「狂気でしかない」「毎日見たくなる」 SNSに毎日餃子を1個だけ投稿する話題の中華料理店に理由を聞いてみた(1/3 ページ)
それはそれとして、餃子はとてもおいしそうです。
餃子が1個だけ写った写真を、毎日欠かさずInstagramに投稿している中華料理店が狂気的だとX(Twitter)で話題です。意味が分からなくてちょっと怖い。
毎日「今日の餃子」と題して、おいしそうな餃子を投稿
話題のお店は、東京都杉並区のJR高円寺駅前にある「成都高円寺本店」。2022年7月にInstagramアカウントを立ち上げて以来、毎日「今日の餃子」と題して餃子1個だけの小皿を投稿しています。
味のアピールや価格といった情報はなく、投稿にはただただその日焼けた餃子の1つが載っているのみ。かと思えば、ページをめくると「餃子のアクスタ」を片手にお出かけを楽しむ、「餃子の推し活」めいた写真が出てくることもあるので油断がなりません。むしろそっちのほうがうっすら怖い。
X(Twitter)ではロックバンド「赤いくらげ」のドラマー、げるしー(@sexshigeru)さんが紹介したことで成都高円寺本店Instagramアカウントの存在が広く拡散。「見に行ったら想像以上に餃子だらけだった」「現代アートっぽい」「毎日餃子や皿の角度が完璧にそろっているのも恐ろしい」「これで神経衰弱やりたい」「高円寺に住みたくなった」など、さまざまな反応を呼びました。
Instagramの使い方こそ変わっているけれど、「この店はチャーハンも最高」「ランチも安くておいしい」など、料理自体は好評のこのお店。編集部は成都の店主に、投稿の理由や味へのこだわりなどを聞いてみました。
店主「毎日コツコツできることを」
―― ズバリ、なぜ「餃子1個だけ」なのでしょうか
成都 SNSで何か始めたいと思ったのですが、不器用で何をして良いのか分からなくて……。まずは毎日コツコツできることをしたいと思い、母の代からおすすめしている「成都焼餃子」を1日1個アップしようと考えました。それがずっと続いております。
―― これまで投稿した餃子のなかで、特に気に入っている1枚は?
成都 2022年12月9日に投稿した餃子がキレイに焼き上がったと思っていてお気に入りです。ほかの餃子も形がネコやイルカに見えるなどのお言葉を頂いたことがあるので、手包みならではの変化を、見ている方にも楽しんでいただけたらうれしいです。
―― 成都の餃子のこだわりや味の特徴、おすすめの食べ方を教えてください。皮がもっちりとしていておいしそうですね!
成都 皮から全て手作りし、手包みにこだわっております。その分、焼き上がりに15分もかかってしまいますが。ボリュームがあってしっかり味がついておりますので、タレにつけずそのままで、おいしくお腹いっぱいになっていただけると思います。
―― Xで話題になってから、反響はいかがでしょうか? お客さんや餃子の注文は増えましたか?
成都 おかげさまでフォロワー様が増え、たくさんのかたにお店を知っていただけるきっかけなりました。ありがたいことに、餃子をご注文いただく機会が増えたと感じております。
―― ちなみに撮影後の餃子は、担当の方が召し上がっているのでしょうか
成都 はい、私が全て食べております!
Instagramのことだけでなく、餃子へのこだわりや思いを聞くことができました。成都高円寺本店では、サービスバイキング付きでお得なランチセット(780円〜)や、食べ放題のコースメニュー(2480円〜)も提供。餃子以外の単品料理では、豆板醤入りの特製マヨソースを使ったエビマヨ(980円)がおすすめとのことです。
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三度見くらいしてしまいそう。
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