侵入禁止のお店にやってきたクオッカ お約束のような“入店→即退店コンボ”に「ステッカーが欲しい」「常連なんだろうなぁ」(1/3 ページ)

キュートな無法者。

» 2024年08月21日 18時00分 公開
[アルパカ師匠ねとらぼ]

 侵入禁止シールを無視して勝手に入店してしまうクオッカがX(旧Twitter)に投稿されました。記事執筆時点で動画は17万件以上表示され、4600以上の“いいね”を獲得。野生動物らしさが感じられる自由なムーブが「常連なんだろうなぁ」「全然見てないんだから」と話題になっています。

 豪ロットネスト島のパン屋さんを訪れたのはクアッカワラビー(別称クオッカ)の親子。撮影したのは、以前トサカレンカクの親鳥の収納力を発信した谷田部佑さん(@yatabeyu)です。

 ロットネスト島に多く生息しているクオッカはその人懐っこさからか、たまに街中にまで出てきてしまいます。反面、保護されているので人間がエサをあげたり触ったりすることはできません。なので建物に入ってきてしまうと困ったことに……。

 その対策(?)として、お店の入り口には薄い透明な板が設置されています。分かりやすいように“クオッカ侵入禁止”のシールまで貼ってあるので安心──とはならないのが自然界の面白いところ。

クオッカ侵入禁止!

袋に入りたがるクオッカ 無になる母クオッカ

 おなかをすかせているのでしょう、パン屋さんの前で赤ちゃんクオッカがお母さんのおなかの袋を覗き込みます。有袋類であるクオッカの袋の中ではお乳が飲めるのですが、もう赤ちゃんがそういう大きさではないのか、中には入れてもらえませんでした。

 代わりにお母さんはクルリと向きを変えます。目的はもちろんパン屋さん──経験や匂いから、中に食料があるのを分かっているのかもしれません。ですが入り口には例の“クオッカ侵入禁止”シールが。それでもお母さんはちょこちょこ進んでいきます。

シールの効果は……?

お店に入るクオッカ 行っちゃった……

 透明な板を少しだけ気にしたお母さんでしたが、ステッカーには目もくれず、鼻先を器用に板の境目に差し入れスルスルと中に入っていってしまいました。まさに「あっ……」という間の出来事。しかも残された赤ちゃんが続いて入るのも時間の問題に見えます。

 そう、残念ながら“クオッカ侵入禁止”シールは意味がなかったのです……! 当然ながらお店側も本気で禁止が通じる相手と思ってはいないはず──いわばステッカーは他のお客さまの目を楽しませる、粋なジョークなのでしょう。

 ちなみにクオッカは店員さんたちに上手く誘導され、すぐに退店させられていました。撮影者さんによると「その繰り返し」なんだとか。それでも入ってきちゃうなんて、よっぽど良い匂いがする安全なお店なんでしょうね!

 現在オーストラリア一周中の谷田部佑さんのX(@yatabeyu)では、メインの野鳥や他のいきもの、美しい風景が公開されています。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2409/15/news052.jpg 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  2. /nl/articles/2409/14/news009.jpg そうはならんやろ “バラの絵”を芸術的に描いたら……“まさかの結果”が200万再生 「予想を超えてきた」【海外】
  3. /nl/articles/2409/16/news020.jpg 「猛犬注意! 触らないでください」と貼られたフェンスをのぞいたら…… 吹き出し注意の光景に「ちょっと!www」「休憩中?」
  4. /nl/articles/2409/16/news032.jpg 100均の紙粘土でこのクオリティーを!? 『ファイブスター物語』のモーターヘッドを制作、野生の原型師に称賛
  5. /nl/articles/2409/16/news010.jpg 100均のクッションゴム、まさかの使い方に目からウロコ 家中の“プチストレス解消法”に「思いつかなかった!」「これはすごい」
  6. /nl/articles/2409/16/news037.jpg 「とんでもなく遠い」 空港に向かうドライバーを絶望させる“衝撃の標識”が話題 「なぜそこに」「飛行機が必要そうな距離」
  7. /nl/articles/2409/11/news120.jpg 「やば絵文字」見つけた―― LINEで送られてきた“見たこともない絵文字”の正体が予想外 「え、ほしい」「どうやって使うんや」
  8. /nl/articles/2409/16/news018.jpg 88歳女性「誰もしてないようなメッシュにしたい」→驚がくの大変身が850万再生 「どぅえええええ?!」「カッコ良すぎて憧れます」
  9. /nl/articles/2409/16/news034.jpg フーセンガムの「あたり」を磨き続けたら…… “とんでもない発想”が斜め上すぎる 「もうええやろw」「今までで一番理解できない」
  10. /nl/articles/2409/16/news031.jpg 仙猫カリン様そっくりだった子猫、3年後には…… 「本物だ」「想像以上にカリン様」と反響を呼ぶ成長っぷりが10万いいね
先週の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  3. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  4. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声
  5. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  6. 猛毒ガエルをしゃぶった30分後、口がとんでもないことに…… 直視できない異常症状に「死なないで」「この人が苦しむってよっぽど」
  7. 33歳の「西郷どん」二神光さん、バイク転倒事故での急逝に衝撃 1年前の共演者は“願い”明かし「叶わないなんて」
  8. 「コレ入れると草が生えない」 外構工事のプロがやっている“究極の雑草対策”に注目
  9. 「へー知らんかった」 わずか7年で“消えた駅” 東京メトロが明かす“知れば納得の歴史” 「だからあんなに……」
  10. 秋葉原のトレカ店が“買い占め被害” 近隣店とその常連客が共謀し“全口購入の人員確保” 「大変遺憾で残念な限り」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」