子どもの熱中症、危険を察知する7つの方法 救命士&保育士夫妻が紹介するライフハックに「しっかり覚えておきたいです」(1/2 ページ)

その場で可能な確認方法。

» 2024年07月02日 09時00分 公開
[羽野源一郎ねとらぼ]

 子どもの熱中症を防ぐために、体調の目安となる点を紹介する動画が、Instagramに投稿されました。記事執筆時点で再生数は75万回を超えており、1万件以上の“いいね”を集めています。

7つの確認方法を紹介

 動画が投稿されたのは、救命士と保育士の夫妻が運営しているアカウント「おつぶ」(@otubu_kosodate)さん。体感気温が大人よりも7度高いとされる子どもを暑さから守るため、7つの確認方法について説明します。

握手でチェック

 まずは「握手する」こと。脱水が進むと手は冷たくなるので、子どもの手を握って体調に異変がないかチェックしてほしいと伝えています。

熱中症を防ぐために脱水症状の兆候である「手の冷たさ」を握手して確認 確認方法の1つ目は「握手」
熱中症を防ぐために脱水症状の兆候である「手の冷たさ」を握手して確認 脱水症状があると手は冷たい

皮膚をチェック

 子どもの「鎖骨付近の皮膚をつまむ」ことも確認手段の1つ。つまんで離した状態から3秒以上すぎても皮膚が元に戻らない場合は、危険な状態にある可能性があります。

熱中症を防ぐために鎖骨付近の皮膚をつまんで3秒以内に戻るかを確認 皮膚をつまんでチェック
熱中症を防ぐために鎖骨付近の皮膚をつまんで3秒以内に戻るかを確認 つまむのは鎖骨付近

脇の下をチェック

 汗を出す「汗腺」が多い脇の下も大事なチェックポイント。子どもの脇の下を触って乾いていないか調べることで、体調を確認できます。

熱中症を防ぐために脇の下が乾いていないかを確認 脇の下も要チェック
熱中症を防ぐために脇の下が乾いていないかを確認 乾いていたら注意が必要

爪をチェック

 皮膚をつまむのと似た方法なのが、「爪を指で押す」こと。圧迫されて白くなっていた爪の色が、指を離して2秒以上すぎても元に戻らない場合は熱中症のサインとされています。

熱中症を防ぐために爪を押して色が2秒以内に戻るかを確認 爪を押して確認
熱中症を防ぐために爪を押して色が2秒以内に戻るかを確認 2秒以上たっても色が戻らないなら熱中症の可能性も

舌と顔色、おむつも確認

 この他にチェックするポイントは、「舌が乾いていないか」「顔が赤くないか」「おむつの状態(おしっこが出ているか)」の3点。すぐに確認できる合計7つのサインを覚えておき、“いざというときに備えてほしい”と呼びかけました。

熱中症を防ぐために舌の状態を確認 舌の状態もチェックポイント
熱中症を防ぐために顔が赤くないかを確認 顔が赤くなっていないかも要確認
熱中症を防ぐためにおしっこの状態をチェック おしっこが出ているかもチェック

大人にも使える確認方法

 なお、これらの確認方法は大人に対しても適用可能とのこと。コメント欄の質問へ答える形で、“子どもが小さいと汗腺は未発達なため汗をかきにくい。爪を押す、皮膚をつまむなどの方法と組み合わせて確認してほしい”と補足しています。

 2人の子どもの親でもある「おつぶ」さん夫妻。Instagramでは、子どものけがや病気を防ぐために注意してほしい点などを紹介しています。

画像提供:「おつぶ」(@otubu_kosodate)さん

おすすめ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news034.jpg 古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」