絶妙グラデのシーリングスタンプ → “まさかの方法”で色選びしたら…… 奇跡の美しさへ「息を飲みました」「絵画のよう」（1/2 ページ）

偶然が奇跡に。

[川上酒乃，ねとらぼ]

　シーリングワックスを“運命に任せて”選び、溶かしてみたら……？　まったく予想できない美しい組み合わせの連続に、思わずくぎ付けになってしまう動画がYouTubeで話題になっています。動画は記事執筆時点で21万回以上再生され、多くの反響が寄せられました。

流行が続く「シーリングスタンプ」

　シーリングスタンプとは、手紙や封筒を封印するために使われる道具のこと。ラッピングに取り入れたり、身の回りの物をデコレーションしたりと、手紙に添える以外にもさまざまな使い道があります。

　文具好きな女性を中心に流行が続いており、クラシカルで美しい模様のスタンプヘッドやカラフルな蝋（ろう）が続々登場。道具は文具店や雑貨店、専門店で購入するのが一般的ですが、最近では100円ショップでも販売されており、手軽に始められるようになっています。

ランダムに選んだ異色のシーリングワックス

　今回紹介する動画を投稿したのは、チャンネル登録者22万人を超える韓国の人気YouTuber「Melts」（@meltss）さん。日頃から美しいシーリングワックスやスタンプの制作風景を発信しています。

　シーリングスタンプに使用するワックスは、複数色をミックスするのが定番。スタンプヘッドのデザインや、仕上がりイメージを考りょして選ぶのが一般的です。

　しかし、今回Meltsさんはそのルールにとらわれず、さまざまなカラーのワックスをジャラジャラッとガラスケースに入れ、専用スプーンでざっくりすくい上げたものを溶かすことに。どんな色になるかは全くわからない、“ガチャ”のような色選びに心が躍ります。

法則性のないガラスケースに入れられたワックスたち

　溶かす前のワックスは星や花などの形になっており、まるでビーズのようにキュート。それを適当にすくい上げると、同系色の中に普段はミックスしないような全く異色のカラーが混ざり込みます。

　ランダムに選ばれたワックスを溶かし、スタンプヘッドでどんどん押していくMeltsさん。イエロー、ホワイト、グリーン、ブルー、水色というカラーの系統が近いワックスの中にブロンズのワックスが混ざったパターンでは、絶妙に分かれたセクションに赤っぽいブロンズが流れ込み、まるで夕方から夜に移り変わる空のような色合いになりました。なんて美しいの……！

溶かしている様子

　他にもコーラルと淡いグリーンの組み合わせやブロンズ、ラメのネイビー、クリームの組み合わせなど、次々と奇跡的に美しいシーリングワックスが誕生します。

不思議な魅力を放つスクラップワックスもランダムで選ぶ

　次に、シーリングスタンプをおした後に出るスクラップワックスをランダムに選んで溶かしてみると……？　これはより複雑な色合いとなり、なんとゴッホやモネの絵画のような風合いになったものもありました。多くはマーブル模様となり、そのミステリアスな雰囲気の新たな魅力に気付かされます。

今回Meltsさんが作ったシーリングワックスたち

　なお、Meltsさんは20個以上作った中で、移り変わる空模様のようなワックスと、パープル系のシックなもの、グリーンやイエロー、ブルーの中にオレンジが溶け込んでいるマーブル模様のものをお気に入りとして選んでいます。

絶対に再現できないシーリングスタンプに反響

　動画には「息を飲みました」「どれも絵画のように見えます」「夜明けに太陽を連れてくる蝶のようにきれい」「血に染まったようなバラのスタンプが美しすぎます」とお気に入りのスタンプを絶賛する声が多数寄せられました。また、「ランダムワックスシリーズが大好き！」「ランダムは予期せぬ色味がきれいに出てくる」「予想外の色の組み合わせから作られたスタンプがすてき」と、企画自体への称賛も寄せられています。

画像はYouTubeチャンネル「Melts」（@meltss）から引用