで誰もやったことのないエヴァのキャラクターのコスプレをするつもりです」と予告していました。その時点でいち早く正解を予想していた人もいたようです。
画像はRocco BotteさんのX、YouTubeチャンネル「Mega64」より引用
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