「狂気でしかない」「毎日見たくなる」 SNSに毎日餃子を1個だけ投稿する話題の中華料理店に理由を聞いてみた(1/3 ページ)

それはそれとして、餃子はとてもおいしそうです。

» 2024年05月23日 18時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 餃子が1個だけ写った写真を、毎日欠かさずInstagramに投稿している中華料理店が狂気的だとX(Twitter)で話題です。意味が分からなくてちょっと怖い。

餃子 グリッド表示でずらりと並ぶ餃子の写真。謎すぎる(画像提供:げるしーさん)
餃子 毎日焼け具合が違うので、変化を眺めるのは楽しいかもしれない(画像提供:げるしーさん)

毎日「今日の餃子」と題して、おいしそうな餃子を投稿

 話題のお店は、東京都杉並区のJR高円寺駅前にある「成都高円寺本店」。2022年7月にInstagramアカウントを立ち上げて以来、毎日「今日の餃子」と題して餃子1個だけの小皿を投稿しています。

 味のアピールや価格といった情報はなく、投稿にはただただその日焼けた餃子の1つが載っているのみ。かと思えば、ページをめくると「餃子のアクスタ」を片手にお出かけを楽しむ、「餃子の推し活」めいた写真が出てくることもあるので油断がなりません。むしろそっちのほうがうっすら怖い。

 X(Twitter)ではロックバンド「赤いくらげ」のドラマー、げるしー(@sexshigeru)さんが紹介したことで成都高円寺本店Instagramアカウントの存在が広く拡散。「見に行ったら想像以上に餃子だらけだった」「現代アートっぽい」「毎日餃子や皿の角度が完璧にそろっているのも恐ろしい」「これで神経衰弱やりたい」「高円寺に住みたくなった」など、さまざまな反応を呼びました。

 Instagramの使い方こそ変わっているけれど、「この店はチャーハンも最高」「ランチも安くておいしい」など、料理自体は好評のこのお店。編集部は成都の店主に、投稿の理由や味へのこだわりなどを聞いてみました。

店主「毎日コツコツできることを」

―― ズバリ、なぜ「餃子1個だけ」なのでしょうか

成都 SNSで何か始めたいと思ったのですが、不器用で何をして良いのか分からなくて……。まずは毎日コツコツできることをしたいと思い、母の代からおすすめしている「成都焼餃子」を1日1個アップしようと考えました。それがずっと続いております。

―― これまで投稿した餃子のなかで、特に気に入っている1枚は?

成都 2022年12月9日に投稿した餃子がキレイに焼き上がったと思っていてお気に入りです。ほかの餃子も形がネコやイルカに見えるなどのお言葉を頂いたことがあるので、手包みならではの変化を、見ている方にも楽しんでいただけたらうれしいです。

餃子 店主会心の1粒(画像提供:成都高円寺本店さん)

―― 成都の餃子のこだわりや味の特徴、おすすめの食べ方を教えてください。皮がもっちりとしていておいしそうですね!

成都 皮から全て手作りし、手包みにこだわっております。その分、焼き上がりに15分もかかってしまいますが。ボリュームがあってしっかり味がついておりますので、タレにつけずそのままで、おいしくお腹いっぱいになっていただけると思います。

―― Xで話題になってから、反響はいかがでしょうか? お客さんや餃子の注文は増えましたか?

成都 おかげさまでフォロワー様が増え、たくさんのかたにお店を知っていただけるきっかけなりました。ありがたいことに、餃子をご注文いただく機会が増えたと感じております。

―― ちなみに撮影後の餃子は、担当の方が召し上がっているのでしょうか

成都 はい、私が全て食べております!


 Instagramのことだけでなく、餃子へのこだわりや思いを聞くことができました。成都高円寺本店では、サービスバイキング付きでお得なランチセット(780円〜)や、食べ放題のコースメニュー(2480円〜)も提供。餃子以外の単品料理では、豆板醤入りの特製マヨソースを使ったエビマヨ(980円)がおすすめとのことです。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/12/news186.jpg 「涙が出ました」 45歳男性“かっこいいパパでありたい”→美容室で若返りすぎた姿に仰天 「全然違う!」
  3. /nl/articles/2411/13/news035.jpg 妻に「ファミリーカー買った」と報告→中古トラックで帰宅したら…… リアルな反応に「意表をつかれました」「子どもには好評だったりして」
  4. /nl/articles/2411/12/news140.jpg 「これは欲しい」 ワークマンの“1000円以下”「ボアアウター」がハイスペックすぎ! 「着やすそう」「かわいい」と150万再生の大反響
  5. /nl/articles/2411/13/news022.jpg セリアで買った“110円のシール”→2歳娘がペタペタ貼っていくと…… 度肝を抜かれる作品に「天才か!!」「額に入れて飾りたい」
  6. /nl/articles/2411/13/news135.jpg 「500キロカロリー……」 162センチ&40.5キロの人気TikToker、“1年ぶり食べたもの”が衝撃的! ストイック極まる体形維持に「食事制限すごい」
  7. /nl/articles/2411/13/news033.jpg ガラス越しに猫を撮ったら偶然……腹筋崩壊必至の“1枚”が300万表示突破 「ここ数日で一番笑った」「最終回みがある」
  8. /nl/articles/2411/12/news075.jpg 夫「あと100本は食べられる」と大絶賛 冷蔵庫の物で作る料理が490万表示 「目からウロコ」「時短だし楽だし洗い物少なくなるしサイコー」
  9. /nl/articles/2411/12/news086.jpg カルディ“クッキー缶”のラベルを剥がしたら……? 隠れていたものに1900万表示 「なぜここに…」「ここに隠れてたのね」
  10. /nl/articles/2411/12/news084.jpg 「吹いたwwwww」 チラシに書かれた「セット割引」→“まさかの組み合わせ”に思わず二度見 「どういう状況?」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた