「外に放すくらいなら燃えるゴミに出して」クワガタ飼育、多くの人が意外と知らない鉄則が200万再生「何言ってんだこいつ…って思ったけど」(1/2 ページ)
ちゃんと理由がありました。
意外と知らない人が多いクワガタ飼育に関する“基本中の基本”を伝えるショート動画がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で221万再生を突破しています。「燃えるゴミに出しましょう」って……え、どういうことなの?
クワガタが増えすぎたらどうするの?
投稿者はクワガタやカブトムシの飼育のコツなどを投稿しているYouTubeチャンネル「わたくわチャンネル」。今回は、クワガタ飼育中に“繁殖させて増えすぎた”場合の適切な対応について、視聴者に呼びかける内容です。
クワガタは種類によって、1匹のメスが50個くらい卵を産むことがある生き物。増えすぎたクワガタを飼いきれなくなったとき、あなたは一体どうしますか? 投稿者は考えられる選択肢として、5つの方法を紹介しています。
1つ目の選択肢は「譲渡」。引き取り手を探したり、ホームセンターや専門店に相談して引き取ってもらったりする方法があります。2つ目は「販売」。ヤフオクに出品する、または専門店に買い取ってもらう方法です。
3つ目は「標本」。薬品でしめ、標本にしてコレクションする方法です。4つ目は「燃えるゴミ」。殺してからゴミ箱に捨てる方法です。
5つ目は「外に逃す」。広い世界で生きてほしいので、野外に放してあげる方法です。動画は「さすがに4番(燃えるゴミ)はひどすぎるので選ばないと思いますが」とした上で、本当にひどいのは5番だということを伝えます。
5番がダメな理由。それは、飼育した虫を野外に放すと生態系への影響が懸念されるためです。環境省はクワガタを含む外国産甲虫類について、日本の固有種に影響を及ぼす恐れがあることなどから、野外へ放さないよう注意を呼びかけ、多くの外国産甲虫類を「定着予防外来種」に指定しています。
投稿者はそれらが野外に放され、生態系に影響に及ぼした場合、多くの外国産甲虫類が法律によって輸入・販売が規制されたり、飼育が禁止されたりする可能性があることを懸念しています。
「どうしても飼えなくなったからと言って野外にクワガタを放すくらいなら 燃えるゴミに出しましょう」という呼びかけは当然ながら極論であり、投稿者は遺棄を推奨していません。“繁殖させて増えすぎた”といったことにならないよう適切に飼育・管理を徹底し、種を問わず生き物を飼育する際は終生飼養を基本としましょう。
コメント欄には「(5)はやばくない?と思ったら、しっかりしてて安心しました」「全ペット共通でのルール『飼うなら捨てるな、捨てるなら飼うな』です」「最初『外に逃がす』って言い始めた時 何言ってんだこいつ…って思ったけどちゃんとしてて良かった」といった声が寄せられています。
こちらのチャンネルでは、YouTubeの他、X(Twitter)(@watakuwa_1911)でも情報を発信中。別の日のYouTube投稿では、クワガタ飼育にかかるお金やクワガタが死んでしまう原因、スズメバチの前でやってはいけないことなど、生き物に関するさまざまな情報を見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「わたくわチャンネル」
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