【初心者必見】バラの栽培は実は…… ずぼらガーデニストが教える品種の選び方に「めっちゃ分かります」「バラのイメージ覆りました!」(1/2 ページ)
品種さえしっかり選べば簡単!
初心者さんでも育てられるバラの品種と選び方がInstagramとYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で合計23万回以上再生され、コメント欄には「バラを育ててみたくなりました」「大きなバラを買ってみたい」「とても参考になりました」といった声が寄せられています。
バラ栽培は意外と簡単……?
投稿者は、すぼら管理でも楽しめるガーデニングの魅力を発信しているみゆきさん(@miyuki.garden)。以前は、植えっぱなしで手間のかからない春咲き球根7選を紹介した動画が話題となりました(関連記事)。
バラといえば病気にかかりやすく育てるのが難しいイメージを持っている人も多いのではないでしょうか? しかし、年々品種改良され病害虫に強いバラも増えています。そこで今回は、40種類以上のバラを育てた経験を持つみゆきさんが、初心者さんやずぼらさんでも育てやすいバラの選び方と品種について紹介します。
バラの選び方
まず、バラの選び方ですがポイントは4つあります。1つ目は、四季咲き(生育期間中に一定の気温以上であれば開花する性質)であること。理由は、一季咲き(日長や温度などに影響されず、周年開花する性質)や返り咲き(通常の開花時期終了後、年内に突然開花すること)に比べたくさん品種があり、誘引作業(枝をフェンスなどに固定する作業)をしなくてもいいものが多いからとのこと。さらに、春夏秋と花を咲かせるのでモチベーションも下がりません!
2つ目は、支柱などがなくても育つ木立(ブッシュ)、または枝を伸ばして小型のつるバラのようにも、切り詰めて木立のように育てられる万能なシュラブ(半つる)の樹形を選ぶこと。つるバラはとても大きくなり、木立やシュラブに比べ管理が大変なので初心者さんにはおすすめしていないそうです。
害虫に強い品種を選ぶ
3つ目は、病害虫に強いこと。バラを育てるのが難しいと思われる大きな要因は、病気にかかりやすく害虫がつきやすいと思われていることです。しかし今では品種改良も進み病害虫がつきにくいバラや、病害虫の被害を受けても回復力が高いバラもあります。
見極め方は簡単で、パッと見は照り葉であること。また、世界バラ会連合が選んだ「殿堂入りのバラ(※)」も病害虫に強く丈夫です。そして、1番間違いない判断方法は、バラ苗専門店「バラの家」基準でタイプ0〜タイプ2のバラを選ぶことです。タイプとは、耐病性の高さを0から4まで5段階に区分しているもので、数字が小さくなるほど育てやすいとされています。
※殿堂入りのバラ……世界バラ会連合が3年に1回開催する世界バラ会議において選出する「世界中で愛されている名花」
苗の選び方にも工夫が
4つ目は、苗を買うときに開花株か大苗を選ぶこと。販売されているバラの苗には、新苗、大苗、開花株、長尺苗と4つの種類がありますが、新苗は簡単に言うと“子どもの苗”なので育てるのにコツがいります。また、長尺苗はつるバラが枝を長く伸ばしたもので管理が大変。以上のことから、春や秋に買うなら「開花株」、秋冬に買うなら「大苗」と覚えておくといいそうです。
育てやすい品種を紹介
それでは、これら4つのポイントを押さえたバラの品種を紹介します。まずはじめに紹介するのは、「シャリマー」。2019年に発売されたバラでタイプは0。とても丈夫で育てやすく、バラが難しいというイメージを覆してくれた品種なのだとか。
続いて紹介するのは殿堂入りしているバラ、「アイスバーグ」。タイプは2のため薬剤散布しないと黒星病になって葉を落としますが、そこからの回復力がとても強いそうです。みゆきさんが「白いバラで何がおすすめ?」と聞かれたら真っ先に挙げるバラとのこと。
最後に紹介するのは、「ノヴァーリス」。バラの中でも青いバラは育てるのが難しいといわれていますが、ノヴァーリスはなんとタイプ0! 薬剤散布しなくても大丈夫なぐらい強く育てやすい品種とのこと。樹高は150センチ程度になりますが、はじめての青バラには最適かもしれませんね。
その他、初心者さんにもおすすめなバラの品種はYouTubeの動画にて詳しく紹介しています。気になる人はチェックしてみてはいかがでしょう。
みゆきさんは、簡単にできるガーデニングのコツをYouTubeチャンネル「みゆ庭チャンネル」、Instagram(@miyuki.garden)、X(Twitter/@miyuki_garden)、ブログ「みゆ庭」にて公開中。また、書籍 『枯らしまくっていた私がたどり着いた!ずぼらガーデニング』 が販売中です。
画像提供:miyuki ochiai(@miyuki.garden)さん
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