“外が丸見え”の庭が、一人でも組み立てられるアイテムで…… 女性のセルフDIYの結果に感動の声(1/2 ページ)
すてきなお庭!
一人でも組み立てられるウッドフェンスの作り方がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で6万3000回の再生数を突破。「センスが素晴らしい」「ファンタジーの世界に出てきそう」と反響が寄せられています。
丸見えになった庭にウッドフェンスを!
投稿者は、DIYインテリアプロデューサーの長野恵理さんです。13年前、現在の自宅に巡り合ったことがDIYとガーデニングを始めるきっかけとなり、夢中でやっていたところ、いつしかそれが仕事になっていたのだとか。
「身体が動く限り、ずっとセルフリノベを楽しみたい」――。そんな思いで築38年の自宅と庭をセルフリノベしながら、自身のSNSでDIYの基本やアレンジ方法などを発信。今回注目を集めた動画では、ウッドフェンスの設計と組み立て方法を紹介しています。
冬になると、落葉樹の影響で丸見えになってしまう生け垣と金属フェンス。この寂しくなった木とフェンスの間に、ウッドフェンスを差し込むようにする設計です。ウッドフェンスの柱に使うのは、1820ミリメートルの木材。端が割れていたりヤニが出ていたり、反りやねじれがある木材は、短くカットして横桟の部分に使います。
仮組みをして設置箇所を決める
木材の塗装をする前にまずは仮組み。カットした横桟を1820ミリメートルの木材で囲み、はしごのような形に組み立てます。先に上の横桟だけ取り付け、金属フェンスの柱の分だけ上に浮かせながら、ビスで固定。その状態で実際にフェンスと合わせ、下の横桟を挟んで上下の幅を合わせます。同じ要領で全て並べて柱の位置を決め、柱の位置のコンクリート部分に印付け。
続いて、支えパーツを取り付ける位置もここで確認。フェンスが倒れないように石を固定したいので、45度の木を柱をぴったり合わせて、石の設置場所を決めます。
一度解体してから塗装を行う
サイズが確認できたら木材を解体し、枠ごとに部材をまとめて塗装。塗料は、浸透性のある木材保護塗料を塗っています。これは防虫、防腐、防カビ、撥水効果が期待できるスーパーウッドステイン。通常は2回塗りで仕上げるものですが、木口は傷みやすいので3〜4回塗っているとのこと。完全に乾いたら、再度組み立てて設置。2回組み立てるのは面倒に見えるかもしれませんが、長野さんは「失敗して木を買い足しに走ったり、色を塗りなおす方がよっぽど大変なので」と、これまでの経験を踏まえて説明してくれました。
ウッドフェンスの設置
いよいよ、ウッドフェンスを設置する本番の作業です。先ほど取り付け位置を確認しているので、枠組みを組み立てたウッドフェンスを差し込むのはとってもスムーズ。横桟と金属フェンスはL字の金物で固定し、横桟はフェンスの高さと合わせていきます。2つ目の枠を設置するときは、左にずらして横桟を先に取り付けてから柱を寄せ、ビスで固定すると良いそうです。そして土に穴を掘ったところに小石を敷き詰め、モルタルを上に乗せて支えパーツの石も設置します。
縦につける板の長さは大・中・小の3種類を用意。横桟の位置にビスの印を書き、12ミリメートルの板を使って隙間をあけながら張ります。取り付けは左右から行い、真ん中の板の隙間は見た目で調整。ちなみに板の長さを変えるデザインのメリットは、多少ずれてもごまかせることなんだとか。仕上げにライトやディスプレイを飾ったら……おしゃれな海外風のお庭に生まれ変わりました! 板の長さを不ぞろいにしたことで、逆に圧迫感を感じさせないナチュラルな空間となっています。
おしゃれな仕上がりと綿密な作業工程に感心の声
動画には、「緻密な設計、仮組、仮設、解体、塗装、設置と工程が凄い」「既存のフェンスの利用方法参考になりました」「夢のようなお庭ですね」「こんなお庭を見ながらのんびり出来たら最高」といった反響が寄せられています。
DIY専門の会社で講師として活躍した長野さんは、現在オンラインでDIYレッスンをしたり、出張ワークショップなども開催。すてきなガーデンDIYをもっと見てみたい人は、長野さんのYouTubeチャンネル「ERI NAGANO」、Instagram(erinworkscom)にて遊びにいってみてはいかがでしょう。また、書籍「はじめてのセルフリノベ」が販売中です。
画像提供:YouTubeチャンネル「ERI NAGANO」さん
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