【前編】今一番熱い“器楽奏者とボーカル融合”ガールズユニット「C;ON」を取材 異例尽くしのメジャーデビュー記念ライブで魅せた決意を1万7000字レポート(2/3 ページ)
紫ベースの照明が大人っぽい魅力たっぷりのメンバーを引き立てていたほか、落ちサビでの栞音さん、愛佳さんの物憂げな表情での歌唱がとても印象的でした。
2曲目は鉄板盛り上げ曲の「鼓動PARADE」。3曲目はサザンオールスターズの名曲「エロティカ・セブン」をC;ON節炸裂で大胆にカバー。キーボード、アルトサックス、バストランペットのソロパートではメンバーそれぞれの魅力が爆発し、会場の雰囲気がガラッと変わったのが面白いポイントでした。
4曲目は時計の鐘の音が印象的な「MagiC!on…」。激しいドラムと会場一体になっての「オイ!」のコールで始まった5曲目は「INVADER」。
レーザービームと照明が激しく会場を照らす中、その演出に負けない激しい演奏とプレイをするメンバーたちのかっこいい表情が、“最高の演出チーム VS 最高のパフォーマンスをするC;ON”のような構図にも見え、非常に見どころがありました
6曲目はオトナな雰囲気たっぷりのダンスが魅力の「Addiction」。本楽曲の注目ポイントの超高速ピアノ速弾きでは、会場が静まり返り、スポットライトがピアノに当たる中、杏実さんの持ち味が全力で発揮される演奏で会場を沸かせました。
MC1
息もつかせぬ人気曲の連打で会場を圧倒した後は「私たちがC;ONです! よろしくお願い致します!」とのあいさつでMCがスタート。「少し話しただけでもすぐ涙が出そうになっちゃう」と、メンバーそれぞれが自己紹介と感謝の気持ちを伝えていきます。
このMCで印象的だったのが栞音さんの「MCのときは座っていいからね。今日はライブたくさんたっぷりやるから疲れないようにね。みんなの体調も気を使いながら楽しんでもらえたらうれしいですよ」という言葉。「後悔させないライブをします」と強い思いを語っていた中で、随所に光るファンへの気遣いこそがC;ONらしいなとほほえましくなりました。
MC明けとなる7曲目は「この大事なこの日にどうしても私たち5人がこの場で演奏したかった」という「道」。C;ONメンバー5人だけで情感たっぷりに楽曲の世界を紡ぎあげました。
8曲目はファンと共に育て上げてきたという「イキルイミ」。サビでは客席でも人差し指を振るファンの姿が見られ、メンバーとファンとが一体になって空間を作り上げていく様子が胸に刺さりました。
BAND SECTIONを挟んだ後は衣装替えした杏実さん、聖奈さん、佳子さんが登場。バンドメンバーと共にJAZZSECTIONを演奏し、メンバーそれぞれが音と戯れる様子は本当に楽しそうでした。
11曲目からは愛佳さん、栞音さんも合流。西崎ゴウシさん(カルモニカ、Calmera)作曲、taeさん (ORESKABAND)作詞で話題のラストインディーズシングル「月逢夜」を歌いあげ、後半戦へののろしを上げます。ミラーボールが妖しく輝く中展開された、楽器ソロパートは神々しさすらも感じさせました。
12曲目は印象的なダンスと特徴的なサウンドが人気の「等身大ガール」。メンバー同士のダンスの掛け合いのほか、愛佳さんが杏実さんのほっぺたで“あみまんじゅう”を作るかわいいイタズラを行う場面もありました。
13曲目はMAXのカバーで「Ride on time」。管楽器が入ったことによって迫力マシマシの「Ride on time」に会場全体はノリノリに。メンバーの「歌って!」の煽りで「lalalalala〜」と歌うファンの笑顔も非常に印象的でした。
14曲目はガラッと雰囲気を変えての「疑事無功」。クールテイストな楽曲にセクシーなダンスを合わせた人気曲で、今回もバンドメンバー紹介を挟み、それぞれのソロパートが加わったことでさらにクールでスタイリッシュな雰囲気となりました。
終盤では栞音さんから「まだまだいける〜? もっと声出して〜! まだまだ足りない〜!」との声でラップパートがスタートすると会場のボルテージも一気に上昇。バンドメンバーのソロが加わることにより、“その日しか聞けないサウンド”が生み出されるのはまさにライブならではだなと感じさせました。
MC2
MC2では、今回の真っ赤な新衣装について“火の鳥”がコンセプトになっていることが明かされました。また話題は5月に起用が発表された防音マンション「MUSISION(ミュージション)」のWebCMの話に移り、愛佳さんを中心に演技の難しさで盛り上がりました。
15曲目は「あなたのせい」。“恋”をテーマにした楽曲のため、メンバーからは「これまでしてきた恋の思い出を思い出しながらこの曲を聞いてもらいたいと思います」との曲振りでラストブロックに突入です。
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