「外に放すくらいなら燃えるゴミに出して」クワガタ飼育、多くの人が意外と知らない鉄則が200万再生「何言ってんだこいつ…って思ったけど」(1/2 ページ)

ちゃんと理由がありました。

» 2024年08月03日 21時00分 公開
[神奈川はなねとらぼ]

 意外と知らない人が多いクワガタ飼育に関する“基本中の基本”を伝えるショート動画がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で221万再生を突破しています。「燃えるゴミに出しましょう」って……え、どういうことなの?

燃えるゴミ #クワガタ #飼育
クワガタを手放す時は 燃えるゴミに出しましょう?

クワガタが増えすぎたらどうするの?

 投稿者はクワガタやカブトムシの飼育のコツなどを投稿しているYouTubeチャンネル「わたくわチャンネル」。今回は、クワガタ飼育中に“繁殖させて増えすぎた”場合の適切な対応について、視聴者に呼びかける内容です。

 クワガタは種類によって、1匹のメスが50個くらい卵を産むことがある生き物。増えすぎたクワガタを飼いきれなくなったとき、あなたは一体どうしますか? 投稿者は考えられる選択肢として、5つの方法を紹介しています。

クワガタを手放す時は 繁殖させたクワガタが
クワガタを手放す時は 飼いきれなくなったとき

 1つ目の選択肢は「譲渡」。引き取り手を探したり、ホームセンターや専門店に相談して引き取ってもらったりする方法があります。2つ目は「販売」。ヤフオクに出品する、または専門店に買い取ってもらう方法です。

クワガタを手放す時は (1)譲渡
クワガタを手放す時は (2)販売

 3つ目は「標本」。薬品でしめ、標本にしてコレクションする方法です。4つ目は「燃えるゴミ」。殺してからゴミ箱に捨てる方法です。

クワガタを手放す時は (3)標本
クワガタを手放す時は (4)燃えるゴミ

 5つ目は「外に逃す」。広い世界で生きてほしいので、野外に放してあげる方法です。動画は「さすがに4番(燃えるゴミ)はひどすぎるので選ばないと思いますが」とした上で、本当にひどいのは5番だということを伝えます。

クワガタを手放す時は (5)外に逃す

 5番がダメな理由。それは、飼育した虫を野外に放すと生態系への影響が懸念されるためです。環境省はクワガタを含む外国産甲虫類について、日本の固有種に影響を及ぼす恐れがあることなどから、野外へ放さないよう注意を呼びかけ、多くの外国産甲虫類を「定着予防外来種」に指定しています。

 投稿者はそれらが野外に放され、生態系に影響に及ぼした場合、多くの外国産甲虫類が法律によって輸入・販売が規制されたり、飼育が禁止されたりする可能性があることを懸念しています。

 「どうしても飼えなくなったからと言って野外にクワガタを放すくらいなら 燃えるゴミに出しましょう」という呼びかけは当然ながら極論であり、投稿者は遺棄を推奨していません。“繁殖させて増えすぎた”といったことにならないよう適切に飼育・管理を徹底し、種を問わず生き物を飼育する際は終生飼養を基本としましょう。

クワガタを手放す時は 生態系への影響が
クワガタを手放す時は 外国産クワガタの飼育が禁止される可能性も

 コメント欄には「(5)はやばくない?と思ったら、しっかりしてて安心しました」「全ペット共通でのルール『飼うなら捨てるな、捨てるなら飼うな』です」「最初『外に逃がす』って言い始めた時 何言ってんだこいつ…って思ったけどちゃんとしてて良かった」といった声が寄せられています。

 こちらのチャンネルでは、YouTubeの他、X(Twitter)(@watakuwa_1911)でも情報を発信中。別の日のYouTube投稿では、クワガタ飼育にかかるお金やクワガタが死んでしまう原因、スズメバチの前でやってはいけないことなど、生き物に関するさまざまな情報を見ることができます。

クワガタ飼育にかかるお金 #クワガタ #飼育
クワガタを殺す方法 #クワガタ #飼育
スズメバチの前でやってはいけないこと

画像提供:YouTubeチャンネル「わたくわチャンネル

オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2409/09/news105.jpg 合宿前の兄たち、0歳末っ子と離れたくなくて…… メロメロな“別れの光景”に「あーもうなんて尊い」「幸せ」430万再生突破
  2. /nl/articles/2409/13/news140.jpg 「マフラーの音が自慢」 平野紫耀の“イケメン弟”、“1400万円の高級外車”お披露目にダウンタウンら「ウソやろ!?」「カッコイイなぁ」
  3. /nl/articles/2409/12/news174.jpg ホロライブ・天音かなた、“まさかのやらかし”でゲームを開始できず配信を終了してしまい視聴者爆笑 「伝説の配信」「終わったw」
  4. /nl/articles/2409/13/news158.jpg 「資さんうどん」関東第1号店は千葉に 2024年冬オープン 東京1号店は2025年に
  5. /nl/articles/2409/12/news004.jpg 雑草だらけの庭が“たった1台の草刈り機”で…… “見事な変化”に7000万再生 「よくやった」「まさにプロ」
  6. /nl/articles/2409/13/news194.jpg 「浮ついた気持ちあった」 “30万人が視聴”有名ストリーマー、セクシー女優との“不倫疑惑”を弁明
  7. /nl/articles/2409/13/news079.jpg 「脳がおかしくなった」 新宿駅を出る→“まさかの光景”に思わず三度見 「意味わからん」「田舎者にはマジでダンジョン」
  8. /nl/articles/2409/12/news180.jpg 「このレベルは見たことない」 阪神甲子園球場がゲリラ豪雨で試合中止 驚きの光景に「エグすぎでしょ」「野球どころじゃなかった」
  9. /nl/articles/2409/07/news027.jpg “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  10. /nl/articles/2409/12/news020.jpg メルカリで300円の紙モノセットを購入してみたら…… 驚きの中身に「とても素敵」「破格ですね」
先週の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  3. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  4. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声
  5. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  6. 猛毒ガエルをしゃぶった30分後、口がとんでもないことに…… 直視できない異常症状に「死なないで」「この人が苦しむってよっぽど」
  7. 33歳の「西郷どん」二神光さん、バイク転倒事故での急逝に衝撃 1年前の共演者は“願い”明かし「叶わないなんて」
  8. 「コレ入れると草が生えない」 外構工事のプロがやっている“究極の雑草対策”に注目
  9. 「へー知らんかった」 わずか7年で“消えた駅” 東京メトロが明かす“知れば納得の歴史” 「だからあんなに……」
  10. 秋葉原のトレカ店が“買い占め被害” 近隣店とその常連客が共謀し“全口購入の人員確保” 「大変遺憾で残念な限り」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」